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【空中放電】静電気を除去して車の性能を引き出す!アルミテープ・平編銅線・アース対策など

静電気 空中放電 ZC33S カスタム

かれこれ2年ほど前に施工した「マフラーアース」で知ったことだけど、静電気っていうものはどんな場面でも悪さばかりする厄介者。

「流れがある箇所には静電気あり」って勝手に作った名言(汗)がずっと頭にあります。

静電気とは流れがなく帯電している電気のようで、「流れ・摩擦」がある部分ってのは静電気が発生しやすい。空気の流れもそう。燃料やオイル、クーラントも流れてるわけ。エンジン、タイヤ、ステアリング・・・

なので車って静電気発生機か!?ってくらい静電気を起こす要因が多い機械と思ってて、車を動かすためには静電気が発生するのは仕方ないのかなと。

仕方ないからと放置していると静電気は邪魔しかしないので、車の動きや流れを阻害させることになってしまう結果に。

ってことで、今回はこのどうしても溜まってしまう静電気を排出して車の本来の性能を引き出してやろうってお話。

本記事では、自分なりに調べて試した箇所をピックアップしてご紹介。

反応よければ詳細記事をまとめようかな…っていう感じにしておきます・・・

原因や理屈とか難しい話はさておき~の内容で、そこまで高額なものも使ってないので気になる方は暇つぶしの延長なんかでやってみる参考になればそれで良いかな。(結構、工作感が強めですw)

アルミテープチューン

まず初めに車に溜まった静電気をどうやって放電させるかなんだけど、飛行機に取付けられてる放電索(スタティック・ディスチャージャ)の考えを拝借。

難しいことは良くわからんけど、尖端部から空中放電するみたいなので「導電性」「尖ったもの」「たくさん」あれば効率的みたい。

「アルミテープチューン」として一時期流行った?らしい、このアルミテープを貼って放電させる方法。

天下のトヨタが特許取ってアルミシートを純正部品化しているくらい信頼性があるもの。

3M アルミテープ

アルミテープって言ってもどんなものが良いか分からずだったので、まずは有名どころから。

粘着部が絶縁されていない「導電性アルミテープ」がベストらしい。・・・けどどうしても割高になっちゃう。

しかも色んな場所にペタペタ貼ると3mくらいあっという間になくなってしまうんですよ。。

アルミテープ

ってことで「質より量」を選択して追加購入。

噂によると艶ありより艶消しが放電するらしい! 知らんけど。。

ちなみに導電性について記載なかったからテスターでチェックしたら導電性ではなかったです。

それならそうで金を出さず知恵を出して貼っていこうかと。その辺は後ほど。

ギザギザハサミ

端面を尖らせると放電しやすいみたいなので、ギザギザはさみも用意。

これは近所のダイソーで購入。これで十分。

どうやら放電はアルミテープの表面からではなく、カット面からされるみたい。なので、ギザギザにカットして多くの面積を確保するのが良いようです。

ギザギザはさみ カット面

試しにカットしてみるとこんな感じ。

このたくさんのギザギザから放電しまくるんでしょうね~

これで準備は整ったわけで。問題は「どこに貼るの??」ってところ。

自分で「ココは効果ありそうだなぁ」と1つずつ試していくと面白いのかもですが、相当時間が掛かるのはみえているわけで。

ってことで、これについてはトヨタさんが取得した特許のイラストを参考にしたほうが時短で確実かなと思うので一覧を以下にまとめておきます。

車両用帯電電荷低減装置(ステアリング廻り)

車両の吸気装置(吸気系)

車両の冷却装置(冷却系)

車両の吸気装置(エアクリボックス廻り)

車両(ドア廻り)

車両の排気装置(マフラー廻り)

車両の潤滑油又は燃料の供給装置(燃料タンク・オイルパン廻り)

車両の減衰力発生装置(サス・ショック廻り)

車両の車輪支持装置(バブ廻り)

車両の制動力発生装置(ブレーキ廻り)

