自作PCのパーツ紹介。本記事ではメモリについて。
メモリの容量はよく作業台の広さで表現されますね。作業台が広ければ使いたいものを広げて置いておけるのと同じようにメモリは一時的なデータの保存場所として使われ、CPUがその情報を高速に読み書きしてくれる動作速度に大きく影響するパーツです。
ただこのメモリにも選定のポイントがありますのでその辺を簡単に紹介していきます。
【自作PC】メモリについて│選定のポイント
メモリもPCパーツでは重要なパーツなので良いものはなかなかのお値段が(汗)
ただせっかくなら自作PCでサクサク動作させたいので予算の許す限り良いものを選びたいものです。
選定するにあたってのポイントをまとめておきます。
CPUとマザーボードが対応できる最大の仕様を選定
メモリにはDRAMというチップが搭載されており、このDRAMの規格で「DDR」という呼び方があります。
メモリも今まで次々と進化をしており、DDR→DDR2→DDR3と成長し現在は「DDR4」が主流。
注意しないといけないのは、それぞれの規格には互換性がないためマザーボードのメモリスロットがDDR4ならDDR4しか接続できません。
そして動作する速度にも規格があり、例えば「DDR4-3200」なら3200MB/sの転送速度ということ。
だからといって数値ができるだけ大きいものを買えば良いのかというとココも確認しておかないといけない事項が。
それは「CPUとマザーボードの仕様」。
いくら転送速度が速いメモリでもCPUとマザーボードが対応していなければそれ以上の性能は発揮されない「宝の持ち腐れ」状態になってしまいます。
購入したCPU Ryzen7 5800Xの仕様↓
マザーボードの仕様↓
今回選定したCPU「Ryzen7 5800X」の対応メモリは「DDR4」で最大転送速度は「3200MHz」。なので「DDR4 3200」が最大ってこと。
容量は大きければ大きいほど安心
型式が分かったところで次は容量について。
ちなみに今まで仕事で使っているときのメモリ使用量はこのくらい↓
普段使いで約10GB程度を使っています。
開いているソフト類は
- Google Chrome
- Excel
- AutoCad(2D)
- メーラー
他にも駐在アプリなどがありますが、このくらいで10GB程度。
意外と見落としがちなのは、Google Chromeなどのブラウザは結構メモリ食います。
もちろん1ページだけ開いているくらいならそこまでありませんが、仕事などで調べ物するときに複数枚ページを開きっぱなしにすることがあるなら容量多めが間違いないです。
通常使用の2倍、できれば3倍程度以上の容量があれば安心。もちろんそれ以上ならなおOK。
上画像のマザーボードの仕様にも書いていますが、サポートできる容量の上限(画像では128GBまで)もあるので一応注意しておきましょう。
メモリ2枚を使いデュアルチャンネルで高速化
そして動作速度をさらに上げるためにデュアルチャンネル化することをおすすめします。
デュアルチャンネルとは、メモリを2枚使うことで転送速度を2倍にできる機能のこと。例えば1枚で32GBよりも16GB×2枚の方が転送速度は断然速くなります。
ただし、メモリ同士の相性次第では動作しない場合もあるので、同メーカーの2枚セットなどを購入するほうが安心です。
一般的なマザーボードはデュアルチャンネルは可能と思いますが、念のため確認しておきましょう。
↑OKですね。
【自作PC】メモリについて│シリコンパワー DDR4-3200 64GB
ということで、購入したのはこちら
ゲーミングPCなんかにはLEDで光ったりするのも良いかと思いますが、今回は仕事用。Theメモリ!って感じのど定番タイプ。
たまにヒートシンク付きのものもありますが、特に熱持つパーツでもないので個人的に不要と判断。
もうすでに開封されたようなものなので細かく紹介するところもないのですが(汗)
32GB×2枚のデュアルチャンネルで動作させて高速化します。
組み立て後、きちんとデュアルチャンネルで動作していることも確認できました!
【自作PC】メモリについて│まとめ
本記事ではメモリについて簡単に説明しました。
選定したCPUやマザーボードの仕様によって選定する規格や容量に制限があること、さらなる高速化にはデュアルチャンネル化すること。
選定時に間違わないように注意してください。
実際に購入したパーツの組み立て手順についてはこちら↓
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