皆さん、洗車は好きでしょうか?
車好きは案外、洗車好きだったりしませんか?(そうでもないのかな…)自分もそのひとりです。
汚れていた愛車がキレイにピカピカ輝いていくと大変だけど洗った甲斐があるというか、充実感・満足感でいっぱいになります。
その感動の次に襲ってくるのが
「しばらく雨降るんじゃね~ぞ!!」
という大きな不安感(汗)
まぁ、そりゃぁ雨降るのは仕方ないしぃ、水不足になるのも困るからぁ~ね。。。 でも…
「頼むから汚さないでくれ~」と願うばかり。
特に雨降りで一瞬で汚れてしまうのがサイドミラーやドアノブなんかから垂れ下がる雨染み。何とかならないものでしょうかね。
洗車しても速攻で発生するこの雨染みを付けないのは難しいとしても、どうにか軽減・予防する方法はないのかず~っと前から色々試してます。
ってことで、本記事では色々と試したこととその結果をまとめていこうかと。
はっきり言ってトライアンドエラーなんで、ほとんどエラーです(笑)
決して「失敗事例のボツネタをまとめて1つの記事にしてしまおう~」なんて考えてませんので(汗)あくまでも反面教師、失敗事例を参考にしてもらって何かのヒントにしてもらえば万々歳です。
ただ、検証は今後も続けていきますので最終的にはとんでもない大発見!が待ってるかもしれません。
ではいきましょう。
宿敵であり強敵で大嫌いな「雨染み」
洗車のたびに悩まされている雨染みがコレ↓

これ、洗車した日の夜に雨が降った翌日の状態。
丸一日掛けて洗車して下地処理してコーティングまでしっかり終わらせて約半日少々でコレですよ…。
洗車したてでもこの雨染みの線があるだけで洗車してない感が出るし、何より非常に恥ずかしい(泣)

なぜこんな1本の線の雨染みになるのか。
答えは簡単。
車に降った雨が汚れを集めボディーを流れる → 1点集中してサイドミラーやドアノブの下からまとめて流れるから。
川の上流からゴミを集めてくれば下流にまとまって溜まる。当然といえば当然。
まぁ、2~3週間もすれば車全体が次第に汚れるのは仕方ない。た~だ、最短翌日に発生するこの雨染みだけはどうしても許せません!!
ってことで、この雨染み予防対策に挑んでいきた全貌をご紹介します。
雨の流れをせき止めてみる
そもそも雨が1点集中で流れるから1本の雨染みができる訳なら、その流れをせき止めて分岐・拡散してあげれば軽減するんじゃね? って発想でまずやってみたのがこの方法。
使ったのはコレ↓

よくよく撮影日を調べてみたら1年前。長期戦で雨染みと戦ってます。
で、この製品何かというとご覧の通りドアパンチなどを防止するガードですね。

樹脂製でしっかりしてて真っ白でなくパールが入ってるのでボディー色に馴染みそう。
本来の用途とは全く違うけど、長さ50mmでサイズ感もバッチリ。

で、このドアガードを水が垂れてくる部分に貼り付けて完了。画像はスイスポ。
そんな違和感もないでしょ?いや、多少あるか…
これで1点集中に流れてくる雨水が分散されて汚れが軽減!

もう1台の実験車両、タンクにも貼り付け。
いや~真っ黒の1本線ともこれでおさらばですわ~。
案外、決着は早かったなぁ~
ドアガードは4ヶ入なのでこれでうまくいけば2台分使えます。コスパもよろしい。
ではこれでしばらく様子を見ます。
そして洗車を我慢し、約1.5ヶ月後がこちら↓

1本から2本になってるぅ~(汗)
いやまぁ、やる前から薄々は分かってましたがこんな見事に2分岐しなくても・・・
雨水の流れも1本から2分割されたはずなので、雨染みの濃さは半減した…のかな。。

