スイフトスポーツ(ZC33S)を購入して結構早いタイミングで車高調や社外ホイール入れたりして、足元の見た目を自分好みにしていく中で、ず~っと気になっていた「ブレーキキャリパー」
ホイールを履き替えた方なら共感いただけるかと思いますが、せっかくお気に入りのホイール履かせてもその裏の見えるブレーキキャリパーが無塗装のシルバーだとどうしてもチープさが際立ってしまってます。。。
サーキット走る訳でもないので社外品の交換も必要ないので、純正を塗装だけでもしたいと調べると業者に頼むとなんと7~8万円…。もう少しで社外品買えるじゃんってくらいのお値段がします。
っとまぁ、ウダウダ考えていましたが、下手くそのド素人にも関わらず最近塗装にハマっていることもあり、自家塗装に挑戦しました。
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃塗装前の状態
塗装前、純正状態です。
ホイールは「WORK EMOTION M8R」でカラーはアッシュドチタン。
派手過ぎず大人っぽさがあるカラーが気に入っています。
しかし、そんなホイールから見えているのは…
う~ん。
多分、ホイールカラーとの相性もあるのかもしれません。シルバーだったら違和感がなかったのか…
先ほどの画像はフロント。こちらはリア。
リアは上に付いているので余計に目立ちます。(気になっているから尚更なんでしょうね)
ってことで、しっかりビフォーを撮影したところで早速作業に入っていきます。
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃作業準備
いきなり億劫なジャッキアップから。
本ブログには登場させてませんが、しょぼい油圧2tジャッキを使っていましたが我慢できず(危険なのもあるので)アルミ製の低床用のジャッキを購入しましたが、めいっぱい車高落としているので正面からだとそのままでは入らず。。。
スロープ使って横から一旦持ち上げてと、車高低いだけで結構な労力です(自業自得ですが…)
んで、今回は作業効率を考えて4輪とも外してウマに載せての作業にしました。
ホイールのナットはジャッキアップ前にある程度緩めるのをお忘れなく。浮かせると空回りしてしまうので。
フロントです。
タイヤ交換ではないので、作業しやすいように高めに上げておきます。
リアです。
過去、錆が酷かったので防錆塗装だけしてたのでまぁまぁの状態でした。ローター根元は錆びてますね。
ひとまず第一段階は終了!(まだ何もしてませんが…)
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃研磨作業
やることは頭に叩き込んでいますので次々進めていきます。
まずはブレーキキャリパーを研磨していきます。
実際の作業で1番重要で、時間と労力が掛かる工程です。
業者さんにお願いするとブレーキキャリパーを取外してから作業するそうなので、ブレーキホースも外すことになり結構手間が掛かってきます。(なので7~8万の相場も納得かな)
しかし、そんな労力も掛けたくないし知識も経験もありません。素人がブレーキ触って何かあったら危険でしかありません。
しかもホイールから見えるのもある程度なので「見える場所だけ」いい感じであればOK!ってこと。(あくまで自己満足なので)
なので今回は、付けたままの方法でやっていきます。
準備した道具たち
ブレーキキャリパーはしっかり汚れてますので、汚れ取りと脱脂のためパーツクリーナーとシリコンオフを準備。
パーツクリーナーは研磨しながらザブザブ使うので2~3本あったほうが良いです。
シリコンオフはいつも使っている安いやつ。
表面の汚れ取り、塗装面の足付けのためワイヤーブラシはあったほうが良いです。(ナイロンブラシはほとんど使いませんでした)
他にもスコッチブライト(不織布研磨剤)も準備してましたが、ほぼ使いませんでした。(というか、途中でやってられなくなりまして…)
研磨作業
ってことで、ワイヤーブラシとパーツクリーナーを持ち磨いていきます。
まずはフロントから。
見ての通り、純正は鋳鉄むき出しのそのまんまなので表面がボコボコしてます。
しかもしっかりと浮き出たラインもあります。気に入りません。
お手軽塗装であれば、そのまま脱脂して刷毛でペタペタ塗れば完成ですが、せっかくなら有名メーカみたいなヌルテカな表面に近づけるためにある程度頑張ってみたいと思います。
まずはワイヤーブラシで錆や汚れを取りながらついでに表面のボコボコもある程度削っていきます。
が、表面のボコボコは少なくなる気配すらありません…。
その後も頑張ってみますが無理。これを全部で4セットしないといけないと思うとため息しか出ません(泣)
ということで、作戦変更!!
鉄を削るならコレ!グラインダー登場です。仕事でも使う得意分野です(笑)
グラインダーの特性上、削れる箇所は限られますが削れる量は桁違いです。
んも~やっちゃいます!!
