最近めっきりカスタムネタが思いつかずメンテナンス系ばかりをアップしている気がします(汗)
で、今回もそっち系。。
といっても見た目もカッコ良くなるからこれはカスタムか・・・いやメンテナンスかな。
現在の愛車「スイフトスポーツ ZC33S」。色々と自分でカスタムしては記事アップしてとせっせと頑張っていますが、パーツ取り付けの次くらいに多いネタが「未塗装樹脂対策」なんですね。
本ブログに辿り着いた皆さんはおそらく「スイスポ乗りの車好き」または「スイスポに乗りたい車好き」ではないでしょうか?
そんなスイスポ好きでこれからも末永く愛車をキレイな状態を維持していきたい~って思っている方の共通の悩みが「未塗装樹脂の白化問題」では? そうですね? いやいや良く分かります~はい。
どれだけカスタムしてバカッ速くなっても未塗装樹脂が熱や紫外線で劣化して白っぽくなっているだけで幻滅してしまいますよね…人間でいうと老いを感じるというか(泣)
我が愛車も少しでも若々しくありたいと様々な対策をしてきました。
ZC33Sで白化していく代表的な箇所にはSecondStageから販売されているカバー↓
正直、少々値が張りますが貼り付けるだけの簡単施工で見違えるほど見栄えが良くなること!本当におすすめできるパーツです。
そしてZC33Sにはこのようなカバーではカバーできない(?) 未塗装樹脂パーツが。
そう、残ったのはこの「カーボン調のエアロ」ですよね。
この部分もカバーがあるなら買いたいし、無いなら社外エアロを付けようか…まで思いましたが個人的には純正のままで十分満足してまして。白化しなければですが…
ってことでこのカーボン調の箇所には専用のガラスコーティング剤で延命処置を↓
未塗装樹脂専用のガラスコーティング剤だけあって若返り効果は抜群で、その化けの皮(笑)は約2年弱は持続しました。うん、実に優秀。
ただこの化けの皮が剥がれた後が少々厄介でして…
↑完全に粉吹いたような状態…
表面のガラス被膜が微妙に剥がれてしまい、洗車しても取れないわコーティングしても誤魔化せないわの状態になってしまいました・・・
ってことで、今回はこの化けの皮を対策したというお話。
ZC33S カーボン調未塗装樹脂を塗装│下準備
ではでは、早速準備に掛かります。
自家塗装に関してはいくつか記事出してます。ウレタンクリアーについては詳細はそちらをどうぞ。
今回塗装していくのはカーボン調の部分なので
- サイドステップ
- フロントリップ
- リアバンパー
になりますね。
塗装するのであれば全部分解して塗装しやすい状態にするのがベスト!…ってのは理解している上でサイドステップだけ分解(汗) フロントとリアはマスキングのみでやっちゃいます。。
別記事用の作業も同時進行していたので時間短縮のためでして。やむを得ずということです。
きっちり分解して作業したいならフロントバンパーの分解方法はこちらを参考に↓
サイドステップ分解
サイドステップは比較的簡単に分解できるので外して塗装していきます。
固定は基本クリップのみ。
フロントとリアのタイヤハウスにクリップがあるので、マイナスドライバーなどで中心部を持ち上げて外します。
底面には同じ間隔で大きめのクリップ。
↑クリップこの2種類。
上の大きいのが底面、下の小さいのがタイヤハウス側面のクリップ。
側面もクリップでハマっているだけなのでガバっと引っ張れば比較的簡単に外せます。
もしクリップがボディーに残ったら内張り剥がしなどで取り外してサイドステップ側にセットしておきます。
サイドステップを取り外す際、内部に結構砂や小さい砂利が入っていたりしますので、ジャッキアップして真下で作業する場合は気を付けてください。顔中が砂まみれになりますよ。
サイドステップのフロント側には片側2箇所に両面テープで固定されています。(画像では1枚剥がれてますが)
取り付けの際には準備が必要です。
フロントリップ・リアバンパーのマスキング
それなりの面倒くさがりではありますが、仕上がりに大きな影響があるのでマスキングはキチンとします。
まずフロント↓
細かい箇所は細めのマスキングテープで縁取りして広い面はマスカーでガバっと養生。
雑さが目立つのでこれ以上の拡大はしませんw
リアも養生↓
うん、まぁ、ね。自己責任なのでOK!