タンクに関してはもう何本の雨染みかも分からないくらいの状態。。
でもドアガードを通ってない両端の雨染みは色が濃いのに対し、せき止めていた部分は若干薄い。
ってことは効果はあったのか。そういう問題じゃないね…
こりゃダメだわ。。。
雨が1本で流れないようにコーティングをやめてみる
続いて考えたのは、雨水が流れるとき細くまとまってしまうことに着目。
流れるにしても1本線のようにツ~っと流れず、ベタ~っと流れてくれたらスジのような雨染みができにくいはず。
ってことはボディーが撥水していなければ良いのでは?
いや~またも良いとこに気づいてしまいました。

今使っている撥水剤はガラス系のコーティング剤。
しっかり弾いてくれていますが、そもそもこれが原因なのでは?ってことですね。

ってことで、雨染みがよくできる助手席側のサイドミラー下部のコーティングを剥がすことに。(比較できるように運転席側はそのままにしてます)
使ったのは常にストックしているキーパーの「コーティング専門店のコート前のクリーナー」
日頃付いてしまった雨染みなんかも簡単に除去できるスグレモノ。コーティング剤もキレイに落としてくれるので下地処理にはおすすめのクリーナーなんです。

化学的な力で汚れを落とすので、塗布して1分ほど放置して軽く擦って洗い流せば簡易コーティングなんかはあっという間に落ちます。
これで撥水性がなくなり部分的にベタ~っと親水状態になりました。
またこれで様子を見ます。

検証中からずっと雨だったので答えは早かった。
上画像は試した翌日。運転席側なので撥水状態のままのボディー。
すでに薄っすらと雨染みができてるの分かりますか?
これですよ!毎回毎回、苦労を水の泡にしてしまう雨染み!! いつも通りできてますね。。
で、肝心の助手席側はというと・・・

どうでしょう?なんと雨染みが付いていません!
ってか、洗車の翌日なんだからせめてこうあって欲しいものなんですが(汗)
やはり思惑としては正解ではあるようです。
ただね、またこの翌日もずっと雨だったんですが・・・

「おまたせしました~」と言わんばかりに雨染みが(泣)
確かに洗車して翌日の雨染みはなかったものの…翌々日に出たらいかんでしょ・・・

ちなみに撥水コーティングそのままの運転席側には立派で黒々した雨染みができてました。
ってことはやはり、撥水をさせないほうが確実に雨染みは軽減できるってことでしょう。(翌々日には付きますが。。。)
コーティング無しのボディーとはいえ、雨水がまとまって流れる場所は線状に流れて雨染みになるのが分かりました。
ボディーに超親水コーティングをしてみる
答えに近付いてきたのか?分かりませんが(汗)
近からず遠からずって感じでフラフラしてますね。
コーティングとしては、バチバチ弾く撥水系よりベタ~と水が引いていく親水系のほうが雨染みが付きにくいということは分かりました。
ってことは思いっきり親水したらさらに雨染みは軽減できるのでは?って思っちゃったので次の作戦。
こんな商品あるのご存知でしょうか?

カーメイトから販売されてる「サイドミラー サイドガラス 親水剤」

これをサイドガラスやサイドミラーへ塗布すると雨が降っても超親水して水膜を作り、快適な視界を確保できちゃうっていう商品です。
これを使えば超親水になって雨染み問題にも終止符を打てるかもしれません。しかも効果は6ヶ月持続!こりゃ良いものを発見しました。
しかし、お察しのとおりこの商品、サイドミラーやサイドガラス用。

注意書きにもしっかり書いてます。
当方、アホな人柱なので
「なるほど、フロントガラスには使えないけどボディーにはダメとは書いてないから…使っていっか」
ってことにしました(笑)
※ってか専用品って書いてますからね(汗)皆さんは使わないように。。以降はボディー塗装が剥げようが穴開こうが全て自己責任でやってますので。

サイズ感はこんな感じ↑
20mlなので少ないですがサイドミラーなどの部分的に使うので問題ないのかな。(今回はドア1枚塗っちゃいますが)

