仕事の繁忙期が過ぎ、まぁボチボチ落ち着いてきました。お陰様で毎年ながら秋~春前までは忙しい…ありがたいことです!
時間に少し余裕が出てくるとフツフツと湧き上がる「時間を掛けた車いじり」
今回は前から考えていた外装の自作ネタです。
スイフトスポーツZC33Sは、お得な価格帯にも関わらず外装はそれなりに格好いいですよね?今までカスタムしてきましたが、外装に関してはアイラインやブレーキランプの交換程度でエアロ関係は概ね満足していました。
ただ車いじり好きとしては何かやりたい、やり続けたい気持ちは常にあるわけで今回のイメチェンに挑みます。
タイトルの通りですが、今回は純正のハニカムグリルをメッシュタイプへ変えていきます!
おそらくネット検索してこの記事にたどり着いた方が大半でしょう。自分も色々調べまくりましたがどの情報も「端折り過ぎ」でどんなものか分かりにくいです(汗)
先に言っておきます。
「結構大変です…」
が、「グリルをメッシュにしたい!」…けど「社外品って高けぇ…」って方は挑戦もアリかなって思います。
ってのも、社外品に交換するにしても途中までの工程は同じだから。
それは追々説明していきますが、途中までの工程が同じならまず自作をしてみて「このままでも良くね?」と思えばそれで良し、「あ~やっぱ○○製の社外品にしたいな」ってなれば変更も可能っちゃ可能ってこと。
とにかくグリルのメッシュ化を考えている方はどんなものかしっかりとご覧ください。
自作を考えている方は仕上がりに満足できればコスパも最高ですよ!
では行ってみましょう!
グリルのメッシュ化は純正グリルを結構な形までカットしていきます。やってしまえば後戻りはできません。
くれぐれも自己責任でお願いします。
この記事を最後までご覧いただき自信がなければ社外品をショップなどにお願いして取り付けてもらいましょう。
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃グリルを取り出す
まずはビフォー。
別記事にまとめていますが、(個人的に)主張が強いエンブレムは納車後すぐにブラックへ交換しました。定番のお手軽カスタムですね。
「あっ、これでいいわ」って方は↓こちらの記事。
自分も1年間はこのままで過ごし、特に不満もなかったです。ただ「イジりたいだけ」です(笑)
いきなりですが、加工していくためにバンパーを外します。
↓外し方はこちらの記事↓
バンパーにグリルが固定されているので外します。
ビスと爪で固定されています。爪は少々固いので内張り剥がしを使いました。
オプションの全方位カメラを付ける部分かな?これも外します。
あとは上部に2箇所クリップがあるので外したらグリルが外れます。
こんな感じ。バンパーは養生マットなどの上に置いておきましょう。
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃切断加工
取外した純正グリルです。ナンバープレートも外しておきましょう。
ここでの作業はカットです。はい。
社外品もグリルのメッシュ部分のみ取り付けるタイプはこの作業が必要になります。
↓例えば超有名なモンスタースポーツさんとか↓
切断といえばこの辺りの工具かな。
1番使いやすかったのはレシプロソーでした。歯は樹脂用なんて持ってないので金属用ですが普通に切れます。
注意してほしいのはグラインダーは高速すぎて樹脂が溶けます。切れ味(溶け味?)は良いのですが少しずつカットして回りが溶けないように気をつけましょう。
どこをどうやって切ろうかなって方にサービスショット。
余談ですが、カーボン風の樹脂箇所がナンバープレート部と違いツヤツヤしてるのは無塗装樹脂のコーティングしているからです。艶もスゴいですが水弾きも半端ないのでおすすめです。
いざ切断!ってなるとなかなか勇気がいるもので…。大切にしてきた愛車ですからね(汗)
ただ上画像くらいまで切ってしまえば吹っ切れます(笑)後戻りできませんし。
後半はヤケクソです!
