水すらも触りたくない寒い冬が過ぎ、暖かい季節がやってきました。
雪や融雪剤なども含めて愛車の汚れが気になり「週末は洗車かな~」なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
そんな自分もあまり記事にはしていないものの、仕事の関係もあり複数台の車を所有している立場でして。いつも愛車だけを洗車するわけにもいかず、全てに愛情を注いで毎週末はどれか1台洗車している状態です。
車好きということもあり、洗車するからにはとことんキレイにしてあげたい。その気持が強ければ洗車も1日作業になっちゃいます…。なので週に1台のペースで洗車しても3~4台も車があると初めに洗車した車が他の車を洗い終わる頃には約1ヶ月空いて汚れてることに。。。
こうして洗車の無限ループに入ります・・・。
少しでも汚れる、ドアミラー下に水シミの線ができる、鳥フンにやられた…などなど。気になったら洗車してます。好きなんでしょうね(笑)
そんな洗車好き(車好き)が最近思うこと。それは
「コーティングよりワックスもアリかも」
ってことについて書いていこうかと思います。
ガラスコーティングが主流な現在だけど・・・
現在、塗装面の艶出し・保護といえばガラスコーティングが主流ですね。施工が簡単なガラス系や本格的な硬化タイプのものも市販されてます。
本ブログでもいくつか施工方法含めてレビューしてきました。
一例はこんなの↓
ガラスコーティングのメリット・デメリット
「簡単施工!」「コーティングが◯年続く!」
なんて謳い文句で人気があるし、個人的にもレビューしたとおり評価も高い。
特に上に紹介したリンク記事などは2液性の本格的なガラスコーティング。塗装面を硬化したガラス被膜で覆って保護するタイプなんですね。
なので耐久性も年単位。3~5年耐久なんてものもあるのでスゴい。
ただお値段はそれなりにします。
DIYで施工できるタイプでも1~2万円以上、専門店なら桁が違う価格。
最近では新車購入時にもディーラーが勧めてきますね。利益率が良いんでしょう(汗)
ってことで、ガラスコーティングは耐久性があるが高価になりがち。
ワックスのメリット・デメリット
昔って洗車後の塗装面を艶出し・保護するのはワックスが主流でしたね。
ワックス特有の濡れるような艶、その艶は使い込めば使い込むだけ深まるなど、この辺を評価している方は今でもお気に入りのワックスを愛用されている方もいます。
主原料の「カルナウバロウ」はヤシの葉から抽出した油脂で、化粧品や錠剤の表面にも使われる自然由来の成分なので塗装面にも優しい。
っとまぁ、ワックスにも魅力的な部分もありますが、デメリットも。
耐久性についてはあまり長持ちはしません。ワックス次第では1ヶ月程度で撥水効果が落ちてきます。
でも非常に薄く施工するのでなかなか減りません(笑)なのでコスパも良いですね。
ってことで、ワックスはコスパ良いけど耐久性がない。
同じ塗装面の艶出し・保護といってもここまで違うんです。
人によってはメリット・デメリットが逆転する!?
で、ようやくココで本題なんですが(汗)
記事にしてきたこともありここ数年、色々なコーティングを使ってきたんですが…
「〇〇って商品、耐久性が◯年持続するって~」
「この〇〇、高価だけど撥水性が抜群だね~」
と、あるコーティングを使っては次は別のコーティングを使う。
そこで感じたことが
「耐久性があると施工面のリセットが難しい」
ってこと。
もちろん別の商品を使うために塗装面をケミカル剤などで剥離を試みますが本格的なガラスコーティング(2液性のやつ)なんかはビクともしない。。。仕方なくコンパウンドで研磨…。でも完全に剥離できたか怪しい状態。。
こんなことに丸一日使ったこともしばしば。正直、苦痛です。。
しかも完全に剥離できたか分からない施工面なので(おそらく)古いコーティング層が残ったまま新しいコーティング施工を繰り返すことで塗装面がくすんで艶が出なくなります。
そしてもう1点。
ガラスコーティングは◯年持続!って謳ってるのは
「良い環境条件+定期的なメンテナンスしてコーティング被膜が形成できる期間」
ということ。
例えば「3年耐久」と謳っているガラスコーティング剤でも青空駐車でノーメンテなら持って1年くらいでしょう。
劣化した被膜は全てが完全に落ちる訳でもなく、ある箇所は部分的に落ちてるがこっちは残ってる…みたいな状態になり、素人にはもう収集がつきません。
どうやら勘違いしている方もいるようですが、3年耐久のガラスコーティングを施工したら
施工したら3年間洗車しなくてOK! って思っている人がまだまだいること。
ガラスコーティングの被膜って水アカを吸着しやすいと言われているほど。そう、水アカ付けたくないために施工したのに余計付くようにしちゃった・・・ってことにもなるのです。(これもメンテ次第で解消しますが)
プラシーボ効果かもしれませんが、高価なコーティング=汚れない と思ってしまうのでしょうか。。。
どれだけ高級なコーティングしてても汚れます! くれぐれもお間違いなく。
決してガラスコーティングなどを否定してる訳でも悪く言ってる訳でもないんです。ガラスコーティングは塗装面を傷などからも守ってくれるので優秀なコーティング剤なのは理解しています。
ただ、ラクするためにガラスコーティングを選択するのは違うのでは?と思うのです。
対してワックスは
「施工しても1~2ヶ月もすれば落ちてきてしまうので再施工が必要」
「雨でも降ればその効果も短縮。カーシャンプーで洗車すれば撥水もほぼしなくなる」
聞く人によればデメリットにしか聞こえないと思いますが、何度もガラスコーティングを繰り返してメンテナンスに手間を掛けてきた身としては「最大のメリット」なんです。
塗装面の艶や撥水を最大限に発揮させるには、下地処理がしっかりできていることはとても重要。塗装するときも同じですね。
塗装面を保護していた古いワックスは、カーシャンプーやケミカル剤で簡単に除去可能。
汚れが乗っていないキレイな塗装面に新しいワックスを施工。想像しただけでもツヤツヤに仕上がると思いませんか??
- 月に1度以上の洗車をしている
- 常に艶感を重視したい
- コスパ良く洗車したい
なんて思ってる方には案外、ワックスの方が良いのでは?と思ってます。
ワックスの落とし方・下地処理・やり方
ということで、ガラスコーティングばかりに気を取られていましたが、最近では一周回って(笑)ワックスを施工してます。
ここではどのようにしてるか簡単に紹介します。
ワックスの落とし方
ワックスの落とし方というより、まずは洗車ですね。
シャンプー洗車をします。
現在使っているのはコレ↓

