近い内に車の買い替えを予定しており、そこでちょっと気になることは「ガレージの防犯」。
まぁ、ウチは田舎なので気にし過ぎ~とも思ったけど、近所で空き巣の被害も出てるって話もあるので念のため対策をしておきたいってことが今回の話。
ってことで、防犯対策として代表するのは「防犯カメラ」でしょう。
本記事では最近の防犯カメラを電気工事などの資格なしでもDIYできる方法で取り付けしていきたいと思います!!
購入した防犯カメラ
で、購入した防犯カメラの紹介から。
購入したのは、aosu製の屋外ワイヤレス防犯カメラ(モデル名:C5E2CH11) ↓
なぜ、この「aosu」製のものにしたかと言うと、過去に取り付けしたワイヤレス式のインターホンで同メーカのものを使っていたため、監視・閲覧するアプリを統一したかったってのが一番の理由。
↓ インターホンに関してはこちら ↓
しかも画質・安定性に関しても今のところ不満もないのでわざわざ他の製品を探す理由がないわけで。
スマホ使って1つのアプリで複数台監視できるって、本当に便利になりましたねぇ~
本記事はこの防犯カメラのレビューがメインではないので商品説明は簡単に。。
こちらが内容物。
防犯カメラ本体と電源ケーブル、本体固定用のブラケット、固定ビス、ステッカー、取説。
本体のサイズ感としてはこのくらい。って分かりにくいか・・・
カメラ部の球体がソフトボールくらいのサイズで思ってたよりちょっと大きい印象。個人差あるけど。
カメラ部のアップ。
このカメラ、なぜ球体になってるかと言うと「360°自動追跡・巡回機能」が付いてるんですよ。
そう、不審な人物(不審でなくてもですが)を見つけるとライト・音声で威嚇し(OFFにもできる)、追いかけ回して撮影をしてくれるAI機能を搭載してるので、結構な範囲をこれ1台でカバーできるのは大きなメリット。
それでいて、結構安い(個人的に)ので自宅の周囲に複数台設置するのもアリかも。
電源はコンセントから給電させるタイプ。バッテリー式ではないのがデメリットと感じるかもですが、配線が面倒でもわざわざこっちを選択。
いざというときに「撮影できてなかった…」っていうことにならないように防犯カメラは安定した電源で運用したいので。
もちろん、同メーカにもバッテリー式やソーラー式もあるので配線作業などを簡単にしたいならそちらを選んでもらえたら良いかと思います。(反対もしないし結構な高評価ですので)
ただ充電タイプは長期間稼働できてもバッテリー切れはあるので充電は必須。なので取外ししやすい設置場所の検討が必要。ソーラータイプも太陽光が当たりやすい場所の検討が必要。
どのタイプもメリット・デメリットはあるので自分の運用にあったタイプを選びましょう。
防犯カメラの設置と配線(部材と下準備)
では本題の設置と配線方法について。
今回は電気工事の資格がなくてもできるように施工してみました。ですので、電源のスタートはコンセントからになります。
設置・配線に使った部材
まずは購入してきた部材 ↓
ホームセンターなどで見かける部品たちですね。
このような部品を使いそうな業界で仕事してますが、初めて使うものも多数あるので楽しみ。
主に「未来工業」の製品が活躍します。
未来工業のボックス。
今回は150mm×150mm×高さ75mmのタイプを選択。防犯カメラ設置にはちょうどよいサイズと思います。
ちょっと開けてみました。
このボックスは「ノック」という配線用の接続穴がないタイプ。もちろんノックがあれば穴あけが簡単だけど少々見た目が悪いので。
どうやら購入したボックスは非防水だったみたい。。。
なので、手持ちのパッキンを貼ってなんちゃって防水仕様へ変更。
こちらも未来工業のワンタッチコネクタ。
単体で写真忘れたのですが、配線を保護するチューブ(ミラフレキって言うやつ)を簡単に接続できるものです。
ちなみにこのコネクタにも非防水と防水タイプがあるので注意。またしても非防水のものを買ったみたいですが底面にしか使わないので・・・大丈夫でしょう(汗)
こちらも未来工業。ポールバンドというもの。
ボックスなどをポールへ固定するために使います。2ヶ使用。
今回は雨樋に取り付けていくのでこのタイプが固定にピッタリです。
他に使った部材はチラッと写ってましたが
- コンセントとプラグ
- ケーブル
- エアコンパテ
- コーキング
くらいですね。あとは工具関係。
下準備
まずは取り付けするための下準備。
主にボックスを加工していきます。
ボックス背面にポールバンドを固定します。
ビスは付属されてないので注意。今回使ったのはステンレス製のドリルビスです。
ビスがボックスの内側に貫通するので一応コーキングで防水処理しておきます。
次にコネクタを固定するための穴あけ。
コネクタは上画像のようにボックスに穴を開け、ねじ部を差し込み挟み込んで固定します。
今回使うフレキとコネクタはサイズが「16」なので、φ21~22くらいで穴あけ。
いつも鉄板ばかり加工しているので樹脂は感動するほど加工が楽ですね。
こんな感じ。
これでボックス本体の準備は完了。
続いてボックスの蓋を加工。
防犯カメラ固定用のブラケットを取り付けておきます。
次に電源ケーブルを通す穴開け。
ケーブルの一番太い部分は、φ12あれば通せそうです。
ヨシヨシ、いい感じ。
ブラケット裏の貫通したビスは本体と同じくコーキングしてます。
これで下準備は完了。
防犯カメラの設置と配線(設置作業)
下準備が完了したので、いよいよ設置場所へ。
こちらが現場です。
こんな近距離に屋外コンセントがあるのは幸せの一言。
