社用車として使っているヴォクシーは、スイスポの前に乗っていたヴェルファイアのオプションナビを移植して使っていましたが、この度「ナビしない」という致命的な故障となり交換です…。
一瞬、一般的な社外ナビの導入も考えたのですが、やはり一度使うと便利さがやめられなく今回もAndroidナビにしました!
Wi-Fiなどのネット環境だけ準備できればリビングでくつろいでいるかのような(ちょっと言い過ぎかもですが)快適な端末になるのは普通のナビには戻れません(笑)
今回3台目になるAndroidナビですが、あまり馴染みがない方のために簡単に言うと「車載用タブレット」です。
ただし、メリットもあればもちろんデメリットもあるのは仕方のないことでして。それにしても個人的にはデメリットを差し引いてもメリットが遥かにAndroidナビが勝っているなと実感しています。
以下、ざっくりメリットとデメリットです。
- Android搭載なので好きなアプリを入れて使うことができる。
- 価格が異常に安い。
- 入出力のポートが多い。
- USBで動画・音楽が再生可能。
- 意外と高画質・高音質。
- ポケットWi-Fiなどの通信機器が必要。
- 中華製ならではの品質。
- 耐久性が心配(今まで大きな故障はありませんが)
- 配線や付属品、説明書が不親切。
メリットに挙げた2点。「好きなアプリが使える」「価格が安い」が一番のおすすめする理由です。
Androidアプリが使えるということは、Google Mapでナビしながらサブスクで映画や音楽を楽しめるし、ネット検索やメールも使える。
地図更新に毎回費用がかかり、子供に映画見せるためにDVDを出し入れする…なんてことも不要になります。
ってことで、どのようなものか紹介も兼ねて取り付けていきたいと思います。
Androidカーナビ取り付け!WOWAUTO AG10b┃開封~内容物確認
スイスポと同じものを買っても仕方ない(というか、他も試したいだけ汗)ので、物色していると良さげなAndroidナビを発見したのでポチリ。
今回購入したのは、タイトル通り「 WOWAUTO AG10b 」になります。
価格見てみてください!
10インチのナビがこの価格ですよ。訳分からないでしょ(笑)
しかも以前取り付けた物よりスペックが結構良くなっています。
主な仕様
- OS:Android10.0
- CPU:Quad Core
- タッチパネル:静電式マルチ10V型ワイド液晶(LED)
- メモリ:6GB
- 記憶容量:128GB
- Bluetooth付き、Wi-Fi付き
- スマホミラーリング可能
巷ではあまり人気がないのか、Androidナビに関してのレビューが少ないです。購入時、Amazonでの書き込みもない状態でしたので、完全に人柱覚悟で購入。(いつもですがね…)
ポチって2日後に到着。
いや、良いですね~
メーカーロゴも何もない真っ白な箱で送られてきました。
開封です。
一応、緩衝材で保護はされていました。
取説関係です。
操作マニュアル的な冊子は英語です。単なるタブレットなので感覚で使えるかと思います。
取り付け方法は、ただコピーしただけの紙切れで簡単にしか書かれていません。これがあまりおすすめできない部分でもあります。
ある程度、ナビの取り付け経験がある方であれば何となく分かりますが、そうでない方は持ち込み可能なショップにお願いしたほうが良いかもしれません。
ケーブル・付属品関係です。
Androidナビを取り付ける金具です。
もちろん使えません(笑)車種専用の金具にどうにかして取り付けます。
GPSアンテナです。
わざわざ「GPS」と記載はいらない気もしますが。
映像・音声の入出力ケーブルです。
サブウーファーも出力も付いています。
一緒に付いているのが外付けSIM挿入用のアダプタですが、Wi-Fiで接続するので使えるかは未検証です。
ソフトバンクの一部のSIMカードでは動作確認済みらしいです。
先ほどのSIMを使った場合のアンテナっぽいです。
Wi-Fi接続では不要と思います。(実際、接続なしでWi-Fi接続しました)
メインのケーブルです。
いつも通り、ギボシ処理はしていません。自分で加工が必要です。
貼ってあるタグを頼りにギボシのオス・メスを加工していきます。
これだけあると結構飽きます…
USB接続で映像出力できるアダプタです。
外付けモニターなどはこのアダプタを使って接続するのかと思いますが、社用車にリアモニターなんて不要なので未使用です。
バックカメラ用の映像入力端子です。