次にカーシャンプーで落とせなかった水アカ(ドアミラー下などの雨スジとか)と古いワックスなどの油汚れを落としていきます。
油汚れに有効なのはアルカリ性洗剤。テストに出ませんが覚えておきましょう。
今回はウルトラハードクリーナーを使っていきます↓



シャンプー洗車したあとで拭いてもこれだけ汚れてました(汗)↑
この洗剤、触ると結構ヌルヌルするので手袋必須です。
次は塗装面のウロコやウォータースポットなどを除去していきます。
ウロコなどの水アカには酸性が効果的なのでこちらで洗車。
酸性のカーシャンプー↓


酸性のシャンプーって珍しい気もします。下地処理にはもってこいって感じのカーシャンプー。




このあと、状況によっては鉄粉除去をしますが、そこまで酷くない場合は下地処理の仕上げにコレ↓

まんまの名称「コーティング専門店のコート前のクリーナー」(笑) けど笑えないほどよく落ちる!


適量ウエスなどに取り、塗って1分間ほど放置。
ワックス成分や水アカ、軽度の鉄粉も落とせます。

以上で下地処理は完了。
全部しないといけないって訳でもないです。汚れ具合によって決めていくのも楽しんでます。
あとは最後の仕上げ、ワックスを施工していきます。
今回使うのはコレ↓

絶大な高評価の「ウィルソンのプロックス・ファイナル!」


モッチモチのスポンジが入ってます。半練りタイプで施工性は非常に良い。
150gと少なめなんですが、少量しか使わないのでいつになったら無くなるのかというくらい使えます。


専用の艶出しクロスと手袋つき。

できるだけ薄く塗り込みましょう。厚塗しても拭き上げが面倒になるだけなので。

今回は、濃紺色代表のフォレスターとスイスポに施工。
白ボディのスイスポは肉眼ではしっかりヌルテカになるのですが、あまり写真映えしないので割愛(汗)

撥水性はスイスポで。

硬化時間なんかも気にしなくていいのもワックスの良いとこ。
塗って拭き上げたらコレですからね~。
一周回ってワックスもアリ? まとめ

っということで、今回は珍しく最近のコーティングについて思っていることを書いてみました。
決してガラスコーティングが悪いと言ってるわけではないのですが、ガラスコーティングも日頃の洗車やメンテナンスは必須なので、それなら下地処理も簡単でヌルテカになるワックスでも良くないかな?という考えですね。
もちろん賛否あると思います。
「自分はこうやって愛車を手入れしてるんだ!」って想いがあるならそれで良いですし正解と思います。
どんなに高級で最先端のコーティングでもメンテナンスしてないと汚れるんです。ノーメンテで放置して悲惨なボディーになったのをコーティングのせいにするのはおかしいなと思います。
大切なのはお金じゃなくて日頃の愛情じゃないかな。
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