突然ですが、スイフトスポーツ(ZC33S)の内装色ってどう思います? あのベージュ色。
「どう?って~普通じゃね?」
とか思われてる方が大多数とは思うんですが・・・「スポーツ」ならばもうちょいスタイリッシュに黒系にして欲しかったなぁ…なんて思いつつ月日は流れていきまして。
3年過ぎちゃうと「新車の状態を維持しておきたい~」って願望も日々薄れてくるのは仕方ないかもなんですが、手を加える範囲と勢いが増々に。
徐々に吹っ切れた感は否めません(汗)
ということで、「とうとう」というか「ついに」なのか。。。
あのベージュ色の内装を黒塗装していきます!
あっ、というわけで今回はただひたすら分解した内装パーツ塗装していくだけのお話。
気になる方はお付き合いください~(^^)
まずは内装パネル・パーツを分解
内装を塗装するといっても当たり前ですが、ドア開けてマスキングして塗るわけにはいきませんからね。
まずは内装パネルやパーツを分解、分解。
っと、ここで各パーツの分解方法なんかまとめてたらまたもダラダラ長い記事になっちゃうので、その辺は別記事にまとめてます ↓
ここではちょこっとダイジェストや細かいところをご紹介。

ルームランプですね。
これ、まだスイッチ部分が分解できるんです。

裏にあるビスを外すとスイッチが外れます。

ビスが外れると同時にスイッチ部の金具・丸い玉・バネが取れるのでなくさないように保管。

分解した内装パネルたち。
あまり気にせず塗っても良いけど塗りたくない箇所はマスキング。
塗装しにくい箇所、塗装箇所が養生シートに接してしまう箇所なんかは台やスペーサーで浮かせておかないと絶対に失敗するので注意。

アシストグリップはバネで戻ってくるのでマスキングで固定。一旦この面を塗って乾いてから反対側を塗装する作戦。
ただこのバネの力が強くてマスキングで固定しててもいつの間にかパチンっと戻ってしまう。
固定するならガムテとか養生テープがおすすめ。

細かいパーツはこんな感じで浮かせて塗装しやすいように工夫しておいた方が後悔しない。
脱脂・下地処理

並べる前でもOKですが、いつものシリコンオフで脱脂していく。
あっ、ちなみに今回は足付けはしません。
内装なんでダメージも低いだろうし、ほとんどのパネルがシボ加工されてるので脱脂さえしっかりしてれば、ある程度密着性も良いかな。っという言い訳。
シリコンオフとウエスでゴシゴシしてると静電気が大量発生!からのホコリ吸着~!なので脱脂後は念入りホコリ取りしておきましょう。

下地はプラサフも考えましたが、ミッチャクロンマルチを選択。
すぐ垂れちゃうので薄~く2回塗りしてきました。

全体をミッチャクロンマルチを塗布完了したらしばらく放置。
あとは黒塗装していくだけ。
樹脂パネル・小物の黒塗装
では塗装ですね。
今回、小物関係は樹脂製とサンバイザーのビニール?製があるので2種類のスプレーを使用。

樹脂製の箇所にはこれ↑ つや消しブラック。
購入したのは2本。 参考までに約1.5本分で足りました。

サンバイザーにはこれ ↑ この手の塗装では有名な染めQですね。
この染めQ。 購入したのは1本のみ。
柔軟性があるため、プラスティックだろうと布だろうとしっかりと密着してくれる優れもの。
「なら全部、染めQで塗っちゃえば良くね?」
はい、その通り。ただ問題が。。。この染めQ・・・
バカ高いっ!
あっ、バカ言ったらいけないですね(汗) 良いものって非常にお高めの価格設定でして…
しかも塗って分かったことですが、多少の艶が出るんですよね。
なので艶感、色合いを合わせたいなら多少課金してでも染めQ一択でもOKと思いますよ。

まずはパラッと1回吹き。
ホコリや弾きがないか確認しながらしばし乾燥。

2回目からは少々本気出して塗装。
計3回で仕上げました。




つや消しブラック、如何でしょう?
良い感じに仕上がってると自画自賛。

ルームランプも組み上げたらこんな感じ。
塗装したなんて分からないくらいの自然な仕上がり~自画自賛×2回目w

サンバイザーの染めQ塗装。

分かりますかね?若干の艶感。
このくらいの艶感がお好みなら全部を染めQでもアリかな。
ちなみに分解して塗装なんですが、分解できないものがありまして。。

唯一の1枚がボケボケ(汗)
シートベルトの固定部。
シートベルトが外れないのでベルトをマスキングして半分ずつ塗装。

半分塗って乾かして、また残りの半分って感じで塗装。
4箇所あるのでマスキング面倒ですが仕方ない。。

つや消しブラックで塗装。
この塗料、ムラになりにくく仕上がり良いのでおすすめ。評価高いだけあるわ。
ルーフライニングの黒塗装

樹脂系の小物パーツは、まぁいつも通りにって感じで塗装しましたが、問題はこれ。
ルーフライニング。
巷では「染めQ」「墨汁」なんかが定番のようだけどブロガーとしては、どーしても真似たくない。。
ってことで物色してて発見したのがこれ。

「フラッグカラー」なる塗料。
これ何なのかというと「布にそのまま描ける合成樹脂性の旗専門絵具」らしい。
運動会や文化祭などで旗を自作したりするときに使う塗料で水性なのに乾くと耐水性があるという優れもの。
しかもそこそこ安い。 ってことで4ヶ購入。
そして次に考えるのが「何で塗るか?」
素人はローラー、プロはエアスプレーガンでされてるのは見かけたが面白くない。
なので

その辺のスプレーでシュッシュッシュとしてみます!

っというわけで、ルーフライニングはこのコンビで塗装していきます!

