慌ただしかった年度末も過ぎ、年間で一番落ち着く季節となりました。
季節的にも暖かくなり活動しやすい時期ですね。ってなると発作のようにソワソワしてしまう「イジりたい病」。やはり発症しちゃいました(笑)
と言っても、ある程度やり尽くしてるし…洗車するほど汚れてないし…だからといって高価なパーツ付けるのもねぇ…
今回は、そんな時にと頭の片隅に残ってたプチカスタムをやっていきます!
安上がりで~DIY感満載で~イメチェンには最適な「プロテクションフィルム」を貼ってみようと。
え?経験は?って? もちろん未経験のぶっつけ本番っすよ!!
プロテクションフィルムって?
そもそもプロテクションフィルムって何? ってことですが、その名の通り「保護するフィルム」。
高速で移動、乗り降り、天候などなど、車は常にいじめられてます。
- 飛び石
- ドア周りの爪傷
- ドアパンチ
- ワイパー傷
- 紫外線
- などなど
こんな傷や劣化が起こりそうな箇所へ事前にプロテクションフィルムを貼ってキレイを維持しようっていう考え。もちろん、フィルムなので剥がすことも可能。
できるだけ傷や劣化から守り、長期間キレイな状態を守る方法としてはとても良い選択。新車買ってすぐにシートカバー付けるのと同じです。
特に経年劣化や紫外線でダメージがデカいのはヘッドライトですよね。黄ばみやヒビ割れで後悔する前にプロテクションフィルム貼っとけ。ってことで今回はヘッドライト関係に施工。
黄ばみ落としたあとの保護でもプロテクションフィルムは使えそう。
施工箇所の現状確認
現状のスイスポ(ZC33S)↓
まずはヘッドライト。
納車直後くらいに紫外線保護とドレスアップ(こっちがメイン)でノブレッセのアイラインを装着済み。(楽天市場で購入)
アイラインが付いてるだけで結構なワル顔。これにライトスモークフィルムを貼っていきます。
ヘッドライトだけ色が変わるとフォグランプが逆に目立ちそうなので、端材を使ってフォグランプにも貼っちゃおうかな~とかワクワクしてる状態(笑)
あともう1箇所、地味に気になる部分が。
リアウイング中央のハイマウントランプですね。
周囲がカーボンなので白が余計に目立つのでトーンダウンさせようと思ってます。
ね?言われてみれば結構目立つでしょ?
どうせ端材で貼れるサイズなのでこちらにもやっちゃいます。
取り付け頑張ったリアウイング・テールゲートスポイラーについてはこちらにまとめてます↓
ちなみにテールランプはヴァレンティ製のライトスモークに交換済みなので今回はこのままで。ってか、ここまでの曲面だとうまく貼れる自信は全くありません。。。
ぶちゃけ、もう少し濃いスモークでも良い気がしますが…まずは慣れてからということで。
施工前の下準備
施工前の下準備。そう、洗車です。
とにかく汚れや油分をしっかり落とす。とにかく。
特にフィルムの切断部が付く隅っこや、日頃の洗車では届かない隙間なんかもしっかり洗っておきます。
「しばらくしたらペロンと剥がれちゃった~(泣)」なんて目に遭いたくないなら念入りに。
洗車しても表面にザラつきがある場合は鉄粉などの汚れも考えられるので汚れに合わせた洗車を済ませましょう。
こんなのもオススメです↓
用意するもの
購入したもの含めて用意したものを紹介。
当然ですが、まずはフィルムとヘラですね。
スモークフィルム
購入したのは Ilmondomall のヘッドライトフィルム。
色は「ライトブラック」でサイズは「30cm × 200cm」。
それぞれ感覚は違うと思いますが、フィルムって思っていたより安いんですね。
カットサイズは他にもあるのでお好きに選んでください。
初めて施工した身として言えるアドバイスとしては・・・
「貼り直しできるくらい多め・大きめを買っとけ」とだけお伝えしておきます。
結論から言いますと、今回初めて施工しましたがヘッドライト左右とも1回貼り直してます。要は2倍。それを見越して200cmの長さを選びましたがギリでしたね。
やる気あっても材料無いと何もできませんからね(汗) しかもサイズが大きいからといってもそこまで価格差はありません。
うまく1発で貼れる自信がある方はギリを狙ってみては?
