室内アンテナ UDF85B取付・評価│分解して中身確認
今回購入したアンテナ「UDF85B」のレビュー。
大きさの割にあまりにも軽いので中身が気になり分解してみることにしました。
先に言っておきますが、この手の構造や仕組みは詳しくないので「へぇ~」とか「はぁ~」しか言ってません(笑)
気になる方だけご覧ください…
おぉ~。良く言えばシンプル。悪く言えばガラガラ(汗)
こんな感じなんですね。
この本体の大きさは鋼板で電波を受信しやすくするためだけのサイズのようです。
詳細の画像はこちら↓
室内アンテナ UDF85B取付・評価│設置して受信状態を確認
どのようなものかが大体分かったところで、一番受信感度が良いか場所を模索します。
設置場所はどこでも良いのか?
勘違いしてはいけないのが、ブースター内蔵と言っても室内のどこに置いても良いわけではないってこと。
電波塔にすごく近く、強電界地域の最上級であれば良いかもしれませんがそんな環境ではないことがほとんどでしょう。
パッケージにはあたかもテレビの横に置いて鮮明に映っている感がありますが、自分の場合はそんなに甘くはありませんでした…。
色々苦労して学んだ室内アンテナの受信感度を上げるコツについては、こちらの記事を参考にしてください↓
やはり室内だと快適に受信できる場所を探すにはある程度の知識が必要ですね。今回の設置で勉強になったので調べたことも含めて書いてますので参考にしてください。
アンテナ線にも注意
今回の設置でアンテナ線は今まで使っていたものを流用したのですが、ここでも少々トラブルが。
このアンテナ線(同軸ケーブル)は中心にある銅線と被覆の周りにある網組み銅線で成り立っています。
この2つの銅線で電波を正常に受信するのですが、アンテナをどこに設置しても受信レベルが全く上がりません。
いやいや、屋内の適当な場所に置いたとしても0%はないでしょ。。。
アンテナにはしっかりアンテナ線は接続されているので次に疑うのはアンテナ線。
電源挿入器に電源を投入すると緑色のランプが点灯します。
結構眩しいくらいに元気に光ってます。
しかし・・・
アンテナ線を接続した途端に薄っすらとしか点灯しなくなりました。
これ、明らかにアンテナ線の中の2つの線がショートしている状態です。(アンテナ線単体をテスターで確認しても短絡してました)
画像のようにアンテナ線の接続部は既製品ではなく、接続部だけを後付するものでしたので何かしらの負荷が掛かって外れ掛かりショートしたのでしょう。
調べたところ、電源挿入器側でなくてアンテナ側の接続部がショートしてました。
自分はこのような症状は仕事柄で異常には気付きますが、このような事例もあるよってことで載せておきます。
また別記事にも書いてますが、どこに設置するか分からいとはいえ無駄に長いアンテナ線は受信感度の低下になりますので気をつけましょう。
付けていたアンテナとの比較
今まで付けていたアンテナとの比較。
強電界地域専用のアンテナでしたのでコンパクト。サイズの違いはこのくらい↓
いや、まぁそうでしょう(汗)
でもUDF85Bもそこまで大きいとは感じませんが。
コンパクトな電気ストーブくらい?例えが下手ですかね…
テレビの前のテーブルにそれぞれ置いたときの電波の強さがこちら。
まず今までの室内アンテナ↓
56%だと快適には視聴できません。ちょいちょいフリーズしてしまうくらい。
まぁこれでも検討している数値です。
同じ場所、同じ方向にセットしてUDF85Bを接続したときの数値はこちら↓
71%だと快適に視聴できるレベル。15%ほどの上昇は見込めそうです。
さすがにテーブルの上だと邪魔で仕方ないので他の位置を探します。
別記事でも説明していますが、ウチの地域は水平偏波だったので感度の良いこのテーブルの高さはそのままで窓際へ移動。アンテナ線も最適な長さに交換してこのチャンネルは最終的に78%まで上昇しました。
この部屋で60%台しか見込めなかったら屋外へ移動するしかないなと思っていましたが、とりあえずこのままで良さそうです!
結果、他のチャンネルも70~75%程度で安定しているので仮に天気が悪く受信感度が落ちたとしても何とか問題ないと思います。
室内アンテナ UDF85B取付・評価│まとめ
室内アンテナ設置についてサクッとまとめていますが、実はアンテナの設置なんて全く経験が無かったので何も考えずアンテナ持って数時間さまよっていました(泣)
別記事にまとめたように、何も知識や情報もなくベストな受信感度を求めるのは無謀に近いかもしれません。探せたとしても無駄な時間が掛かります。
しかし、ある程度の知識を持ってしてもどのくらいの受信感度があるかは、専用計測器がない限り事前に計測できません。
強電界地域だからと安易に考えて「まぁ、これでいっか~」とコンパクトで安い室内アンテナを買って結局周辺の環境で受信できなかった…ってことも十分に考えられます。
- 自分の地域が電波強度が強くても弱電界地域まで対応したものを選ぶ
- 最悪の場合は屋外でも使用できるものを選ぶ
- 設置方法は多彩なものを選ぶ
二度手間、買い直しがないように「何とかなるかなぁ…」ってのではなく「これなら間違いないでしょ!」ってのを選ぶことをおすすめします。
ということで、結構時間を掛けてしまいましたが何とか成功したアンテナ「UDF85B」のレビュー・設置結果でした。
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