スイフトスポーツ(ZC33S)は残念ながら後期になってもフォグランプはハロゲンでした。
納車して真っ先に交換したいものとしてもこの「フォグランプのLED化」ではないでしょうか。自分もその中の1人です(笑)
最近ではお馴染みになってきた?のか、白色と黄色の2色に切替可能なタイプのLEDフォグランプが登場しており「そんか画期的なものあるなら買いでしょ!」と購入したのはこちらの記事。
評価も良く、価格的にもお手頃で約1年少々使ってきましたがトラブルもなかったので、このままでも良かったのです…が。唯一の不満が1つだけ。それが
「色の切り替えがスイッチON/OFFを1回だけ」ってこと。
「なんだそれ?」ですか?ですよね。はい、説明していきますね。
IPF製LEDフォグランプの色切替操作が良い理由│1回ON/OFFはダメ?
保安基準の改定で2020年4月以降に販売される乗用車はオートライト機能が義務付けられました。要は「早めの点灯でご安全に!」ってこと。
しかも点灯・消灯させる明るさや時間なども具体的に数値化されました。そして現行スイスポはこの新基準のオートライト機能が搭載されています。
詳しくはこちら↓
スイスポに乗り換えた前は10系のヴェルファイアに乗っておりオートライトも付いていましたが、スイスポの点灯する暗さや時間が違いすぎて今でも違和感があります。
まだ日も沈んでいない夕暮れも「ん?なんでスイスポだけ点灯している??」と故障を疑うくらい。それが新基準なんです。
ということは、昼間の運転中でも薄暗い場所を通過すると頻繁にライトがON/OFFします。フォグランプもONにしていればヘッドライトと連動してON/OFFしますよね。
はい、ようやく本題にたどり着きました(汗)
そうです。フォグランプの色切替は「ON中→OFF→ON」の1回では昼間の運転で色が変わってしまうのです。
過去記事でも紹介しました納車後すぐに交換して使ってきたBORDAN製のLEDフォグランプは、1回のON/OFF操作で色が切り替わります。購入時は「手軽で便利やん~」って思ってました。
取り付けしてしばらくは気になりませんでした。というか昼間に点灯して色が変わってるなんて知りもしなかったので(汗)
もっとひどいのは、左右それぞれのフォグランプ電源ON/OFFで色が切り替わるのですが個体差などで片方だけ切り替わることも稀にあり、車内で勝手に恥ずかしがってます(汗)
最近では色々考えたり気にしたくないので、フォグランプは常にOFFにしていました。。。
「ちょいちょい色切り替わってもよくね?」「気にしすぎやろ~」って方には共感してもらえないですが、車好きなら「どう見られてるか」も気になるものです。
ということで我慢できずにフォグランプを再購入した次第です。
IPF製LEDフォグランプ 2色切替 F50DFLB 開封~内容物確認
外箱・概要紹介
前置きが長くなりましたが今回購入したのは「IPF製LEDフォグランプ F50DFLB」になります。
先に言っておきますが、良いだけあって「高い」です(汗) 以前紹介したフォグランプに比べて2倍以上の価格になります。が、当然良いこともあります。
- 色切替の操作が2回OFF→ONなので誤動作がない
- メモリー機能で色を固定できる
- 白色と黄色の照射範囲を同一化
- 配光調整が簡単
- 安心の日本メーカ製で3年または6万km保証
IPFは知る人ぞ知る有名な日本のメーカさんです。特にヘッドライト関係などでは知っている方は多いと思います。
ZC33Sのバルブタイプは「H8/11/16」。お間違いないように。
3年または6万km保証。
良いお値段なのでこの保証は安心ですね。
裏面には2色切替、配光の最適化などの説明が載っています。
↑これが今回のメインテーマである切替操作です。
点灯時に「OFF→ONを2回連続操作」で2色が交互に切り替わります。
「2回は面倒~」と思うかもしれません。面倒です。が誤作動してコロコロ色が変わって変な意味で目立つことはありません。
IPFさんもこの辺の懸念があるので2回連続にしているんでしょうね。違うのかな?いや、そうでしょう。
今までは取り付け前に調整していた光源の調整も取り付け後にサッとできる「アウターエーミング機構」が搭載されています。
これは取付時に説明します。
開封・内容物
開封していきます。
まずはLEDバルブ本体。
取説・付属品などなどです。
前回取り付けたバルブには取説は付いていませんでした。結果、付属されていた謎の六角レンチの使い道が分からず使わないで取り付けた苦い経験があります。
悲しいことに今回取り外す時にこの六角レンチの使い方が分かるとは・・・。あまり見ないですが、やはり取説は必要です。(メーカホームページからもダウンロードできます)
結束バンド4本と前回の謎が解明できた六角レンチです(笑) 過去記事は更新しておきます。
IPFのステッカーも付属されていました。
ステッカー貼る派ではないのですが、こういうの捨てきれないタイプでして(汗)
バルブ本体詳細
バルブ本体です。
白と黄のLEDが並んでいます。これがいい感じに配光を最適化された配置のようです。
反対面にも同じようにLEDが配置されています。
長い方が黄色、短い方が白色。
発光部にはカバーはありません。
背面です。
IPF製のフォグランプはファンレスのようです。ファンレスだと故障リスクは減るので助かります。