謎の黄色線が出ています…何に使うかなんて記載は一切ありません。
使わないでビニテで養生しておきました。結果、バックカメラは映っているので問題ないと思います。
USBの接続端子です。この機種は2本接続できるようです。
以上がケーブル・付属品関係です。
続いて、本体の詳細を見ていきます。
Androidカーナビ取り付け!WOWAUTO AG10b┃本体詳細
こちらが本体です。
フローティングタイプの10インチ画面です。
もう3台目なので見慣れましたが、この画面の大きさは初めて見た時はビックリしましたね(汗)
このサイズを付けるともうサイズダウンなんて考えられなくなってしまいますよ。
決してキレイとは言えない保護シート。
そうです、多くを求めてはいけません。価格が価格なので徹底的なコストダウンと思うことは大切です…
これを見て「何だこの梱包は~!」って思う方は、これの10倍近くする国産のナビを購入してください。
個人的には「おもちゃを買ってる」感覚です。これくらいのおおらかな気持ちでいないと買ってはいけません。
画面は上下左右自在に角度調整ができます。
画面自体も上下にスライドできるのでお好みの位置へ調整可能。自分は1人で運転することが多いので基本運転席側に向けています。
タイトルにもあるように、このAndroidナビは1DINサイズなのです!2DINサイズもありますが、あえてこちらを選択。
車側は2DINサイズで空いているので、残りの1DINに小物入れが追加できます。(取付時に紹介します)
裏面の下部分です。
画面と本体は、中央にあるコネクタ1つで接続されているので画面を外すことができます。取付時ににはこの画面を外すことから始まります。
画面裏面にロックを解除するレバーが左右にありますので、両方を外側に引っ張りながら上にスライドさせると画面は外れます。
裏面全体です。
本体側はこんな感じ。
ケーブルはある程度引き出せます。
接続部は一般的な本体裏面ではなく、上面にあります。(全体が分かる写真撮り忘れてました…)
上画像はUSBや外部入出力のケーブルを接続するコネクタです。
GPSアンテナ、SIM接続時のアンテナ、ラジオアンテナの接続部です。
こちらが電源やスピーカーなどのメインケーブルの接続部です。赤いのは10Aのヒューズ。
それでは取り付けに入っていきます。
Androidカーナビ取り付け!WOWAUTO AG10b┃取り付け~動作確認
それでは取り付けていきます。
今回取り付けるのはこちら。
付いていたナビを取り外す
ピンぼけですみません…まずは付いていたナビを外します。
前車ヴェルファイアから移植8インチナビです。サイズが合わずパネルカットして無理矢理取り付けた適当ぶりです(汗)
ナビ周りのパネルを外します。
引っ張れば取れます。
次にその周りのパネルも外します。
これも引っ張れば取れますが、裏に配線が繋がっていますので引っ張りすぎないように。
この時、シフトレバーが邪魔で外せないと思います。エンジンを掛けていないのでシフトレバーは動きませんのでシフトレバー解除をします。
上画像の右上に四角いカバーが付いています。
下に切り欠きがありますので、小さいマイナスドライバーでこねて開けます。
取れました。中を覗いてみると
白い四角いものが見えますので、ドライバーなどで押しながらシフトレバーを動かすことができます。
こんな感じ。
邪魔にならない位置まで移動しておきましょう。
パネルが外れました。
パネルには2本のケーブルが繋がっています。
邪魔なので外します。
パネルが外れたらナビ本体を外します。
ナビが固定されているビスを外し、ナビを引き出します。
※当然ですが、事前にバッテリーのマイナスは外しておきましょう。
びっしり繋がっているケーブルを全部外します。
ちなみに両側にある木片は、ナビの角度が下に向きすぎていたので角度調整するためにスペーサーとして金具に挟んでいたものなので気にしないでください。。。
Androidナビを取り付ける準備
ケーブルを外したらナビ本体の両側に付いている取付金具を外し、Androidナビに移植します。
Androidナビの取付穴は規則的に並んでますので、予想通り合うはずがありません。
いい感じに固定ができそうな位置を探して取り付けます。
そして今回、もう1DIN分の小物入れはこちらを購入。
側面にはどこかには付けれるやろ~的な取付穴が複数空いています。
裏面はケーブル類が取り出せる穴が空いています。(塞ぐための粘着付きのカバーも付属されています)
なかなかの強引さが分かりますか?