トヨタさんが検証して効果があったとはいえ、指示されている箇所全てに貼るのは現実的ではないにしても良さげな箇所をピックアップまたは参考にしてみるのはオススメなのは間違いないでしょう。

で、施工したイメージを抜粋して紹介↓

スタティックディスチャージャー

アルミテープチューンの他に静電気対策として効果があると言われているのが「スタティックディスチャージャー」

「エレクトロンディスチャージャー」「放電索」 なんかとも言われてますね。

この対策もアルミテープチューンと同様にオカルト的なものではなく、静電気対策として世の中で使われてる方法なのですよ。

コロナ放電(気体中の電気的な放電現象)を利用して車両に溜まった静電気を放電させようって考え。

飛行機の羽に搭載されているのは有名な話。空飛んでるから空気中に放電するしかないからね。

「飛行機に使ってるなら車にも使えるでしょ!」ってのがこの対策。

そしてコロナ放電を発生させやすい条件として「導体の先端が尖っていること」が挙げられる。

導体の先端が鋭い場合、電場が集中しやすく、コロナ放電が発生しやすくなるとのこと。

尚且つその導体が多ければ尚良しってことになる。

ってことで、スタティックディスチャージャーを自作していきます。

排気系

エンジンが動いているからには常に排気ガスが流れているわけで、当然ながら静電気もしっかり溜まります。

過去、興味半分でマフラーアースを施工したときにも排気の流れがスムーズになった感動は覚えているくらいちょっとした対策でも効果は実感できたんです。

なので今回はマフラーアースとのコラボということになります。

ジャッキアップが必要になるので未施工ならマフラーアース&スタティックディスチャージャーまとめてやったほうが効率的かと。

あ、そして今回ご紹介するのは個人的に良さそうな方法をアレンジしたオリジナル。って言ってもほぼパクリですが(汗)

こうしてコロナ放電を起こしやすそうな方法を試していくのも楽しみに思える方はどハマリすることでしょうWW

メッシュケーブル

用意したのはマフラーアースでも登場した「メッシュケーブル」などと呼ばれているケーブル。

マフラーアースの時に多めに買っておいたの忘れてて追加購入。。。

ホースバンド

続いてホースバンド。

画像はバンドの長さを決めてカットし、ネジ部を取付けて使うタイプ。太さに合わせて作れるのがメリットだけど、バンドをカットして組み立てるという面倒なところも。

排気管の太さが分かっていたら完成品を買ったほうが手間はかからない。

圧着ペンチと圧着端子

次に圧着端子。

メッシュケーブルを固定するために使います。

圧着端子

今回、メッシュケーブル2本分の太さが入るサイズとして14sq用を準備。

この辺もパクるも良し、アレンジするも良し。

メッシュケーブル カット

まずはメッシュケーブルを適当にカット。

そしてホースバンドに挟み込み圧着。

メッシュケーブルは両端とも飛び出させて、それぞれズラしてこてい。

端子の接続部ももったいないので使用。

◯のままだとコロナ放電が起きにくいので先端を尖らせた形状にカット。

最後にメッシュケーブルの網状を解いて扇状に広げる。これで先端部からバッチバチ放電していくことでしょう!!

ちなみにホースバンド1つに2個のメッシュケーブルをつけました。

スタティックディスチャージャー取付け

あとはマフラーに取り付けるだけ。

同じものを計6箇所に設置。

今更画像見て思ったけど、クリオネやウーパールーパっぽく見えるのは自分だけなのか?

エンジンルーム

次にエンジンルーム。こちらも抜粋で。

特に理由はないけどエンジンルームはメッシュケーブルじゃなくて別のもので。

アルミ針金

近所の100円ショップで購入してきたアルミ製の針金。

太さ1mmがいい感じ。

これを端子に詰めるだけ詰めて圧着。

アルミ針金製 スタティックディスチャージャー

エンジンルームカラーに合わせて青色の端子キャップを取付け。

ネジがある場所に取り付ける場合は、塗装が乗っていると通電不足になるのでタップなどで剥離してから取付けがベスト。

使用するボルトも鉄やステンレス製よりも導電性の高い真鍮製のアースボルトがおすすめ。

今回は手元にあった仕事で使っているアースボルトを使用。

スタティックディスチャージャー取付け

取り付け完了。

先端部を風受けて流れやすいように下に向けてます。

アーシング(見直し)

