約1年前、嫁さんの依頼で嫁車のトヨタ ライズに社外ホーンを設置。
嫁さんには内緒ですが、どうしても自分の車以外はやる気になりません(汗)お陰でブログの記事ネタにしようとも思っておらず写真も撮らずにササっと取り付けました。
その後、しばらくして「ホーンからカタカタ音がするんだけど~」とクレームが。
実際確認すると、ホーンとフロントバンパーが干渉が1箇所、エンジンで振動すると接触する箇所が1箇所の確認はできました…。
それからしばらくは屁理屈と言い訳とごまかしで逃げ回っていましたが、スイスポの部品待ちで時間が空いた週末にふと思い出し「キチンと直してあげるよ」と自分の取り付けが悪いのに上から目線!
まぁ、タダでは動きません。せめて1記事でも書けるネタにして誰かの役に立つ情報にまとめるか!ってことで再度作業を引き受けました。
- ライズ(ロッキー)のフロントバンパーの外し方
- 社外ホーンの設置例
- 自分の車じゃないといい加減さが出てしまう情けない人間性…
では、今回もササっとやってしまいましょう。
ライズ(ロッキー)フロントバンパー外し方
まずはフロントバンパーを外していきます。
嫁車はトヨタ ライズですが、兄弟車のダイハツ ロッキーも同じだと思いますので参考にしてください。
他の車でもフロントバンパーを外した経験があるならクリップやビスの位置だけ把握していればそこまで大変ではないと思いますが、できれば作業は2人でやったほうが傷付けたりするリスクは減ります。(今回は嫁すらも手伝ってくれなかったので1人でやりますが…)
では車を室内に入れ込みます。
まず使う道具はこちら↑
愛用の内張り剥がしと小さめのマイナスドライバー。他には10mmの六角ソケットかプラスドライバーが必要でした。
ちなみに基本片方しか説明しませんが、当然反対側も同じ作業が必要です。
タイヤハウス内 クリップ外し
まずはタイヤハウスのクリップを外していきます。
外すクリップの場所はこの2箇所↓
赤矢印辺りにあります。
内部を覗いてみます↓
2種類のクリップが刺さっています。
まずは下側のクリップを外します。こちらは90°回して引き抜くタイプのクリップです。
取付時のクリップのスリット(マイナスドライバーなどで回すための切れ込み)は縦方向になっているので外すには90°回す必要があります。が、新車時はまだ良いのですが劣化や砂噛んだりで回すのが結構固いです。
普通のマイナスドライバーだとタイヤが邪魔で真っ直ぐ入りません。なので今回は上画像のようなカッターの金具の部分で回すことしました。
これでもなかなか回しにくいです(汗)2cm角くらいの薄い鉄板でもあれば回しやすいのかもしれません。
外したクリップです↑
見事にスリットが崩れています…(汗)
これ、前回外した時のものです。なかなか苦戦したのかいい加減だったのか。。。
そしてもう1箇所のクリップはこちら↓
よくあるタイプのクリップです。小さなマイナスドライバーなどで中央のピンを抜き上げ、全体を引っこ抜くタイプです。
マイナスドライバーを差し込みこねると中央のピンが浮いています。できるだけ全方向から少しずつ持ち上げていくと破損しにくいです。
ピンが持ち上がったら全体を引っ張って抜き取ります。固かったら内張り剥がしなどを差し込んでみます。
フェンダーアーチ部 クリップ外し
次にフェンダーアーチ(フェンダー部の黒い樹脂)を一部だけ外します。
フェンダーアーチの樹脂に内張り剥がしを差し込み手前に引っ張ります。
自分の車で傷つけたくない場合はしっかりと養生しましょう。今回は誰も見てないので割愛。
フェンダーアーチは外してしまっても良いですが、フロントバンパーが外れる位置まで外せたらOKです。
この辺まで外せたらOKです↑
上画像の赤矢印のクリップを外します。赤丸部分はクリップが固く刺さっているので毎回素直に外せません。
↑このままだとフェンダーアーチが戻せないので、内張り剥がしなどで外してフェンダーアーチ側に付け直しておきます。
↑これでOK。
フロントバンパー下回り クリップ・ビス外し
フロントバンパーの下回りにあるクリップとビスを外していきます。
嫁車のライズは、純正のフロントリップスポイラーが付いているのでタイヤハウス側にビス固定されていますが、リップスポイラー無しであればクリップだけだと思います。
車の下に潜り込んでの作業です。赤矢印部のビスを外します。プラスドライバーか10mmの六角ソケット。
それにしも車高が高いとこういう時は便利です。スイスポはジャッキアップしないと頭すら入りません(笑)
続いて中央に向かっていくとこの2箇所のクリップ外し↑
