ZC33S ブレーキパッド交換│交換作業(フロント)
まずはフロントからやっていきます。
作業はフロントもリアもあまり変わらないので、フロントを詳しく説明していきます。
純正パッドの取り外し

まずはジャッキアップしてタイヤを外します。
キャリパーカバーが黄金色しててすみません。悪趣味ですか?…すみません。
キャリパーカバーの塗装に関してはこちら↓

まずはキャリパーカバーの裏側にあるボルト(キャリパーピンボルトって言うのかな?)を緩めます。

メガネは14mm。
手でコンコン叩けば緩むくらいのトルクです。

やり方は様々みたいですが、片方だけ外してやってみます。(両方外してカバーを取ってもOK)
上側のボルトは外さず緩めるだけ。

下側だけ外します。

外せました。大切に保管、保管。

すると上のボルトを軸にキャリパーカバーが開きます。
前だけジャッキアップしたら持ち上げたカバーは上に乗っかかる感じになって落ちないと思います。倒れてきそうなら何かで固定しておくか誰かに持ってもらいましょう。

持ち上げるとき、裏側にあるブレーキホースにねじれや折れなどの負荷が掛からないように十分気をつけておきます。
ブレーキパッドは板バネで挟み込まれているだけなので手前は手前、奥は奥にスライドさせれば外せます。(少々硬いですが…)

助手席側しか撮影してませんでしたが、ブレーキパッドが外れました。

外した純正のブレーキパッドです。こちらは外側。スリットが消えかけるくらいまでは減ってます。

↑こっちは奥側のパッド。あまり減ってない感じがします。均等には減らないんですね。

純正には金属のプレートが付いています。交換するパッドに移植したほうが良いとか移植しないほうが良いなど賛否あるようです。
今回はせっかくモンスタースポーツのロゴが付いているのに見えなくなるので一旦なしでやってみます。何か問題あれば移植ってことで。
ちなみに上画像は奥側のパッドですが、下側にピロンと金具が付いています。

横から見るとパッドに向かって飛び出しています。
これ、ブレーキパッドが減ってきたらブレーキローターに当って金属音を出して交換時期を知らせるためのものです。(普通はこれが当たる前に交換しますが)
ただ社外品には付いていないのが普通なので、交換後は定期的にパッドの残量は確認する必要がありますのでご注意。
ピストン戻し
ZC33Sはブレーキピストンが片方だけのタイプです。
ブレーキパッドはブレーキローターを挟んで奥側にあるピストンで押さえつけてブレーキを掛けます。

↑この赤矢印の丸いのがブレーキピストン。少し飛び出しているのが分かりますか?
ブレーキパッドをピストンで押してブレーキを掛けますが、パッドが減っていくと徐々にパッドの厚みに合わせてピストンが飛び出してきます。
減って薄くなったブレーキパッドと新品のブレーキパッドは厚みが違うので新品のブレーキパッドを納めてカバーを戻しても飛び出したピストンが邪魔をして入らないのです。(純正のブレーキパッドまだ新しい状態であればこのままでも入る場合はあるようですが)
そこでこのピストンを押し戻すための道具がこれ↓

「ピストン戻し」です。(正式名って何なのかな…)
これまた色々と調べたら、このピストン戻しを使わずにプライヤーなんかで挟んで戻している方もいるみたい。
「なら、いらねぇじゃん!」って方は傷付く覚悟でお任せしますが、専用工具があるってことは必要だからあると思っているので購入。使用頻度はかなり少ないでしょうけど…
ピストンの周りにはゴムブッシュが付いていたりするので慣れない自分なんかはそのブッシュをプライヤーで破いてフルードが漏れて…なんてことがあるのかないのか分かりませんが…万全を期すのがベストかと。

↑こんな感じにキャリパーカバーの中に入れてピストン戻しを回して押し広げていきます。

そしたら徐々に飛び出していたピストンが戻っていきます。
っとここで注意!
ピストンが戻ったってことは、ブレーキフルードも戻るってこと。
エンジンルームを開けてブレーキフルードの量を確認しておかないと溢れてしまう恐れがあります。

ブレーキフルードタンクは運転席側の奥にあります。
見にくいので蓋を開けて量をチェック。

ピストン戻しで戻す前はこの量↑

1箇所だけピストンを戻したらここまで上がりました。
なのでピストン戻し(というかパッド交換一式の作業)は1箇所ずつやっていくのが無難でしょう。
今回は納車後補充なしで約13000km走行での交換ですのでパッドはほどんど減っていない状態でこれですが、交換時期で極端にパッドが減っていてさらにフルードを補充していたら(ピストンを戻す量が多ければ)漏れ出す可能性は大です。
その場合は、事前にフルードを少し抜いておくと良いかもしれません。
新しいパッドに交換したらブレーキを何度か踏むとフルードは元の位置付近まで戻ります。この作業を1輪ずつやっていけばフルードが溢れることはそう無いかと思います。

いくら専用のピストン戻しで戻したからと言っても周りのブッシュがヨレてないか、破れていないかなどはしっかり確認していきましょう。そして、汚れもある程度キレイにしてきましょう。
ブレーキパッドのグリスアップ
ブレーキパッド交換で気になるのは「ブレーキ鳴き」です。
そのブレーキ鳴きを抑えるためにグリスアップをしておきます。

グリスと言っても何が良いか分かりませんでしたので他記事で使っている方のマネしました。
購入して気付きましたが「二輪車専用」って書いてますね(汗)
レビューでは車にも使っているみたいなので大丈夫でしょう…
大量にいらないので安く済んで良かったと思うようにします。
そして肝心の塗り方ですが・・・分かりません。。
どうやらピストンやキャリパーカバーに当たる箇所に塗るのが正解っぽいです。

手前がキャリパーカバーに接触するのは上の2箇所。

裏側はピストン。そしてバッドの両側が板バネに当たる…

それなら手前はこんな感じか?

そして裏側はこれで良いのか?
どうも違うみたい・・・
そんな時は純正の外したブレーキパッドを見てみましょう。

接触している箇所がくっきり見えます。そこにグリスを塗る!多分。。。

裏側のパッドにもしっかりとピストンのあたった跡があります。
この位置に合わせてグリスを塗れば良い!ってことをこの記事を書いている時に気付きました(汗)
皆さんはこのようにしてみてください。
ブレーキパッド取り付け
ここまでできたら、ブレーキパッドの取り付けて完成です。

外した時の逆順でブレーキパッドをはめ込みます。少々硬いです。
力入れて押し込めばカチーンと入ります。

しっかりと入っているのを確認。

あとはカバーを戻してボルトを締めて完了です。
ここで大切なのはボルトの締め付けトルク。
トルクレンチを使ってしっかり管理しましょう。
ちなみにトルクは「26N・m」です。
これでフロントのブレーキパッド交換は完了です。
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