本ブログを始める結構前に購入してて、すっかり忘れていたお話をまとめとこうかと。
高速Wi-Fiが普及してきて出番は減ってきた「LANケーブル」。
出番は減っても家庭内でもインターネットを構築するなら一部を除いてLANケーブルは必須です。
必須だからLANケーブルを購入する前に接続する機器間の距離を測ってネットなり家電量販店なりで購入することでしょう。これが一般的。
その時「2mのが欲しいのに3mしかない…まぁ足りないより良いかぁ」
なんて感じで長すぎたLANケーブルグルグル巻いて機器の裏に放り込んでないですか?
市販されているLANケーブルは決まった長さで作られてるので、欲しい長さぴったりのものを探すのはほぼ不可能に近い(特に距離があるとまず無理でしょう)。ちょっと長くて「ダルん」としておくか「なぬっ!? あと30cm足りねぇ~」なんて経験ありませんか?
その悩みを解消したいなら「LANケーブルを自分で作ってしまえばOK!」ってことですね。
自分で作ればモデムからPCまで、ハブからプリンターまでなど配置に合わせたぴったり長さのLANケーブルで接続できます。
ってことでLANケーブルを自作するのに必要な材料や道具を紹介、使い方を説明していきます。
LANケーブル自作│必要な材料・道具
LANケーブルを自作する方法は簡単に言うと「LANケーブルをカットしてモジュラープラグを付けるだけ」。簡単に言うとですね…でも必要な材料・道具が揃っていたらそこまで難しくもないし、何より必要なときにジャストサイズを準備できるのは自作ならではメリットなので頻度があるなら自作はおすすめ。
LANケーブル自作に必要な材料
まずはLANケーブルを自作するために必要な材料から。

LANケーブルです。
LANケーブルには通信速度や伝送帯域幅により規格があり「Cat〇〇(カテゴリー〇〇)」で表されています。
規格 | 通信速度 | 伝送帯域幅 |
Cat5 | 100Mbps | 100MHz |
Cat5e | 1Gbps | 100MHz |
Cat6 | 1Gbps | 250MHz |
Cat6A | 10Gbps | 500MHz |
Cat7 | 10Gbps | 600MHz |
Cat7A | 10Gbps | 1000MHz |
Cat8 | 40Gbps | 2000MHz |
詳しい説明は省きますが、現代の光回線という通信環境で快適な通信をしたいのであれば「Cat6以上」は欲しいところ。(近い将来を考えるとCat6A以上)
ってことで、当時の自分はCat6を買っていたようです。良かった良かった。。
当然ながら上を望めば望むだけ価格はアップしますし、LANケーブルを最高レベルにしても契約している通信環境(光回線1Gbpsなど)以上の性能は出ませんので、価格と性能のバランスを見て選定が必要。
次に必要なのは「RJ45コネクタ」↓

LAN用RJ45コネクタはカットしたLANケーブルの先端に付けるコネクタ。機器に差し込む部分ですね。
注意しておきたいのは
- 各カテゴリーに対応しているものを選定
- ロードバー付きのものを選ぶ
この2点は抑えておきましょう。
例えばLANケーブルをCat6を選んだらCat6以上対応のコネクタを選ぶこと。未対応なら通信速度などに影響が出る可能性があります。
また、上画像にもあるコネクタ本体と別にある小さい部品の「ロードバー」という配線のガイドの役割をするパーツが付いているものを選ぶのが自分を含めて初心者にはおすすめ。なぜならロードバー無しのコネクタは接続が難しい…。
実は初めに購入したコネクタはロードバー無しでどうやってもうまく接続できず諦めてロードバー付きのこちらを購入した経緯があるから。絶対というくらいロードバー付きが失敗は少ない。マジで。

続いて「コネクタカバー」↑
コネクタ保護用のカバーです。
色はお好みで。
以上3点がLANケーブル自作に必要な材料です。
LANケーブル自作に必要な道具
これからは必要な道具・工具類。

上画像右側がカシメ工具。
手持ちのものは安~いセット品に付いていたもの。でも普通に使える。
同じものが販売されてなかったので安いものをリンクしておきます↓
他にもたくさんあるので好きなのをポチってください。

↑LANケーブルの被覆をカットするストリッパー。
これもセット品に入っていたものでたまに使うくらいなら困らない。
この辺もピンキリなのでそれなりのを持っておきたいなら評価も良いこんなのも良いかも↓

LANケーブルを自作して最終的にきちんと接続できているかを確認するためのテスター↑
これも必需品。
安物ならこの程度でも使えます。
「安すぎて怪しい…」って方はそれなりの↓
それなりのって言っても2~3000円なので。
「それぞれ買うの面倒!セット品でOKよ」って方はこちら↓
↑セット品で注意しておきたいのは先ほど説明したコネクタのロードバーの有無。自分が購入したセット品もロードバー無しタイプのコネクタでしたし、おそらくコレも無し。
ロードバー無しのコネクタでも使えますが難しいのでセット品買っても別途コネクタは買っておきましょう。

あとはご家庭に1本はある?ニッパーも必要です。
ニッパーもその辺に売っている安物でも問題ないですがロードバーから出たケーブルをツラツラでキレイに切断するために切断刃が「フラット刃」のものが使いやすいです。
以上でLANケーブルを自作するための材料・道具たちの紹介は終わり。
これからLANケーブルを自作していきます。
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