使用するミラフレキは、ホームセンターなどでカット売りもしてるので事前にざっくり寸法測って長めで買っておきましょう。
画像は作業終わらせてしまった後ですが、まずはコンセント側から。
コンセントには接続せずに大まかにミラフレキの長さを決めてカット。配線はミラフレキより長めにしておきます。
雨樋の固定箇所を使って結束バンドで固定。
下準備したボックスを雨樋に設置。
後々のことを考えて配線は長めにしておくのがおすすめ。
配線の張り直しが一番面倒なので、繋ぎ変えなどを考慮して余裕を持っておきましょう。
配線の先端にはコンセントを取り付け。
別にこのタイプでなくてもOK。延長コードの先端みたいなパーツもあるので使いやすそうなもの選びましょう。(どうせボックス内で隠れるので見た目は気にせずに)
裏面は接続部。
画像では両側に2箇所穴が開いてますがどちらでも良いので1箇所ずつ接続します。
電線について。住宅の用として本来はVVFケーブルのように針金みたいなものを使いますが、コンセントからの配線でしたので柔らかく施工性が良いVCTケーブルを使用。
なので、接続部は端子を圧着して取り付けています。
こんな感じで止まるまでしっかり差し込む。
けど、端子部が若干見えるのが気になる(ってか危険)ので、適当にビニテで養生。
こんな感じ。隠れてればOK。
これで電源の確保が完成しました。
あとはボックス内に収納すれば配線はほぼ完了。
万が一、ボックス内に水が侵入してきても良いようにアダプタや配線はなるべく底面に付かないようにしておくと安心かなと思います。(水抜き穴を追加すると更に安心かもです)
蓋が逆向いてますが電源接続して蓋を閉めます。
配線の穴が丸見えで水が侵入してしまうのでエアコンパテで穴埋め。
コーキングでも良いですが防犯カメラの取外しを考えるとエアコンパテが良いかなと。
これで設置自体は完成。
グラつきや緩みがないか最終確認は忘れずに。
案外忘れがちなのがカメラ部の保護シートの外し忘れ(汗)
先に外しておいても良いですが、作業中に傷つけたくないので最後に剥がすけど忘れないように。
全体を横から。
ボックスのパッキンがはみ出て見苦しい(汗) けどボックス交換まではしないと思うww
素人が付けた感じには見えないでしょう?・・・見える?
もう少しボックスが小さいとまだ見栄えは良くなりますかね。
防犯カメラの設定など
防犯カメラの設定などについて簡単に。
これは設置前にやっておいても良いかと。ってか設置前にやって仮に電源入れて映り具合などを見てから取り付け場所を決めるほうが確実でしょうね…
保存用のマイクロSDは別売りになるので買い忘れないように。
今回購入しておいたのは高耐久な監視カメラ用のやつ。(の一番安いやつ)
防犯カメラは常に録画し保存を繰り返しているので専用のものを選んでたほうが安心と思います。
マイクロSDの取り付け場所はカメラの下部になる部分にあるので設置してからでも抜き差しは可能。
ただ高い場所での作業なのでご安全に。
続いてアプリの設定。
aosu専用のアプリを使います。
↓ 初期導入などはaosuのインターホンレビューを参照 ↓
すでに防犯カメラを追加した状態になっていますが…
カメラを追加するにはホーム画面右上の「+」から始めます。
ペアリング?するには防犯カメラ本体上部にあるQRコードを読み込むと簡単。
ただ設置後だと厳しい場合は、事前に登録しておいたほうが良いでしょうね。
電源を接続して防犯カメラ本体の「SYNC」ボタンを長押しすると、まぁまぁびっくりするくらいの音量で「ピーッ」って鳴りランプが点灯します。
BluetoothとWi-Fiの設定。
言われたことにハイハイ進めていけば良いので難しくないと思います。
設定完了です。
この後、アップデートが入ったりしますが素直に従えばサクッと完了します。
今回、本体のマイクロSDに保存するようにしていますが、クラウド保存も可能。だけど有償。。。この辺は商売なので文句は言えません。
「SDに保存されるのが信用できない」「防犯カメラごと持っていかれたらアウト」と心配される場合は、クラウド契約はおすすめです。
画質についても500万画素あるので十分な解像度と思います。
ちょっとアプリの動画から切り抜いてきました ↓
深夜の定期巡回の映像。
夜間の監視中は白黒での映像ですが、人影などを検知するとカメラのライトを点灯しフルカラーで記録します。
朝方の少々薄暗い時間帯の映像。
これはちょうど家を出るときに検出されライト点灯状態です。
結構鮮明じゃないですか? アプリ内で拡大もできるので防犯カメラとしては優秀。
人影などを検出するとカメラのライト点灯して追跡してくれるので、それだけでも防犯になると思います。
ちょっと余談というかびっくりしたこと。
人影など検知するとスマホにポップアップで通知が来る設定にしていると、スマートウォッチにも通知が来るんですが・・
映像まで表示されてました。すげぇ。
ただ、駐車場など人や車の出入りが激しい場所だと検知からの通知しまくって大変なことになるので設定が難しいところかもしれません。
ちなみにスマートウォッチは「Amazfit Active」です。
まとめ
今回は「防犯カメラを電気工事不要でDIY設置してみた」という感じでお伝えしました。
工事不要って言っても多少のDIY経験や電気の知識などは必要になってきますが
「このくらいなら自分でもできそう!」
って思われる方もいるんじゃないでしょうか?
防犯カメラ本体も材料もそこまで高価なものでもないので、愛車の監視などの防犯に設置してみては如何でしょうか?
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