Androidナビ側は1箇所しか合いませんでした…小物入れ側で持たせている感じです。
グラグラはしないのでこれでOKとします。
金具が付いたら取り付け位置が問題ないか仮付けして確認しておきましょう。
ケーブルを接続する
まずは配線するための準備をします。
車両側の配線をギボシ接続へ変換するためのケーブルが必要です。
そして、純正のバックカメラをそのまま使いたい場合は、カメラの使用電圧が違うため変換できるケーブルが必要になりますのでご注意ください。
さて、配線していきます。
付属品の画像にあったとおり、Androidナビは国産ナビは当たり前のギボシ加工はされていません。
接続先に合わせてオス・メスのギボシ加工をしていきます。
取付キットの配線を車両側に接続し、ギボシをタグに合わせて接続してきます。
別でバック信号の取り出しが必要です。先ほどのエーモンの取付キットのように、変換ケーブルが付いていたら良いですが今回は準備を忘れていましたので、直接エレクトロタップで接続します。
この5Pコネクタの赤線がバック信号です。
エレクトロタップで分岐させて接続。
ちなみにAndroidナビは車速信号とパーキング信号は使いません。
ですので、ナビはGPSのみになります。長いトンネルなどでは受信できませんのでご注意を。
ステアリングスイッチを連動させるには、こちらの配線から取り出しが必要です。
- 緑:SW1
- 青:SW2
- 白:GND
今回のAndroidナビは、GND線はなくSW1とSW2の接続だけで認識しました。
途中、コネクタを通ると配線の色が変わりましたが、配線をたどって取り付けしやすい場所で分岐。
他にサブウーファーや外部出力が必要な場合はお好みで追加配線してください。
USBメモリやスマホなどの接続があるのでUSBケーブル接続ケーブルは小物入れ裏から取り出しておきました。
あとはケーブルをきれいにまとめて取り付ければ完成です。
収まり具合も問題ありません。
配線が心配な場合、ここまで付けてしまうと誤配線などがあった場合に面倒なので、一旦仮付けの状態でモニターを接続し動作確認をしておいたほうが安心です。
その時は、ステアリングスイッチの動作もお忘れなく。(ヴォクシーの場合、音量だけですが…)
電源入れてみました。
初期画面はこんな感じ。悪くはないですが、アプリにすぐアクセスできないので速攻で別のランチャーアプリへ変更しました。
この辺もAndroidナビの良いところですね。
そして同時購入したのが、車内をWi-Fi使い放題にしてくれるこちら。
今回で2台目の購入となります車載用Wi-Fiルーター DCT-WR100Dです。
詳細はスイスポに搭載した記事を見てください。登録方法なども詳しく載せてます。
Androidカーナビ取り付け!WOWAUTO AG10b┃その他購入品
ちょっと余談になりますが、付いていたナビを外すまで忘れていたことがありまして、それはETCがナビ連動タイプだったのです。
ナビ連動なので、配線はナビにケーブル接続するだけと簡単ですが難点は「ナビを外したらもれなくETCも使えない」ってこと。
そんなのすっかり忘れて夜まで作業して発覚。仕方なく分解中のまま翌日、近所のカー用品店へ。
一番安くて新セキュリティ対応のものを選択。取付ブラケットも同時購入。
セットアップまで済ませてもらい帰宅。早速作業の続きへ。
何も考えないで買ってきましたが、これスイスポにも同じもの付けてました(汗)
そしてもう1つ。
ついでに買ってきたのがこれ。
テカテカ画面で気になるのは指紋ですね。
指紋の付着が軽減されてるコーティング剤とのこと。