続いて下地処理へ。
下地処理・磨き・足付け
下地処理の最後は塗装面を磨いて不純物を取り除き、塗料がしっかり付着して剥がれないように足付けをしていきます。
手持ちのもので色々試しましたが、作業性はコレが一番良かった↑
足付けもそうですが、その前に過去塗布して劣化したガラスコーティング剤を剥がすことも必要になるし、あまり粗めの研磨剤使うと表面のカーボン調に深い傷を入れてしまう・・・
ってなるとこの番手くらいで地道にコシコシしてくのが最善かと。
もちろん、ガラスコーティングなどしてない場合でもこのくらいで足付けしていれば問題ないと思います。
↑ザザーッと磨いた状態。
薄っすら白っぽくなってしまいますがこれでOKです。
あとはシリコンオフなどで脱脂して塗装前の準備は完了。注意しておきたいのは脱脂で拭き上げる際にウエスの繊維などがなるべく残らないように注意しましょう。塗装したら表面がブツブツになりますので。
サイドステップで要領を掴んだらフロントリップとリアバンパーも同様に磨いていきます。
ZC33S カーボン調未塗装樹脂を塗装│塗装
下地処理ができたのでいよいよ塗装していきます。
塗装としては下塗り→上塗り、それぞれ2~3回でいきます。
過去記事では下塗りにはミッチャクロンを使いましたが、今回の下塗りにはバンパープライマーを使用。深い意味はありません。こっちが一般的なので。
まずは全体に薄くパラ吹きして様子見。
弾きや表面の乱れがなければ2回目から普通に吹いていきます。気候にもよりますが約20分間隔で3回程度塗ります。
続いて上塗りのウレタンクリアーで塗装。
樹脂が白けてしまったらと思いブラックの塗料も準備していましたが、プライマー塗った時にそれなりの艶が出たので飛ばしました。
クリア塗装はいつものこいつ。
2液性のウレタン塗料で厚み、光沢、強度が断然違います。
他箇所でもお世話になり、今回3回目の購入。
まず底面のピンを押し込み、ひっくり返して5~10分程度放置。
その後、腕がパンパンになるくらい振ります。
塗装は同じくパラ吹きから。3回目くらいで艶がでるくらいまで乗せていきます。
よく「垂れる直前が1番艶が出る」なんて言いますが、垂れる直前で止めても垂れます(汗) 塗ってたら分かりますが吹いているとフワッと艶が出るときがあるのでそこで止める。欲張らない。無理しない。これが鉄則です。(偉そうに言ってますが良く垂らしています…)
で、塗装直後がこちら↓
屋内のLED照明で照らしているのもあって、ギラツキ具合が少々きついですね…あとで全体画像を紹介しますが実際はそこまでギラギラしてませんのでご安心を。(好みによりますけどね)
忘れてましたがフロントバンパー部分↑
フロントリップ↑
リアバンパー↑
この状態で一晩乾燥させておきます。
ZC33S カーボン調未塗装樹脂を塗装│完成
塗装の翌日。っといっても昼過ぎですが…
早速、作業再開です。
マスキングを剥がしてサイドステップを取り付けます。
サイドステップは2箇所に新しい両面テープを貼っておくのを忘れずに。
で、取り付け完成↓
フロントバンパー↓
リアバンパー↓
反射がきつくてギラついてますね。自分も少々焦りました…
でも屋外で見たら↓
どうでしょうか??
個人的には艶はありますが、そこまで下品ではないかなと。好みかな…
艶々が好みでなかったら艶消しもあるので検討してみては如何でしょうか?
これでひとまず未塗装樹脂の劣化対策は全て完了!
リーズナブルなのに軽快で楽しいスイスポですがその分、気になる点などもあり手間が掛かります。。それが好きでやっているのですがw
スイスポだけでなく、最近の車(特にSUV系)にもまだまだ未塗装樹脂は使われていますので、劣化してしまう前に塗装するのもありかもしれませんよ。
どちらにせよ自己責任の作業ですが、参考になれば嬉しいです!
↓ちなみにこの塗装と同時にしていたのがコレ↓
コメント
はじめまして。
スイフトスポーツに乗っています。
興味深く記事を拝見しました。
その後樹脂パーツの塗装の具合はどうでしょうか?
自分の車も樹脂パーツが気になるのでその後どうなのか知りたいです。
やまいしさん
コメントありがとうございます!
基本、青空駐車ですけど今もキレイな状態を保ってます。
ただ施工してまだ1年しか経ってないので今後は分かりませんのでご理解ください💦
他の記事でも書いてますが、塗装の持ちは下地処理で決まると思ってます。
面倒で早く仕上げたい気持ちを抑えて頑張りましょう!