電動工具がなくても樹脂製なので多少の頑張りがあればノコでもいけます。
慎重にカットしたいなら手動が良いかもしれませんね。
こんな感じでまずはざっくりカットしました。
ここまでカットするとグラインダーもある程度入るし、ニッパーやカッターで細かい箇所も除去できます。
中でも活躍したのは「プラスティックニッパー」。
刃の片方がフラットになっているので樹脂製のバリ取りには最適です。
くり抜いた周りをフラットになるまで削ってしまえば切断作業は完了になります。
概ね完了。
無我夢中でカットし、ふと我に返るとこの状態。。。
「失敗したらネットオークションなどで出回っていますのでどうにでもなるさぁ~」くらいの勢いがないとできないでしょうね。
では次の工程に入ります。
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃切断部の目隠し
さて個人的にはココが1番の問題点であり時間がかかった工程です。
こちらの画像ご覧ください。
スイスポからしたらグリル部をくり抜かれるなんて考えてもいない訳で。枠に沿ってカットするとご覧のとおり、ハニカム部をカットするのでこうなります(汗)
このガタガタは、後付するメッシュより手前になり取り付けた時に1番目立つ場所。
しかもある程度は強度を持たせておく必要もあります。
事前にネットで調べた感じだと「モールで隠す」とか「補修材で埋める」なんてされているようですが、奥行きが25mm程度あるのにそんなモールなんてどこ探してもないし、補修で埋めると当然その後に塗装が必要になったりします。(もちろんコレが理想です)
今回の作業に1日半の時間を用意しましたが、カットが完了した時点で半日以上掛かってます…
時間内に終わらせないとしばらくの間「網なしスイスポ」に乗ることになります(泣)
時間はないわ、対策はこれからだわと困ったときはいつもこうします。
『そうだ、ホームセンター行こう!』
そして考えたのはこれ。
塩ビ板です。
そのまま使えるものがないなら作ってしまえ!ってことに行き着きました。
黒の艶あり、厚み:0.5mmです。幅は900mm程度は必要です。
厚みは正直言って0.5mmは薄くてテロテロですが、ハサミでカットできる限界がこの厚さだと判断して加工のしやすさを優先しました。
これをグリルの枠に沿ってカットして両面テープで固定。この作戦でいきます!
ちなみに使用した両面テープはこちら↓
幅は15mmか20mmがおすすめ。他に10mmも購入しましたがほぼ使いませんでした。
「カットして貼るだけ」って簡単に言いましたが、これめっちゃムズいです…
直線なら寸法測ってカットできますが、地味になだらかに湾曲しています。型取りするのも至難の業。
マスキングテープを数枚重ねて型取りしてカットしましたが、これがまぁキレイに合わないこと。。。厚さ0.5mmのためハサミで微調整できたので良かったですが。
結局、上の開口は全周作りましたが、下部分はどうせナンバープレートあるし覗いて見ないと分からないしということで見える箇所のみに限定。
まだしっかり貼れてない画像ですが、厚さ0.5mmのデメリットはこれ。うまく貼らないと波打ちます。
何度も当てては微調整、作り替えしてと1時間程度かけてようやく目隠しが完成。
次にいよいよメッシュを貼っていきます!
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃メッシュ取り付け
今回使用したメッシュはこれ。アルミ製の100cm×33cmです。
※購入したものはAmazonで販売されてなかったので同等でベストセラー品のものを貼っときます。
品質は信用してなかったので再塗装は必要かなと思ってましたが、見ての通り結構キレイに塗装されていましたのでそのまま使っていきます。
この網をグリルの開口より少し幅を取った位置でカットしていきます。
アルミなので柔らかいとはいえ金属なのでカットするのは金切り鋏がおすすめ。
ニッパーなどでも切れるとは思いますが、針金のように細いものを切り続けるのは刃こぼれの原因になるのでおすすめできません。
カットしたら位置を合わせて固定していきます。
当初の計画は、メッシュは内側に曲げ込みビスで固定してそれから~と完璧を求めて考えていましたが、ここまでの労力のおかげで「表から見えなければOK!!」と妥協点を探すように…。
結局、固定は結束バンドで固定。
このくらいザックリでも表からは見えません。あとは自己満足の世界なので好きなだけ加工してください。
意外と結束バンドを使って固定する場所もあるので固定には困りませんでした。
下開口の下部分は固定する穴が無かったので目隠しの塩ビ板に穴開けて固定。
穴と結束バンドは、表からも見えますが下の部分やし、ナンバープレートあるしってことでOKということに。許容範囲がますます拡大中!