ヘラセット
次に必要なのが、フィルムの中の空気や水を抜くためのヘラ。
大小のヘラを買っておきましたが、ヘッドライトのような曲面と小さな面積には大きいヘラは使えません。なので小さい方だけで良いと思います。
霧吹きに施工液
次に必要なのは霧吹きです。
今回は手元にあったフルプラの蓄圧式の噴霧器を使います。
蓄圧式じゃなくても普通のスプレーでOK。しかもフルプラは品質が良いだけあってちょっとお高めなので。
「ちょっと俺、出来るんですよ感」を出したかっただけなので(笑) でも蓄圧式はボタン押すだけでシャーっと噴霧できるので作業性は非常に良いです。
噴霧器に水と食器用洗剤を入れて施工液を作ります。
どのくらいの濃度が適正か? なんですが調べてみると結構様々。
良く聞くのが
- 水 500ml に対し洗剤を 3~5滴
- 洗剤を3%程度に希釈
なんですが、「滴」の時点でもうアバウト。
おそらく「水500mlに3~5滴」の方が洗剤の濃度は低いのでそちらから試してみます。
ヒートガン または ドライヤー
曲面の貼付けなどにフィルムを熱して縮めたりするのに使うヒートガン。
「ドライヤーでもイケるんじゃね?」って思っているそこのあなた! 同感です。。
このヒートガンの設定温度MAXで使うとフィルムが一瞬で縮むので中間程度で使う。ってことは試してませんがドライヤーのMAXくらいで良いかも。ドライヤー次第だけど。。
ただ、ヒートガンだと容量に余裕があるし、先端のアダプターで色々なパターンの熱風を出せるので使い勝手は良いのは間違いない。ただ、このためだけに買うのはどうかな。。。
よくDIYされるような方なら使い道は多々あるのでオススメです。
その他 必要なもの
その他、施工に必要なものは
- マスキングテープ
- ハサミ
- カッター(良く切れるやつ)
- 油性マジック
- ショップタオル(キッチンペーパー)
- 調子に乗らない冷静な精神状態
- 全く予定がないくらい暇な時間
くらいかな。
最後の2項目が案外大切だったりします (^_^)
プロテクションフィルム貼付け作業
ではフィルム貼付け作業に入ります。
つい先日、ガラスフィルムを貼って案外うまくできたこともあり今回の挑戦ってこともありまして。
プロテクションフィルムって小難しい呼び方ですが、ただフィルム貼るだけですからね。なにせガラスフィルムは1発で全部成功してますし~(←この時はまだ余裕)
まぁ、この余裕が失敗へ繋がるんですけどね(笑)
まずはフィルムのサイズに問題ないか確認。
アイラインが付いてることもあって幅30cmでも問題なさそう。全体なら幅ギリギリなので40cm幅が良いかも。
ライトブラックってことで購入したフィルムの色味は、ちょいとブラウン系みたい。
渋めの色合いで悪くない。
それでは早速貼付け作業に入ります。
どうやら貼り方としては主に2パターンあるようなので、どっちが施工しやすいか左右のヘッドライトで試してみます。
型取り&フィルムカットして貼付け
まず1つ目はフィルムを事前にカットしてから貼り付ける方法。
型取りったってどうやって?ってことなんですが・・・
マスキングテープを使います。
ヘッドライトにマスキングテープを全面に貼ります。