フラッグカラーは文字書き用でもあるので少々硬め。
10%くらいは水で薄めてOKみたいなのである程度薄めて使ってみる。
調べた限り誰もこんなことやったことないようなので答えがありません。。。

試しに一吹き。 あ~行けそう!
ただ、塗料がまだ硬いのかスプレーのレバーが戻ってこない(汗)なので戻すのも補助しながらだと噴射できそう。

ってことで、ひとまずフラッグカラー1本分使って塗れるだけ塗ってみた。
まぁ、まだまだムラムラ。これは想定内。というか結構塗れたほうかと。

2本め使い切ってこのくらい。なんかもう良さそうじゃね?
ってことで時間も遅くなったのでこの日は完了。明日まで乾燥させてみます。
で、翌日の朝。乾燥した状態は?

おっ!うん? あ~ね、、まだムラが残ってますな。
というわけで、急いでもう1本追加!!

ちょいと想定外の予定になってしまったのでバタバタ追加塗装して、暑いのに強制乾燥~(汗)
ただ、ご覧の通りなかなかの黒感が出てます!ムラもほとんどなし。
なので、スイスポのルーフライニングはフラッグカラー3本で塗りきれます!(1本余った…どうしよう)
ちなみに乾燥後の感触は若干ペタペタ感が残ります。(2週間経過後で)ただ基本的に触ることもないし問題ないかなと。
全て乾燥できたら組み立て
あとは分解した逆順で組み立て完了。
細かい箇所は割愛。

どでしょか?
全くイメージが変わりますね!!

サンバイザー・ルームランプ・ルームミラー・ルーフライニング 全部が黒色。


左右のAピラーも良い感じ。
ブースト計のフードもようやく同色になりました!

リア側も同色になって締まりましたね。

ただ、車内が暗く感じるは仕方ないかな。
汚れも目立たないだろうし全く問題ないです。
~後日~ 黒塗装箇所を追加施工
内装ベージュ色を黒色に統一して良い感じでルンルン気分でしたが、最後に心残りの部分が。
スイスポ乗りならお察しかもですがココですね ↓

「ドアスイッチパネル」って言うんですかね。
カーボン風とも言えない、しかも真っ赤でもない・・・否定してる訳ではないんだけど内装が黒一色になると目立つこと目立つこと。。
そして同様の色のココ ↓

「センターコンソールパネル」ですね。
市販品では外装パネルでお世話になっている「セカンドステージ」さんからも貼付けタイプのパネルが販売されてるくらいなので、それだけみんなどうにかしたいと思ってるのかと。
やることは塗装するだけなのでチャチャッとバラしていこうかね~ってノリでドアスイッチパネルを外そうとしたけどそのままではどうも外せそうになさげ。。。
構造見てると…どうやら一旦ドアの内パネルを外す必要がありそう(汗)
急がば回れってのはこんな作業のときに使うためにできた言葉でしょう。正当にバラしていきます。。

早速ドアの内パネルを外します。
外し方はデッドニングをしたときの別記事を参照ください ↓

構造見たら分かると思うので詳しい外し方は割愛しますが、ビスと爪で固定されてるだけなので外すのは難しくないと思います。爪が多くて面倒だけど…


ドアスイッチパネル部が外れました。




パネル単体を外します。
また爪だらけ(汗)


ようやく外れた・・・
想定外な作業…甘く見てました。。


センターコンソールパネルは少々硬いけど引っ張れば取れます。

このシルバー部分はちょっと真っ黒にはせず、違う感じに塗装したいのでこれも外します。


また爪…

ふ~。外せました。
いざ塗装準備へ

曲面が多いので足付けはスコッチブライトの仕上げ磨き用で。


艶が引くまでゴシゴシ。
脱脂後、ミッチャクロンマルチを塗布。

黒塗装には安くて評判が良いこちらを選択 ↑
あえての艶ありです。


1回目はパラ吹き、計3回塗りで仕上げ。(画像は1回目)

センターコンソールパネルのシルバー部分はスモークシルバー風にしてみようかと。
背景に色違いのテールランプがあるのは次の企画なので見えてないことにしてもらって…(^_^;)
足付けせず脱脂→ミッチャクロンマルチで乾かしてから・・・


プラモで有名なタミヤのスモークスプレー!

しっかり脱脂したものの弾いてる(汗) やはり足付けは必要だったかな…
厚塗りすると落ち着くかもなので、様子見ながら塗ってみます。

弾きを気にしてたらスモークシルバーどころか「ほぼ黒」に。。。あえて塗らずシルバーのままってのもありだったかも。
まぁ、良いか。

内装だけど仕上げは定番のウレタンクリア。
今のところコレがお気に入り。
ウレタンクリアスプレーの使い方などはこちらを参照 ↓
ってことで全ての塗装が完了したので半日くらい乾かして組戻していきます。


ドアスイッチパネル ↑
なかなか良くないですか? ただの真っ黒なんですが…

運転席側 ↑

助手席側 ↑

センターコンソールパネルも良い感じにまとまりました。
シルバー部分もオリジナリティが出てる気がします(笑)
ここまで見てお気づきの方もいるかもですが、スイスポには同じような柄のパネルがありますよね。
そう「インパネパネル」ね。

実は結構前にカーボンシートを貼ってまだまだ良い感じなので今回はそのままってことに。
ということで追加のパネル塗装はこれで完了!
最後に比較画像を載せときます ↓

内装 黒塗装 まとめ

今回は内装のベージュ色を全て黒色に塗装してみました。
賛否あるとは思いますが、個人的には非常に満足。
正直、手間と時間は掛かりますが費用的には数千円なので全然お手軽なカスタムなんじゃないかなと。
内装を大幅イメチェンしたい方は挑戦してみては?
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