もう少し中央に向かうともう1箇所↑
左右合わせてクリップが6ヶ、ビスが2ヶの取り外しです。
フロントバンパー上部 クリップ外し
クリップ固定の最後はフロントバンパー上部になります。
まずはボンネットを開けます。
赤丸部の計8箇所を外します。
↑運転席側
↑助手席側
これでフロントバンパー上部のクリップ外しは完了です。
最後に知らないと分からない場所のボルト外しです。
ナンバープレート裏のボルト外し
前回フロントバンパーを外した時は全てのクリップとビスは構造見ながら外したのですが、ここだけは調べないと分かりませんでした。
まずはナンバープレートを外します。
が、オプションで付けたのかサービスだったのか分かりませんが、ナンバープレートロックが付いています。
セキュリティ面では盗難防止に良いかもしれませんが、DIYする人間からすると面倒です(汗)
表面のトヨタマークはシールなので再利用できるようにキレイに剥がして保管しておきます。
納車時に取り外し用のアダプターをもらってるはずなのでまずは探します。見つかったら次へ。
ホイールのロックナットと同じ考えですね。このアダプターがないと外せない(外しにくい)構造です。
裏が小さい四角穴なのでラチェットハンドルに付けて使います。
あとはねじ回してナンバープレートを外します。
ナンバープレート裏の中央にボルトが1本あります。(↑赤丸部)
10mmの六角ソケットです。少し深いのでエクステンションバーがあれば便利です。
これでフロントバンパーを取り外すためのクリップとビスは全て外しました。あとはタイヤハウス側を外方向に引っ張って外し、フロントバンパー上部の引っ掛かり爪を持ち上げながら外すとフロントバンパーが外れます。
フロントバンパーを外す際は勢いよくガバッと外れます。ヘッドライトやバンパーなど傷が付きそうな箇所にはしっかり養生して外しましょう。
フロントバンパーは外れましたがフォグランプなどの配線が繋がったままなので、強く引っ張ったり床に下ろすとケーブルの断線などのトラブルになりますので注意ください。
フロントバンパー内 配線外し
オプションやグレードにもよりますが、フロントバンパーには電気機器が付いています。フロントバンパーを外してもこれらのケーブルは繋がったままなので外していきます。
上画像は運転席側のフロントバンパー内部です。
赤丸の3箇所のケーブルを外します。1番上がコーナーセンサ、次がデイライト、1番下がフォグランプです。
フォグランプとデイライトは、コネクタで接続されている箇所から爪を押しながら引き抜けば外せますが(少々固いですが…)、コーナーセンサはコネクタからは外しにくいので根元からセンサーごと外すほうが簡単です。
両側とも外せたら完全にフロントバンパーが外せます。
バンパーの取り外しはこれで完了です。
ライズ(ロッキー) 交換ホーン移設
ようやく今回の目的である過去取り付けた社外ホーンの移設に入ります。
今まで取り付けていた社外ホーンの位置です。
ちなみに取り付けたホーンは「世界最薄」を謳っているPIAA製。
上画像はダメな位置。世界最薄でもフロントバンパーに干渉します(汗)
なので移設↓
少々悩みましたが、取り付けた位置はここ↑
運転席側のタイヤハウス裏付近のフレームです。
ちなみに調べてると上画像の赤丸部に1箇所と
↑もう1箇所は赤丸部って付け方もできるようです。(取り付け後に知ったので付くかは試してませんが)
上画像位置だとフロントバンパーなどの干渉はありませんでした。
今まで付けていた場所から離れたので配線もやり直しです。
純正に戻せるように純正ホーンはそのまま、配線は純正コネクタを加工せずに配線しています。
配線に関してはスイスポですが過去記事を参照ください↓
あとはホーンがしっかり鳴るのを確認して、逆順で組み直せば完了です。
※取り付ける際にフォグランプなどのコネクタ接続を忘れないように!!(忘れて2度手間食ったオジさんからの忠告です…)
1人作業で写真撮りながら、ハーネスも作ったので約3時間かかりましたがこれでクレームは出ないでしょう。。。
ということで、今回は主にライズ(ロッキー)のフロントバンパーの外し方の説明でした。
バンパー交換や今回のような社外ホーン取り付けなど、フロントバンパーを外すのは少々大変ではありますが外してしまえば作業性は格段に上がるので覚えてて損はない作業と思います。
皆さんの参考になれば嬉しいです。
それでは。
↓嫁車のライズにはエンジンスタータも取り付けさせられました(笑)↓
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