ドアノブ下の雨染みへも検証したいので、助手席側ドア1枚全てに施工していきます。
専用のスポンジに適量塗布し塗っていきますが揮発性なのでドア1枚塗るのは非常に施工しにくい。
まぁ本来の用途とは違うので誰にも文句は言えませんが・・・。

下地処理はしっかりしたつもりですが、めっちゃムラになってます(汗)
そもそもガラス用なんでね。
仕方ないのでこのまま乾燥させて施工完了とします。

施工した翌日にはこれまた雨。 雨男で良かった。
で、これが超親水コーティングの状態です。(ガラス用ですが)
・・・う~ん??
親水してませんね。なんなら少々撥水してる感じもしてて嫌な予感しかしません(汗)
ただ今のところ(といっても翌日ですが)雨染みは付いていないよう。
次の日も雨の予報なのでまた確認します。

翌日。なので施工した翌々日ですね。
雨染みですが・・・画像では分かりにくいですが薄っすら付いてます。。
だって親水してないんですから。なんだか検証にもなってない気がしてきました。失敗ですね。。。
施工方法が良くなかったのか分かりませんが、次回やる気が出たらリベンジしてみます。
ボディーのコーティングを変えてみる
実は先ほどの超親水コーティング案を助手席側で試していた反対の運転席側で、別の検証をしてました。
どうやら最近主流のコーティング剤であるガラスコーティング(ガラス系コーティング)の主成分は「二酸化珪素」というものらしく、この二酸化珪素がボディー表面で強固に膜を作りコーティングされています。
そんなボディーをしっかり保護をしてくれる二酸化珪素なんですが、雨水などの成分でもあるカルシウムやマグネシウム、ケイ素や鉄分などと相性が良いため、簡単に結合してしまうそうなんです。
ちなみに窓ガラスの主成分は同じく二酸化珪素。窓ガラスがガチガチの水アカ・ウロコまみれになるのも同じ原理みたい。
つまり何が言いたいかというと
「汚れないために施工したコーティングが汚れを作ってる」
ってこと。
コーティング専門店や新車で購入したときにオプションで追加した高価なガラスコーティングも同様。定期的なメンテナンスをサボるとコーティング未施工時より水アカだらけになっちゃう。
ということで、ガラスコーティング以外でボディーの保護するものといえば定番なのはワックス。
自分も含めて定期的に洗車できるのならワックスなどもありかなと思ってます。
もちろんワックスでの検証もアリかなとも思ったのですが、正統派過ぎて面白みに欠けるので今回は別で興味があるもので試していきます。
それがコレ↓

「シリコーンオイル」です。
実は数年前にこのシリコーンオイルをコーティング代わりに施工する方法が流行っていたらしいく「シリコン洗車」と言われていたみたい。
詳しくは別記事でまとめるつもりですが、シリコン洗車では
「防汚」「艶出し」「撥水」
が大きなメリットで耐久性がないもののメンテナンスをしっかりすれば非常に良い方法らしい。
そしてこのシリコン洗車に最適とされているのが信越シリコーン。
ただね、信越化学工業さんとしてはこんな車のボディーに塗るために開発したわけでもなく、あくまでも工業用の商品。なので、何があっても自己責任となるのがこのシリコン洗車のようです。
ってことで、失敗に終わった助手席側に超親水コーティング案でしたが、運転席側はこのシリコン洗車を試しておいたのです!
これまでご紹介して全て撃沈した「翌々日」のシリコン洗車での雨染みの状態がコレ↓

はい!雨染みが付いてないんです!!
もちろん雨続きの2~3日での検証ではありますが、この状態には感動してしまいました。
ってことで、少々流行りからは遅れての検証とはなるのでネタとしてはバズらないとは思いますが(笑)これからちょっとこのシリコン洗車を深堀りしていこうかと思ってます。
※更新しました。シリコン洗車について記事追加↓
あっ、それと、この雨染み問題は永遠のテーマ(大袈裟か)なので、なにかいい感じの情報あれば検証し随時更新していきたいと思ってます。
それでは。
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