前回、素人ながらトラストのカーボン製リアウイングにウレタンクリア塗装に挑戦し、見事に失敗して垂らしてしまいました(笑)
まぁ、個人的にはこの失敗も想定内でしてそのリカバリーに関しても調べて準備を進めていました。
好きなことだからできますが、何事も挑戦!このブログのコンセプトでもあるように失敗した補修も自力でどうにかすることで成長していくものです!(言い訳)
おかげでこのような記事ができ、皆さんのお役に立てる…嬉しい限りです。
それでは参りましょう。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃失敗の原因
過去記事にも反省点は記載していますが、ウレタンクリアに関わらず自家塗装の失敗の原因で多いのが「垂れ」かと思います。
「せっかく塗るなら塗膜を厚くしておきたい」
「(まだ早いのに)そろそろ重ね塗り開始!」
「ココだけ塗装が薄いかも!?プシュー」
なんてことで吹いてしばらくしたら「タラ~」。
この辺の詳細は、過去記事の失敗を参考にしてください。
カーボンの上からのクリアなので分かりにくいっちゃ分かりにくい。ただ気になったら最後、めっちゃ気になります…。
垂れの他にも乾いてから気付いたのですが、表面にポツポツが結構残っています。ゴミ?塗料の塊?
ウレタンクリアスプレーには「仕上げ磨きは不要」とのことですが、素人塗装には必要でした。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃垂れの除去
早速、補修していきます。
が、素人塗装ってことは補修も素人です(汗)温かい目で見てください…
塗料が完全硬化するのに5日程度掛かるとのことでしたので、1週間後の週末に実施。
まずは垂れている箇所を削っていきます。
#800の耐水ペーパーを使いました。セットで揃えておくと便利です。
塗装面を指で触りながらボコッとしている箇所を確認。
ピンポイントで出っ張っている箇所だけをある程度平らになるまで削っていきます。
#800と言っても結構削れます。削り過ぎたらせっかくのウレタンクリアの塗膜が無くなってしまいますので優しく、慎重に。
水を付けて削るとどこまで削ったか分かりにくいので空研ぎしました。
削り過ぎそうだったのでこのくらいで荒削りは終了しました。若干まだ指で撫でるとボコボコしてます。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃全体の研磨
塗装面は垂れ以外にもしっかり見ればポツポツがあったりゆず肌だったりします。
ウレタンクリアと言っても所詮はスプレー缶なのでこれはある程度仕方ないのかなと思っています。
ポツポツは、ウエスで拭くとザラザラと引っ掛かりを感じるので、洗車後の拭き上げで引っ掛かった繊維が残りそうです。キレイに取りたいです。
ポツポツやゆず肌は全体的にあるので全体を研磨します。
使った耐水ペーパーは#1200。今回は水研ぎします。
平面をキレイに出すためにブロックに巻いて研磨していきます。
耐水ペーパーを適当な長さにカットして、ブロックに巻き付けます。
バケツに水を汲んで濡らしながら磨いていきます。
先ほど荒削りした箇所も念入りにゴシゴシしていきます。
※角(コーナー部)などは削れやすいのであまり磨かないほうが良いかもしれません。
耐水ペーパーは、順々に番手を上げて#2000まで磨きました。
ペーパー研ぎはこれで終了としました。
手触りは初めのザラザラが無くなり滑らかにはなりましたが、最初の艶は全く無くなりました・・・
これで良いの??やったことないので結構心配です。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃コンパウンド研磨
耐水ペーパーでの調整が完了したので、今度はコンパウンドで少しずつ艶を出していきます。
購入したのは有名メーカ3M社のコンパウンドを小分けにして販売されているものです。
プロ仕様のコンパウンドなので良いものなのは分かりますが、プロ仕様なだけあって通常だと「素人がそんなに使えるか~」ってくらいの容量で販売されています。
まずは「極細目」。
結果から言うと、#2000までしか研いでないので最終的に艶は出るのですが磨き傷が完全に消えていませんでした。(通常、何となく見る分には問題ないくらいには仕上がります)
とことん鏡面仕上げしたい場合は、もう少し番手上げるまで耐水ペーパーで磨くかもう少し荒目のコンパウンドからスタートしても良いかもしれません。
初めは布ウエスに少量付けて手磨きしましたが、3分程度で疲れ「これを4工程も繰り返すのは無理っ!」ってことで
手動→電動へ変更!