エンジンルーム内も過去に施工済みのアーシングも静電気対策には効果的。

っていっても現状は、見た目重視で効果もイマイチ分からずのままで。。。

ということでせっかくアーシングしているのなら効率を上げるため見直し&追加を実施。

今回は数値で分かるようにテスターで抵抗値を測定して悪さしてそうな箇所を探ります。

一例として吸気系。

スイフトスポーツ サクションパイプ

スイスポにはBLITZ製のエアクリーナーとサクションパイプが付いてます。

アルミ製とはいえ、キチンとアースされていなければ静電気除去の効果も半減してしまう。

上画像のサクションパイプ、よく見ると両側をシリコンホースで固定されボディーと金具などで固定されている箇所はないんです。

ということは、サクションパイプはアーシングされていないかも?ってこと。

サクションパイプ 抵抗値測定

ってことで、テスターで抵抗値を計測。計測の片方はバッテリーのマイナス端子。

上画像はエアクリーナー側のパイプ。

このパイプは1箇所を金具で固定されているので非常に低い抵抗値に。抵抗値が低いってことはしっかりアーシングされているということ。

サクションパイプ 抵抗値計測

次にアーシングされていないであろうサクションパイプを計測。

すると少々大きめの抵抗値に。

しっかりとアーシングされている場合は先ほどのように0.1Ω(またはそれ以下で0.0Ωと表示)になるのに対してなかなかの高い数値になってます。

これは「アーシングされてなくはないけど…」くらいの状態。 要対策です!

ネジ部でもあればケーブル追加して接続でOKですが、サクションパイプにはそんなものありません。

では、どうやって繋ぐか?

エアクリーナーのパイプはアーシングされており、そのおパイプと繋がればOKなのでアルミテープを接続しているシリコンホースの内側に貼り固定することに。

配管を戻して再度計測。

抵抗値再計測

0.0Ω(非常に低い抵抗値で繋がっている) これでOK。

これでサクションパイプを静電気から守ることができました。

エアクリーナー 抵抗値計測

もっと酷いのはエアクリーナーのフィルター部分。

0.L MΩは通電していないってこと。非常に良くないですね。

エアクリーナー アーシング

ここは素直にケーブルを追加。

エアクリーナー外枠からバッテリーマイナスまで接続しました。

銅ワッシャーセット
真鍮ナット

最後に接続のボルト類について。

通常の配線には鉄製のボルト類を使用しているけどメーカは生産コストなんか考えても仕方のない話。でも欲を言えばもっと導電性の良い材質に交換しておきたい。

ってことで、アーシング箇所の配線固定ボルト類を真鍮ボルト&銅ワッシャーへ交換。

導電性グリス

銅ワッシャーはそのまましておくと腐食してしまうのでグリスを塗布しておきます。

使用するグリスも導電性のある接点グリスを選択。

アーシング マイナス端子

正直どこまで違いがあるかも分かりませんが、心残りがあると精神衛生上よくないので(笑)

マイナス端子の接続部が余ってたのでスタティックディスチャージャーを装着。

これでひとまず様子見とします。

まとめ

スタティックディスチャージャー

エンジンが回る、走行する、冷却する と、車には静電気の発生源がたくさんあるわけで。

静電気はスムーズな流れを阻害する目には見えない面倒なやつ。

今回ご紹介した方法などで静電気対策をすれば本来の性能に近い能力を発揮してくれるでしょう。

個人的には未施工に比べると

  • エンジンの吹け上がりが良くなった
  • 排気音が静かになった
  • エンジン回転が滑らか?マイルド?になった

などなど、明らかに変化があったのは体感してますが、数値などでお見せしないとなかなか説得力に欠けるもの(汗)

そこで言えるのは

気になったなら試してみて!!

ってことですね。

気になる方はぜひ★

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