安くて低音強化された迫力のあるコンパクトBluetoothスピーカーとしてAmazonでも評価が非常に高いスピーカーで知っている方もいるかもしれません。
庭でBBQしながら音楽聴いたりしたくて購入し、防水仕様なので娘は毎日のバスタイムに音楽を楽しんでいたのですが、突然電源が入らない状態に。
メーカも気前よく「18ヶ月保証」としており、間に合うかと逆算すると悲しいことに19ヶ月経過しており保証は断念しました…(泣)
娘には「え~!?壊れたらお風呂で音楽聴けないやんか~!!」とブーイング…
お手頃価格なので他のスピーカーには目もくれず再度「Tribit XSound Go」一択でポチリ。
んで、この壊れたスピーカーどうしよう・・・と、また変な行動に。
「ダメ元で修理してみよう!」
てのが今回の記事。
BluetoothスピーカーTribit XSound Go修理│症状について
19ヶ月で電源が入らなくなってしまった「Tribit XSound Go」。
3000円台のスピーカーの中では低音がしっかり出ていて防水機能、24時間駆動、Bluetooth5.0と欲しい機能と性能が入ったコスパ抜群の代物です。
ほんと、こんな記事ではなくてレビューなんかで紹介したいくらいお気に入りのスピーカーなんですよ。だからこそ諦めきれない自分がいることもあり悪あがき(笑)
壊れている症状としては
- 電源ボタン押しても無反応
- 充電ケーブルを接続して電源入れると一瞬だけ入り、すぐ切れる
少し電気に詳しい方ならお気付きかもしれませんが、おそらくバッテリーが原因。
バッテリーが劣化などで電圧が上がりきれない状態で起動しきれない状態と推測しました。
充電中に一瞬電源が入ることもありそれ以外の故障ではないかなと。
「バッテリー交換」と聞くと、過去にSwitchコントローラーのバッテリー交換は失敗している(ってか早めに諦めた…)ので多少のトラウマが残ってますな(汗)↓
BluetoothスピーカーTribit XSound Go修理│分解
予測はできたので早速分解していきます。
ここでお決まりですがこちら↓
自分も保証内ならメーカと相談するのが最善ですし、爆発しようが大やけどしようが誰にも文句は言いません。なので分解します!!
さてさて分解なのですが、防水タイプなので本体周りにはビスはありません。隠している箇所もありません。
ググっても分解しているブログも見つからず(こんな記事、需要ないですからね汗)手探り…
消去法で前面の網部を外してみようかと。
傷は入ってしまったけど少し浮きました!ここですね。
はいはい、周囲を少しずつ 少しずつコネていくと外せそうです。
外せました!ここまで出来たらあとは簡単。
黄色○部のネジを全て外します。
防水仕様ってスピーカーの振動部もゴム製なんですね。
中央部分が良い感じの低音出してるようです。
ネジを外したら・・・
1箇所のネジだけしっかりと錆びてました(汗)
当然、水が原因とは思いますが他のネジは全く錆びておらず原因不明。。
新品なら文句言いますが何も言えない状況なので、気にせず進めます。
オープン!
内部には基板。ケーブル類もしっかりスポンジで保護されており、しっかりしている感じがします。
バッテリーは奥に2つあります。
このままではバッテリーは外せないので手前の基板を外します。
特にビス固定されておらず差し込んで固定されてたので引っ張って外します。
このケーブルがバッテリー接続部。後で外しておきます。
奥にあるバッテリー固定カバーのビスを外したらバッテリーへアクセスできました。
ってことで取出し成功!
