自作PCパーツの個別解説、最後が電源ユニットです。
初心者なりに各パーツを調べて選定してきましたが、この電源ユニットの選定は少々失敗しました(汗)その辺も含めて説明します。
電源ユニットはその名の通り、マザーボードやグラフィックボードなどPC内に必要な電源を供給するためのパーツでPCが動くためには必要なパーツ。
この電源ユニットにも規格や容量などの選定ポイントがあるので簡単に説明しておきます。
【自作PC】電源ユニットについて│選定時のポイント
自作PCの電源ユニットの選定ポイントは以下が挙げられます。
規格に注意
マザーボードなどのように電源ユニットにも規格があり、主に「ATX電源」「SFX電源」の2つ。
ATX電源は基本サイズがあり「幅150mm×奥行き140mm×高さ86mm」が基準となっています。しかし奥行きは様々だったりしますので、PCケースの選定でもしっかり収まるか事前に確認してきましょう。
SFX電源にも基本サイズがあり「幅125mm×奥行き100mm×高さ63.5mm」とATX電源よりも一回り小さいサイズで容量も小型のものとなります。
ATX電源・SFX電源に深入りしたい方はこちら↓
ケーブルの種類を確認
電源ユニットにはマザーボードやグラフィックボードに接続するケーブルも基本付属されてます。
しかし、ケーブルの種類が足りなかったり(ほぼ無いと思いますが)、PCケースやマザーボードの配置などでケーブルの長さが足りない場合が稀にあるようです。
安価な電源ユニットに多い傾向なので、電源ユニットはそれなりの商品を購入していたほうが無難です。
着脱式ケーブルがおすすめ
電源ユニットにはケーブルが本体より一式出ているタイプとケーブルが本体から脱着できるプラグインタイプがあります。
電源ユニット本体とケーブルが一体になっているタイプは、使わないケーブルを束ねて収納する必要がある一方、プラグインタイプは必要なケーブルだけを接続するのでPC内がスッキリ収まります。
80 PLUSについて
電源ユニットには「80 PLUS」という認定を取得しているものが多くあります。
これは、電源ユニットの変換効率を示すもので何もない「80 PLUS スタンダード」から「80 PLUS Titanium」まで6段階に分けられています。
階級が上がれば上がるだけ変換効率が良くなりますが、その分価格も上がります。
世間では「80 PLUS Gold 以上を買っとけ」って言われていたりします。(その下がダメって言ってる訳ではありません)
80 PLUSについて深入りしたい方はこちら↓
容量選びについて
電源ユニットには容量があり初心者としてはどのくらいの容量を選定したら良いか悩むところ。
実際に自分はこの容量の選定で失敗しました(汗)大きな問題ではないのですが…
前項の「80 PLUS」の参考記事にも記載ある通り、電源ユニットは全容量のうち50%程度の使用率が1番変換効率が良い状態となります。
変換効率が良いということは「無駄な電気代が抑えられる」ってこと。
ということは、PCが使用する容量の2倍程度の容量を選んでおけば50%程度になるわけです。
CPUやグラフィックボードなどがどのくらいの電力が必要なのかは、各メーカサイトで検索するか簡易計算してくれるサイト↓なども参考になるかと思います。
ちなみに今回、自作PCのパーツで計算すると
- CPU:105W
- メモリ:14W
- SSD:25W
- グラフィックボード:40W
- DVD:25W
- ファン:9W
となり、合計:218W。
この218Wが容量の50%となるくらいの計算でいくと単純に2倍で436W。切り上げて500Wくらいの容量が1番効率が良いということになります。
しかし、ここまで考えず「大きければ大きいだけ良いでしょ!」ってことで購入したのはこちら↓
少々大きすぎました(汗)750Wなら約30%程度でしょうか。
ただし、注意したいのは今後パーツを交換する可能性があるなら少し余裕を持っていてもOKかと。
特にハイエンドのグラフィックボードなどは結構容量使うので、交換時は再度容量計算をして電源ユニットの容量が不足しないか確認するようにしましょう。
【自作PC】電源ユニットについて│玄人志向 KRPW-GK750W/90+
前項の説明をふまえて少し紹介しましたが改めて。
購入した電源ユニットは「玄人志向 KRPW-GK750W/90+」
- 80 PLUS GOLD認証取得
- 750W
- ATX規格
- フルプラグイン
AC90~132Vで動作しますので安心。高温度対応のコンデンサ搭載でさらに安心。
容量は予定より少々大きめの750W。
80 PLUS GOLD認証取得。
80 PLUS GOLDなので、50%負荷時に90%以上の変換効率。
フルプラグインで付属ケーブルはこれだけ入ってます。
一般的なパーツ構成であれば不足は無いかと思います。
開封。
こちらが電源ユニット本体。
電源ユニット本体のケーブル接続口。
AC電源入力側と電源スイッチ。
こちらがPCケースの裏面に出てくる面になります。
120mmの静音ファンを搭載してます。
付属しているケーブル類。
フラットケーブルなのでケース内の配線もかさばらずきれいにまとまります。
今回のPC構成ではこのケーブルのうち半分くらいしか使いませんでした。
【自作PC】電源ユニットについて│まとめ
今回は電源ユニットについてでした。
サイズの規格があったり容量の計算が必要だったりと選定にはポイントがあるのでそこだけ注意しましょう。
容量は今後のことも考え、足らないほうが問題ですので多少の余裕を持って選定するようにしましょう。
実際に購入したパーツの組み立て手順についてはこちら↓
自作PCのパーツ詳細や組み立て、OSインストール全部まとめはこちら↓
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