取りに行くのが面倒でしたが、最初から準備しとくべきでした。
車のメンテでは必ず「磨き」って必要になるので安いのでも1台あると役に立ちますよ。
ポリッシャーのコツはコンパウンド液をたくさん付けて磨きたくなりますが、ごく少量で良いらしい。
液が乾きだしてから研磨力が増してくるそうで、乾いたからと言ってじゃんじゃん追加しないで良いとのこと。っと言ってもその加減が素人には分からない・・・(汗)
色々と考えたつもりで試行錯誤して1工程完了。
まだ曇りが取れませんが少しずつ艶が戻ってきました。
少し安心。
続いて2工程目。
「超微粒子」タイプです。
パッドを交換して少量を付けて小範囲ずつを施工。
磨き終えたらキレイなマイクロファイバータオルで拭き上げます。
光沢が出てきた分、反射と映り込みが凄くて良いのですが写真が撮りづらい(笑)
続けて3工程へ。
「仕上げ用」です。これで終わりってのもアリらしいですが、セット品に入っていたのはもう1工程分ありますのでもう少しお付き合いください。
ここからは仕上げってのもあり、バフを交換します。
柔らかいスポンジタイプです。
肉眼では艶感が増してきているのは確認できるのですが、画像ではもうそろそろ厳しいですね。。。
さてラストの1工程です。
「艶出し用」です。セット品の最終工程用です。
バフも工程ごとに交換するので多めに持っておきましょう。
若干の曇りがまだありますが、違和感ないくらいまでの研磨ができました!
ボディー以上にテカテカしてても浮いちゃうし(言い訳)。ちょうどいいってことで完了です。
垂れてしまった箇所も正直、完全ではないですが言われないと分からないくらいまでには修正できています。
完璧は無理なのは承知の上でのチャレンジですので、出来栄えは見事に合格です。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃コーティング処理
コンパウンドで研磨して鏡面仕上げとまではいきませんでしたが、自然な艶が出ました。
さらなる艶と表面保護のためにガラスコーティングを施工していきます。
ガラスコーティングは、今までにいくつか使ってきて仕事用、家族用全ての車に施工しておりその撥水性や保護力は非常に気に入っています。
↓例えば「ピカピカレインプレミアム」↓
↓他にも「ガラコート」も優秀でした↓
気に入っているのだから同じものを買っても良かったのですが、なんか…まぁ…どうせなら他のものも試してみたいじゃないですか(笑)
ってことで今回試しに購入したのは、比較的リーズナブルなこちら。
FAIRPRIZE製 硬化ガラスコーティング剤「BARRIER(バリア)」です。
今まで使ったものもパッケージデザインが馴染めないというか、何というか…ではありますが。。
5年耐久。保管環境にもよるでしょうが5年は…実際「環境によるので保証はありません」とのこと。
意気込みは5年ってことで。
ちなみに、ピカピカレインプレミアムは3年、ガラコートは5年という耐久性を謳っています。
この「BARRIER」の凄いところはコスパ!他と比べて結構安いんです!
使い方は簡単。
洗車して専用のスポンジで塗り、付属のマイクロファイバークロスで拭き上げるだけです。
あとは塗布後から硬化が始まり48時間は雨水厳禁!!注意点はこれくらいです。
成分には「低分子レジン」の表記。
詳しくないですが、レジンって樹脂系だったような気もします。ガラスコーティング?樹脂コーティング? 効果は知ってますのでまぁどちらでも良いですわ。
同系統のガラスコーティング剤も同様の成分がメインで使われていると思います。
中身はこちら。コーティング剤が入っている小瓶と塗布用のほぼ吸わないスポンジ。
あとはマイクロファイバークロスが2枚入っています。
外箱パッケージもですが、車の画像使うのは良いけど社名分かるようなのは良くないんじゃないかと…
使用許可とか取ってる?…訳ないでしょね(汗)
とか色々気になりつつ、念のためシリコンオフで脱脂してガラスコーティング施工完了。
ガラスコーティング剤の良いところは、塗装面のごく小さなキズ(磨き傷)などに入り込んで保護してくれます。
塗り込んだときのスポンジの滑りが違うんですよね。初めは抵抗があるように重たいのですが、その後ツルツル~って滑るんです。
そして拭き上げに使用したクロスをそのまま1日放置しておくとカッチカチに硬化しています!ってことは施工したボディー面もこんな感じになってるのでしょう。きっと。
ウレタンクリア塗装の垂れ補修・研磨で鏡面仕上げ┃まとめ
補修後の磨きは、鏡面仕上げとまではいきませんでしたがガラスコーティングをプラスしてツヤツヤにはできました。
調子に乗って垂らさなければこんなことしなくても良かったかもしれません。それでもやっちゃった時の参考となれば嬉しいです。
これで仮に塗装で失敗してもある程度であれば修正ができることがわかりました。
今回はクリア塗装のみでしたので、次はボディー塗装→クリア塗装の合せ技に挑戦できるネタを探そうと思います!
↓ダストカットメタルで削るのもアリです↓
↓その後、クリア剥げしてしまったので再塗装↓
↓ヘッドライトも磨けば光る!↓
↓今回補修したウイングも追加したスイスポのカスタムまとめ(外装編)↓
コメント