指紋付着軽減のフィルムって、すりガラスみたいで画質が悪くなるので今回どうしようか考えていたのでお試しで購入してみました。
塗って待つだけっぽいです。
付属のスポンジに数滴垂らしてヌリヌリ。
で、効果の程はというと・・・
「塗らないよりマシ…かな」くらいでした(笑)
フッ素のコーティングなので滑りも良く、画面の指紋も拭き取りやすくなるのは間違いないですが「指紋が付かない」ことは無いですね。
効果は30日。
使い切ってから本当のフィルムを貼るか考えます。
Androidカーナビ取り付け!WOWAUTO AG10b┃まとめ~そして…
今回は、スイスポに続きヴォクシーにもAndroidナビを取り付けました。
さすがに6GBもメモリ搭載してて8コアCPUだけあって、動作はスイスポのナビよりサクサク・ヌルヌルでタップのレスポンスも良い気がします。
何より、1DINサイズで小物入れまで付くのであればスイスポも交換したいな~っていた矢先、嫁さんが「大画面でいいなぁ~私のライズにも欲しい!」と。
ってことは、スイスポに付けたナビを嫁さんにあげて、もう1台買えばOK!
ってことで・・・
はい、同じAndroidナビ2台目購入!(笑)
これで収納の少ないスイスポに小物入れが追加できます!
今回は、ただの小物入れではありません。USB電源付きです。
やはりスイスポも取付金具はまともに付きません。
片側2箇所付いてたらOKっしょ。
USB電源が2ポート追加になりました。
と言っても、納車直後に2ポート追加しているのでこれ以上必要でもないのですがね。足りないより余るほうが安心する性格ですので!
ってことでスイスポにも取り付きました。
お気づきの方もいると思いますがこのUSB電源、10インチの大画面で隠れます。小物入れも画面を下げたら使い勝手は良くないです。
画面を上げてUSBが見えるくらいの位置にしておけば、充電中のスマホを置いておく場所にちょうどよい収納場所になりました。
1DINしかない車にも取り付け可能で格安なAndroidナビ。
取り付けが少々面倒で設定も分かりにくい不親切な面もありますが、この手のガジェット好きであれば絶対に気に入ってくれるはずです!
ってことで、今回紹介したのは10インチのヌルサクAndroidナビ WOWAUTO AG10b でした。
↓スイスポに付けた2DINサイズのAndroidナビについてはこちら↓
↓ナビと一緒にケンウッド製のドライブレコーダーも取り付けました↓
↓ナビ交換するついでにサブウーファー付けてみては?↓
コメント
TAKA社長、お久しぶりです(^^)
これからの時代、自動運転技術が進んでカーナビをみる必要がなくなると思うので運転手の暇を潰せるandroidナビは普及していきそうですね。
ただ車に取り付ける手順が一般の人がするにはどうも複雑なので標準でandroidナビを搭載した車が出てきそうですね。
そうなるとandroidナビを車に取り付けると言う行為も廃れてゆくのでしょか。
ちょっと寂しいですね。
たけりんさん
お久しぶりです!
最近の車はディスプレイのみ搭載でスマホを接続して使うのが主流になってきてますね。
Androidナビは単独で機能し面倒な接続も不要なので今でも便利に使ってます。
Wi-Fi環境が必須になるのが厄介ですが整備してしまえば最高の車内環境になるのは捨てきれません。
Androidナビ派からすると国産純正のAndroidナビを熱望しますが、カーナビのシェアを奪われた日本メーカーがどこまで頑張ってくれるのかも気になるところです。
何台もAndroidナビを購入、載せ替えてきた身としては新しい機器が出てきたらまた皆さんに分かりやすい取り付け方の記事を作っていけたらと思っています(^^)