バッテリー本体に貼ってある薄いスポンジ材はキレイに剥がして保管しておきます。
BluetoothスピーカーTribit XSound Go修理│バッテリー確認・交換
取外したバッテリーがこちら。18650リチウムイオンバッテリーですね。
この手の充電機器にはこのバッテリーが主流で使われています。直径φ18mm 長さ65mmなので「18650」。まんまです。
乾電池のようですが定格電圧3.7Vなので全く別物。
容量は4400mAhなので、1本2200nAh×2本で構成されている計算。
外側のシートを剥がしました。
やはり2200mAhでした。
本体側面に細長い基板が付いてます。過充電・過放電・温度センサなどの保護するもの。
もしかしたらこの保護が働いて電源遮断している?よく分かりませんが。。。
ひとまず電圧を測定。
定格電圧3.7Vに対して3.16V。明らかに電圧が低いのでこれが原因でしょう。多分…
BluetoothスピーカーTribit XSound Go修理│バッテリー交換
ではバッテリー交換です。
まずはご家庭に2~3本は常備している18650バッテリーを準備。あれ、無いですか?ですよね~
ココですよね。バッテリーが無い場合は買う必要がある。
格安のは信用できないのでそれなりのバッテリーだと2本で3000円台。
ん??新品のスピーカー買えるやん(笑)ってこと。
今回は自宅に電子タバコ用の使っていないバッテリーがあったので実験的に進めてますが、この時点で全てを買っていたら赤字。そう、やるだけ無駄。
ただ上画像のように容量が3120mAh×2=6240mAhと入っていたバッテリーより大容量(単純計算で約1.4倍の容量アップ!)。ってことは交換することで駆動時間が延びる仕様への改造ができる。(4400mAhでも24時間駆動なので十分ですが)
ってことで、ご家庭に余っている18650バッテリーがある前提で進めていきます。
絶縁シートを外して接続されているケーブルを外します。
肝心な部分を撮影忘れているのですが、そもそもバッテリーは熱に弱いため接続部分は半田ではなくニッケル板をスポット溶接で接着してます。
接続箇所を覚えておきながら全て外します。
もともと付いていた緩衝材や絶縁シートを移植するバッテリーに貼り替えます。
そしてケーブルを接続するのですが、本当はスポット溶接機↓が本来の付け方ですが・・・
今後も使い道ある方なら断然こちらを持っておくことをおすすめします。
自分は買う時間も予算もないので基本NGな半田で行きます!
※バッテリーは熱に弱いのでバッテリーに直接はんだ付けはNG行為なのでご注意!
壊れても爆発・発火しても自己責任で進めます。
表面がツルツルしてると半田のノリが悪そうなのでカリカリ傷を入れてます。
更にフラックスをしっかり塗布したらもう完璧に・・・
ダゴダゴの失敗です(汗)
「バッテリーは熱に弱いから手早く!!」→焦るし付かないし…→ダゴダゴ(汗)
判断基準を「外れそうでなければOK!」へ変更。
OKです。
ケーブルをマスキングテープて固定して作業するとやりやすいですね。半田は下手でしたが・・
接続できたらマスキングテープを外して絶縁と固定を兼ねて適当に保護します。
ビニテでグルグルしておきました。
これで完成。
画像は残してませんでしたが電圧は定格の3.7V付近でしたのでOKと思います。
あとは逆順で組み立てていけば完成。
バッテリーのコネクタを差し込んだ時点で勝手に電源ON。ココは自分でカウントダウンしてから電源ボタン押したかった(笑)
電源ON→OFF、Bluetooth接続、音楽再生など全ての動作問題なしです。
リスクありありで3時間程度かかりましたが修理成功です!!
BluetoothスピーカーTribit XSound Go修理│まとめ
今回は故障箇所の予想が結構間違いない症状で、たまたま内部のバッテリーが手元にあったのでダメ元で交換作業までやりました。
正直、これだけの手間とリスクと危険を冒してまですることではないかな。おすすめはしません。
トータル的に買った方が良いです。保証付きの新品が来るので(笑)
今回もくだらない記事に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「Tribit XSound Go」はこれくらいお気に入りのスピーカーってことだけ分かってもらえたら嬉しいです~!
そんなこんなことしていた翌日、新しいTribit XSound Goが届きました・・・
お気に入りとはいえ、2台もいらねぇ・・・(笑)
※更新※
「2台もいらねぇ」とか言ってましたが、本記事にコメントいただきまして一変。
「2台必須!!」に変わりました(笑)
2台持っていることで実現できる「TWSモード」で接続して臨場感ある迫力満点のサウンドを体験できます。
TWSモードについて気になる方はこちらをご覧ください↓
コメント
既にご存知で、試しておられるかもしれませんが…
まだ2台ともお持ちなら、TWSモードを試してみるのはどうでしょうか。
コメントありがとうございます!
TWSモードって2つのスピーカーをBluetooth接続するやつですよね?
全く考えもしませんでした^^;
試して上手くいったら記事にしてお知らせします!!
新しい方はまだ箱の中なので…助かります!
ハリネコさん、TWSモードで接続したら超感動したので接続方法などの記事を追加しました。
https://www.rankup-life.net/bluetooth-tws/
コメントいただくまで考えもしませんでしたので本当に感謝です。
お陰様で放置していたスピーカーも大活躍中です。
ありがとうございました!