IPFと刻印されている左右にある2箇所の小さな穴はアウターエーミング機構用の穴です。取付時にここに六角レンチを挿して緩めてランプの軸を調整します。
ちなみに底面にあるプラスネジは触ってはいけません↑
ドライバユニットとサイズ感
↑ドライバユニットと言うそう。
色を変えたり、最後に点灯した色を記憶したりしているようです。
結束バンドで固定するのに便利な固定穴があります。
裏面です。フラットなのでどこでも取り付けできると思います。
パッと見た感じ、取説などに寸法が記載されてなかったようなのでざっくり計測。
取り付け時の参考になれば嬉しいです。
IPF製LEDフォグランプ 2色切替 F50DFLB 取り付け
では取り付けていきます。今回は前回取り付けたLEDバルブと交換になります。
まずはフロントバンパーを外します。
外し方の詳細はこちらを参考に↓
車高を落としていることもあり、今回はオイル交換のためジャッキアップしたままの状態で作業します。
フォグランプのケーブルが突っ張るので嵩上げできる何かを準備していたほうが良いですね↓
灯油のポリタンクが近くにあったのでこれで浮かせておきます。フロントバンパーは軽いのでダンボール箱なんかでもOKです。
付いているフォグランプを外します。
前回取り付けたのは冷却ファン付きです。あまり汚れてなく状態は良いですね。もう外しちゃいますが…
外したらIPFのフォグランプを取り付けていきます。
見比べると付いていたランプがチープに見えます…
付くようにしか付きません。ハマる場所を探して…
クルッと回してロックします。
んで、ここで注意!
フォグランプ正面から見るとLED発光部が左右対称に取り付いていないのが分かりますか?
裏面から見ると↓
「IPF」の刻印が真っ直ぐではなく45°程度傾いています。
ここでこちらの付属工具が登場↓
六角レンチです。これを使って角度を真っ直ぐに調整します。
この六角レンチを「IPF」の刻印にある2箇所の穴に突っ込んで中のビスを少し緩めます。両方とも。
するとバルブ本体がフリーで回るようになりますので、真っ直ぐな位置に合わせて緩めたビスを締めて固定します。
こんな感じ。
前回取り付けたときには謎だった六角レンチの使い方が分かりました(汗)どこかに調整できるビスがあるのでしょう。
取説ではこんな説明。やはり取説いるわ。
調整方法もしっかり記載されています。
左右ともに調整ができました。
正面から見ても真っ直ぐなのが分かります。OKです。
次にケーブルを繋ぎます。
コネクタはどっちの方向でも付いてしまいます。このランプは極性がないのでどちらでも点灯するようですが、コネクタにロックがあるのでそれに合わせて取り付けましょう。
「カチッ」と繋いだらOKです。
ドライバユニットと長めのケーブルをまとめて、確実にかつ振動で金属分と干渉しない場所を探して固定しておきます。こちらは助手席側↑
こっちは運転席側↑
固定できる土台がないのでしっかりしたケーブルに抱かせるしか固定方法がありません。
取説には「余剰分のハーネスはドライバユニット一緒に束ねないでください」と記載あります。束ねるなら自己責任で。
これで接続までは完了です。
IPF製LEDフォグランプ 2色切替 F50DFLB 点灯確認→完成!
当然ですが「取り付けも配線も終わった~!よしバンパー戻そう!」ってのは待って。
フロントバンパーを戻す前に必ず点灯確認しておきましょう。取り付け終わったからといって確認せずに戻したら片方点灯してなかった…(泣)なんてことは結構あるあるなので。
誰にもぶつけられない怒りとまたバラさないといけない切なさに満ち溢れます(汗)
ACCをONして点灯確認。うぇ~い!OK!!
今度はフォグランプスイッチをOFF→ON→OFF→ONと操作。
はい~!黄色~!!(まんまやし…)
OKですね。ここでようやくフロントバンパーを戻していきましょう。
白色です。肉眼ではヘッドライトの色より若干青いかな…くらいです。
そして黄色。画像では薄い黄色に見えますが結構黄色です。
う~ん、伝わりますかね。。。黄色なんです。
路面もしっかり着色できそうなので雨降りの夜間ドライブで確認してみようと思います。
ちなみに、左右のランプ色が色違いになった場合は「オールリセットモード」でデフォルトの白色に戻すことができます。
オールリセットモードは、色違いで点灯状態からフォグランプスイッチをOFF→ONを4回繰り返します。(OFF→ON→OFF→ON→OFF→ON→OFF→ONで両方白色に)
ということで、交換は無事に完了しました!
- 新基準のオートライト機能を搭載している最近の車
- ヘッドライトと連動してフォグランプも使っている方
- いつもは黄色で点灯させたい方
- 安いものを買って何度も交換したくない方
お手頃価格の2色切替のフォグランプも正直悪くはありません。
ただ冒頭で説明しましたように使い方や基準改定でコロコロと色が変わってしまうのが気になる場合は、IPF製のフォグランプはオススメできるのかなと思います。
↓せっかくフロントバンパー外すならまとめて作業してしまうのが効率的↓
↓スイフトスポーツ(ZC33S)をカスタムした全てをまとめてます↓
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