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃グリル・バンパー戻し
加工としては以上となります。あとはバンパーを逆手順で戻していきます。
が、その前にバンパーをせっかく外したので・・・
純正ではホーンがこの位置に付いています。
メッシュになり、それなりに中が丸見えになります。しょぼい純正ホーンが丸見えになるってこと。
ついでに社外品へ交換!ってのもアリかもですね。
社外のホーンに変えて純正位置から違う場所へ移すとボディカラーによりますが白だと結構目立ちます。
なので、黒のステッカーを貼っておきました。(塗装する方もいるようですね)
ついでのついでにせっかくなので、グリル内部の拭き上げとコーティングもしておきます。こんなところキレイにする機会なんてそうそうないので。
使った無塗装のコーティング剤はWAKO’Sのこれ。
テッカテカに(笑)
気が済んだのでバンパー戻します。
バンパーを戻す時、フォグランプの接続を忘れずに。
分かってても「もうすぐ終わる~!」って思うと忘れますよ。今回の作業でも忘れて再分解しました(泣) 結構凹むので注意!!
ってことで一応、完成!(と喜んで写真撮ってますが、この時すでにフォグの配線忘れてる(笑))
如何でしょうか?遠目ではいい感じではないでしょうか???(そう言って欲しいだけですが)
「一応」完成って言ったのは、少々気になる箇所があったので。接着剤の強度が落ち着くまで待つために翌日に追加作業します。
自作!ZC33Sのハニカムグリルをメッシュ加工┃隙間埋め手直し→完成!
はい、翌日です。
パット見、遠目から見ると納得の出来栄えに喜んでいますが最後に少しだけ気になる箇所を修正します。
拡大したら画像です。分かりますか?塩ビ板に両面テープで貼っているだけなので、しっかり見ると段差とか隙間とかが空いているわけ。
塩ビ板もはさみで何度もカットしながら合わせたので断面がキレイではありません。
ってことで、その辺を誤魔化します!!(潔い!)
使ったのはこれ。シリコンコークです。仕事でも使っているシール材で自分たちはコーキングって言ってます。
※使う場合はコーキングガンも必要なのでご注意を。
ザックリとマスキングしてから埋めていきます。
数分で施工完了。
黒なんて仕事でもあまり使わないので、もったいないですが残りはおそらくそのまま固まる運命かな・・・
隙間埋めた画像がこちら。え?前より汚い??
いや、実際はキレイにできてます!ほんとに。
多少マシに見えませんか?うん、見える見える!
下は覗き込まないと見えないのでOK!OK!
ってことで完成です!
スズキマークも完全になくなり、リアのステッカーもエンブレムも全て外したので完全に外から何の車か分からなくなりました!(分かるか…(笑))
見た目もキレイにできた方だし、シンプルが好みなので満足しています!
リスクと労力は必要ですがその分コスパは良いので「グリル交換してイメチェンしてみたい!」って方は挑戦してみては??
↓ついでのついでに2色切替タイプのフォグランプも交換してみては?↓
↓本記事も追加します!ZC33Sカスタムまとめはこちら↓
コメント
TAKA社長さん!
こちら側でも失礼します!
TAKA社長さんのスイスポ、マジでかっこいいですねっ!!!(スイスポを買おうと思っています…)
こちらのエアロはご存知ですか…?
https://www.noblesse-japan.com/noblesse_z33s_bodykit.html
もしよければぜひこのエアロを装着したTAKA社長さんのスイスポを見てみたい…です…!
いろんなサイトを見てきましたが、このエアロ、超かっこいいなぁ〜!と思うんです!
なんか…本当にお金のかかるおねだりと言うか…m(_ _)m
本当に、もしよければ、このエアロを検討していただけたら超嬉しいです!
「TAKA社長さんのスイスポ、マジでかっこいいですねっ!!!」
特にあの…スモークテールカバーがかっこいいです…((o(´∀`)o))ワクワク
特にあの…スモークテールカバーがかっこいいです…ヽ(=´▽`=)ノ
あ、コメントが重なりすみません…
コメントありがとうございます!
ノブレッセのエアロ、かっこいいですよね~
アイラインはノブレッセ製を付けてますが、車高を限界まで落としてて他のエアロは様子見してるんです…純正でも段差で擦ってしまってるので^^;
なので車高に影響しないエアロだけ選んで付けてます。
すぐにはできませんが車検などで車高上げたら追加検討します(^^)
なるほどっ!それはそれは…車高下げているとやっぱり色んなところで擦るんですね…大変かと思いますがエアロ、擦らないように頑張ってください!(w)
先程紹介したノブレッセのエアロ、車検などで車高上げれて、ぜひつけれそうな機会がきたらまた記事にしていただけたら嬉しいです…m(_ _)m
楽しみにしていますっ!((o(´∀`)o))ワクワク
(申し遅れました。わたくし、ガジェット大好き、実は車好きなんですよぉ〜!特に、今のところはTOYOTA86とスイスポが好きです!)