カットする部分が分かりやすいようにヘッドライトとボディーの隙間もなるべく浮かないように。そしてテープが2枚以上重なるように貼るのがコツ。
そしたらマジックでカットするラインを縁取っていきます。
こんな感じ。
あとはマスキングテープを剥がしていきます。
マジックで書いた線に合わせてカットしていきます。
カット完了。
ネットで調べてた方法だと、このままフィルムに貼ってカットしてましたが湾曲していることもあり、まぁやりにくい・・・
なので、このままフィルムを上に載せて型取りしていきます。
ちなみにフィルムは表面の保護フィルム・フィルム本体・剥離紙の3層構造になっていて、フィルム本体の剥離紙側に粘着剤がついてます。
保護フィルムとフィルム本体は比較的伸びる素材。剥離紙はあまり伸びません。
保護フィルムと剥離紙はどっちも透明ですが、剥離紙の方が厚いし剥がしやすいので裏表はすぐ分かるかと。
保護フィルムを上向きにして型取ったマスキングテープの上に置いて固定。
マジックで縁取りしていきます。
グネグネしてるけどベストは尽くしました(笑)
あとは線に合わせてカット。
それっぽくできました。
では貼っていきます。
貼り方としては基本的にガラスフィルムと同じ。違うのはガラスフィルムのリアガラスなどはフィルムが分割されて貼りやすいけど、今回は一体。
まずは接着面の洗浄から。
洗剤を薄めた水を噴霧して表面のホコリなどを流します。
ヘラを使って水分と一緒に汚れを削ぎ取っていきます。これを2~3回繰り返してしっかり洗浄。
キレイになったら再度しっかり濡らしておきます。
剥離紙をちょこっとめくり
洗剤水をスプレー。
めくってはスプレーを繰り返してフィルムをベチャベチャにしておきます。
ベッチャベチャのままフィルムを載せます。
載せてみて分かる・・・この湾曲ヤバそう(汗)
平面のフィルムを曲面のヘッドライトに載せたらね…そりゃこうなるわな。。。
グズグズしてても進めないので練習がてらやっちゃいます。
まずは端の水をヘラで抜いて固定。シワが寄っていない中央部分は軽く水抜き。
上部分はそこまでシワにならなかったので、表面に洗剤水掛けながら中の水を抜けばなんとなく貼れました。
まだ端っこが浮いてます。
端っこは中の水を抜いても周りに水分があるとまたフィルムの中に水が入っちゃうのでなかなかうまく貼り付かない。
なので、ヘラにショップタオルやキッチンペーパーなどを巻いて抜いた水を吸わせると貼り付けやすいです。
なんやかんやで貼り付け完了。
というか、スプレー+ヘラ+ヒートガンとワチャワチャしてて全く撮影する余裕がないくらいの格闘(汗)
一番湾曲してる下の中央部分が超難関(泣)
油断してると洗剤水が乾いてフィルムが張り付いちゃうとシワが伸ばせない。その状態でヘラで押さえるとフィルムが折れて線ができる。。。
分かりにくいけど折れ線ができたり、糊あとあったり、水が抜けてなかったりとね… まぁムズい。。
ただね、細かいこと言わなかければ・・・
なんとなく良い感じにできたのです!
そう。なんとなく。
初挑戦でこの出来ならOKでしょ。剥がせば再挑戦できるし。
表面の保護フィルムを剥がせば・・・
完成です!
どうでしょう? パット見だと分からないでしょ?
