神棚を設置して、毎日または決まった日にやらないといけないことはお供えです。
お供えには、並べ方や交換する頻度が決まっています。
この記事では、神棚を初めて設置する方のためにお供えの正しい配置と交換頻度について解説します。
神棚のお供えは「塩・米・水・酒・榊」
神棚のお供えは、以下のものがあります。
- 塩
- 米
- 水
- 酒
- 榊
共通してできれば守りたいのが、国産でその土地のものをお供えできればベストです。
塩は、原産地が日本の粗塩を使い、米や酒も今暮らしている土地で取れたもの、水は水道水で構いませんのでその日に初めて使う水、榊もできれば国産のものが理想です。
神様にその土地のものでおもてなしするイメージですね。
決して絶対ではありませんので、購入するときに原産地を確認したりできることから気をつけるようにしましょう。
お供えを入れる器について
お供えは、どんな器に入れても良い訳ではありません。
「神器」と言って専用の器に決められたものをお供えするのが基本です。
米:神器の皿
米は、神器の皿に入れてお供えします。
画像は、生米ですが炊いた米でも問題ありません。
塩:神器の皿
塩は、神器の皿に盛り塩でお供えします。
円錐状に固める器がありますので、そこに塩を入れて形成します。
粗塩であれば、形を付けやすく崩れにくいのでおすすめです。
水:水玉(水器)
水は、水玉(水器)に入れてお供えします。
水の量は、なみなみ入れずこぼれない程度の量を入れてください。
酒:瓶子(へいし)
酒は、瓶子(へいし)に入れてお供えします。
米と水でできている日本酒を入れるのが基本です。
酒も水と同様にこぼれない程度の適量を入れてください。
榊:榊立(さかきたて)
榊は、榊立(さかきたて)に入れてお供えします。
水は痛みやすいので、できるだけ毎日水を変えることおすすめします。
- 神棚のお供えには、「米」「塩」「水」「酒」「榊」があり、それぞれ専用の器(神器)に入れる。
- 神棚のお供えは、できるだけ国産・その土地のものを使う。
神棚のお供え 正しい並べ方
正しいお供えの並べ方ですが、神棚のスペースや飾り方によっても多少は異なりますが、基本的に「米」「水」「塩」を中心に配置します。
諸説ありますが、横一列に並べる場合は中央に「米」、右側に「塩」、左側に「水」をお供えします。
そして、酒は両端に配置します。
榊は、神棚の両端にお供えします。
このとき、榊が大きい場合は神棚があまり隠れないようにしましょう。
神棚のお供えは、決まった配置で並べるようにする。
神棚のお供え 交換頻度と取り替えたものの処置
神棚のお供えは、常に交換する必要があります。
その頻度としては、中央に並べている「米」「塩」「水」は神様の食事としてお供えしているものですので、できればに毎日交換するようにしてください。
毎日交換するのが難しい場合は、1日置きなど自分で決めた頻度で交換してください。
「酒」と「榊」は、毎月1日と15日に交換するのが基本ですが、榊は次第に枯れてしまいますのでもし枯れてしまうのであれば、早めに交換してください。
また、取り替えたお供えものは、神様からの力が宿っているとも言われますので捨てたりせず、水は植物へ米や塩などは料理に使うなどしましょう。
会社などの神棚であれば、可能であれば米は外に撒いて鳥たちに与えたりするのも良いでしょう。
榊は、ゴミ箱へ捨てるしかありませんが、捨てる時は塩を振って清めてあげると良いという習わしもあります。
- 神棚のお供え物の交換頻度は、「米」「塩」「水」は毎日、「酒」「榊」は毎月1日と15日が基本。
- 取り替えたお供え物は、できるだけ身の回りで使うようにする。
神棚のお供え 正しい並べ方・交換頻度 まとめ
神棚を設置したら、神様が宿っていると考えきちんとした手順でしっかりと管理していくことが非常に大切です。
管理ができないのであれば、神様へも失礼にあたるため設置しないほうが良いと言われるくらいです。
日々の健康と安全を神様に感謝を込めて大切にしていきましょう。
神棚のお供え 正しい並べ方・交換頻度 まとめ
- 神棚のお供えには、「米」「塩」「水」「酒」「榊」があり、それぞれ専用の器(神器)に入れる。
- 神棚のお供えは、できるだけ国産・その土地のものを使う。
- 神棚のお供えは、決まった配置で並べるようにする。
- 神棚のお供え物の交換頻度は、「米」「塩」「水」は毎日、「酒」「榊」は毎月1日と15日が基本。
- 取り替えたお供え物は、できるだけ身の回りで使うようにする。
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