ヘッドライトに顔近づけてガン見されることなんてないんだから~上出来ですよ。ってことにしてください(汗)
最後にカットラインやフィルム全体を定着させるためヒートガンで炙って完了。
フィルムを貼って周囲をカット
続いて反対側(助手席側)のヘッドライトへ貼り付けていきます。
もう一つの方法は、ある程度の形にカットしたフィルムを貼ってから最後に周囲をカットする方法。
フィルムを適当な長さでカット。
左右3cm程度余裕があるくらいの長さで良いらしい。
周囲も3cm程度の余力をもってカット。
なんですが・・・
またも運転席側の形状でカットしちゃった(泣)
カットした直後に気付くなよ…やらかした~
何考えてるのでしょうね(汗) これぞ油断ってやつですよ。
皆さんはやらかさないように。反対側の型取りはフィルムを裏返してからカットしましょう。
恐る恐るフィルムを裏返してみると、何とかギリで使えそう。余力ないので貼りにくそうだけど…
貼り方としてさっきと同じ。
カット済みに比べると位置決めがないのでラクですが、余分な部分が邪魔して個人的には貼りにくい気が。
この辺は慣れなのかもしれません。
シワが寄る箇所はヒートガンで温めながら貼るも接着面がうまく滑ってくれず張り付いてしまい、結構目立つシワに。
やはり洗剤水の濃度が低すぎた感じですね。
この辺を考慮してリベンジしたら更新します。
あとは縁に沿ってカッターでカット。
この時点でまた気付いたんですが、カット部分はマスキングテープで養生しておいた方が安心ですね。
プロはフィルムを全部切らず、厚み半分程度をカットして割くように切り離すのだそう。スゲー。
助手席側も完了。
こっちは目立つ折れ線が1本できちゃったので心残りなのですが、すでにフィルムの余りがありません。。。
今回の経験で反省点は見えたので次回リベンジします。
その他の箇所へ施工
メインのヘッドライトには貼付けできたので残った端材でフォグランプとハイマウントランプにも施工してみます。
フォグランプ
ヘッドライトにスモーク入ると余計に白さが目立つフォグランプ。
まぁ、このままでもいいんですがやはりバランス悪い。
ってことで貼っていきます。
型取りがしにくいので同じくらいのサイズの丸いもの探しから。
ありました。養生テープの芯。ピッタリサイズでした。
良い感じに端材使えます。
マジックで線引き。
2枚カット。
貼り方は同じなので割愛。
ヘッドライトに比べると簡単です。
完了!
ちなみに後付のフォグランプカバーはSecondStage(セカンドステージ)のピアノブラック。
他にも無塗装樹時部に貼り付けてます。
ハイマウントランプ
続いてハイマウントランプ。
こっちは湾曲してないのでもっと簡単。
なので完成写真だけ↓
周辺がブツブツしてるのは水滴です。
以上で今回の作業は完了。
全体で約3時間くらいかな。慣れたら半分くらいの時間で出来そう。けど慎重さ優先なのでしっかり時間があるときにリベンジします。
完成外観
完成しましたので仕上がりをご覧ください。
やはりこのスモークはブラウン系?ゴールド系?ですね。
逆にホイルとの相性が良かったので気に入りました。
薄っすらスモーク入っただけでも見た目がガラッと変わるので結構目立ちます(笑)
ドレスアップもできて保護にもなるのでまさに一石二鳥!
あとは車検に通るかですね。このスモークくらいなら大丈夫とは思いますが、施工されるなら事前確認するかNGの場合はサッと剥がして再検査する覚悟はしておきましょう。
プロテクションフィルム(スモーク)施工まとめ
いや~材料費ほとんど掛けずに半日しっかりと遊ばせてもらいました。
コツというか技というか、やはりド素人では完璧には出来ませんね。
YouTubeなどで見ているのと実際にやるのでここまで違うのかと痛感しました。プロに頼むと平気で2~3万円掛かりますがその理由が良く分かります(笑)
材料切れで今回はココで断念しましたが、近いうちに再トライしてみたいと思います。
時間があってちょっとイメチェンしてみたいなぁ~なんて方は挑戦してみては如何でしょうか?
※更新しました!
どうしても仕上がりに納得できず翌週に再トライ。とても良い感じに仕上がりました。
今回の反省点も踏まえてリベンジしてますのでこちらもご覧ください↓
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