削り過ぎてもマズイので、ディスクを使い分けながら研磨、研磨。
このくらいまで削りました。
こちらはフロント左。
リア左です。
メインで見る箇所は大体グラインダーで届きましたが、細かい箇所や凹んだ部分は削れませんのであとはワイヤーブラシで諦めが付くくらいまで磨きました。
※防護メガネとマスクは必須です。してないと、目の中はゴロゴロ…口の中はず~っと鉄の味ですよ(経験者は語る…)
磨いた箇所も塗装が密着しやすいようにワイヤーブラシで傷つけておきました。
マスキング
研磨が完了したらブレーキキャリパー以外をキレイにマスキングしていきます。
マスキングテープで塗りたくない部分の細部までしっかり養生していきます。
この作業も仕上がりに大きく影響しますので、慎重・丁寧に。
うぅ…難しいっすね。
ブレーキパッド周りは塗りたくないのですが、なかなかうまく貼れません(汗)
何枚も重ねて、時には貼り直して…上画像くらいまでマスキングできたらOKです。
キャリパー中央には角穴が開いています。
マスキングできないので紙を丸めて突っ込んでおきました。
細部のマスキングが終わればあとは塗らない箇所しかないのでガバーっと養生していきます。
ピンボケで写っている上画像は「マスカー」です。
これをタイヤハウス内や飛散しそうなボディー全体、床面にもしっかり貼っておきましょう。
フロントです。
裏っ側とかどうせ見えませんししっかり塗るつもりもないのでザックリとしか養生してません。
とにかく見えるところだけ。それで良いんです。
んで、こっちはリアです。
タイヤハウス内にもスプレー缶を入れて吹き付けるのでスペースはしっかり確保しておきましょう。
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃下地処理
ある程度磨けたとはいえ、グラインダーで表面を削っただけなので小さなボコボコは多少残ってます。
そこでふと立ち寄ったカー用品店で見つけたこれを買ってみました。
スプレーパテってやつです。
通常のパテと違ってスプレータイプのパテです。
「コレならマスキングして上から塗ればある程度は埋まるんじゃね?」的なノリで購入。
本来、ブレーキキャリパー塗装には耐熱塗料を使うのがセオリーのようですが、調べていくとプロの方でも通常のボディー用の塗装を使うらしいので大丈夫だろうという考えです。
初めからですが、あくまでも個人的な見解で作業全ては自己責任ですからね、お願いします。
まずは、最近お気に入りのミッチャクロンを塗布。
約30分程度乾燥させます。
そしたらスプレーパテを吹いていきます。
1回目はパラッと。
2回目からしっかり目に。10分くらい空けながら計3回吹きました。
しっかり乾燥させてから#1000のペーパーで空研ぎ。
薄付パテってだけあって薄いです。ほんとピンホール程度の穴埋めしかならないかもですね。
失敗か成功だったのか分かりません…。やっちゃったのでそのまま進めます。
見にくい場所(グラインダーが届かなかったところ)はボコボコが残ってます。
そんな場所はこれで良いんです、仕方ないんです。。。
それではいよいよ塗装開始です!!
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃塗装作業
では塗装に入ります。
色ですが、悩んだ結果「ゴールド」にしました。
一番人気はダントツで「赤」ですね。かっこいいですもんね。
正直、赤も候補にありましたが止めました。今回はマスキングでの塗装だったのでマスキングミスが目立ちそうだったから。
なるべく元の色(シルバー)に近くてホイール色にも馴染みやすい色って考えてのゴールドです。
仮にミスっても赤よりは断然目立たないかなと。
それと、まぁそれなりのオジサンなのでダンディに攻めようかと(笑)
使用した塗料はこれ。
ホイール用のゴールドです。
ホイール用?
どうやらボディー用より剥がれにくいらしい。耐熱ではないけど。
このキャップの色で選びましたが同じようになるのかな。
まずはまたもミッチャクロンを塗布。30分後に開始。
4輪あるので、グルグル回りながら吹いていくので案外待ち時間も減ります。
1回目はパラ吹き。
弾きなどないか確認しながら10分程度放置。
いい感じの発色です!きれいなゴールド。
その後、10分置きに少しずつ塗り重ね、計4回塗りました。
その後、間を空けずにクリア塗装です。
パラ吹きから始めてこちらも計4回。
ちなみに、後から気づきましたがこのクリア、ホイール用では無かったです(汗)
通常のボディー用でした。ホイール用のクリアもあります。
スイフトスポーツ(ZC33S)ブレーキキャリパー塗装┃完成!
なんだかんだバタバタ、バテバテ状態で結局1日は終わらず1日半かかりました(汗)
マスキング外してしっかり乾燥した状態がこちら。
まずはフロント。
もう1枚。
マスキングも上手にできていたようです。パッと見は分かりません!
色も発色は良く、鮮やかですがメタリック感が足りないのか黄色に近い色ですね。塗り重ね過ぎたのか?
続いてリア。
ゴム部やキャップ部はしっかりとマスキングしていたので後塗り感は少ないかと。
ローターに塗料が付いてますが、そのうち取れるでしょ。ダメならシンナーで拭き取ります。
最後にホイール履かせてからパチリ。
↓フロント↓
少し引きで。
↓続いてリア↓
引きます。
ホイールの色とも合ってて、ホイールよりは明るい色なのでさり気なく目立ってくれてます。
派手過ぎずさり気なく目立つ。これが好きなので満足しました。
ちょっとしか見えない場所ではありますが、少し目立つ色にするだけでおしゃれに見えます。
やる気と時間さえあれば、費用はそこまで掛かりませんので連休中などにチャレンジしてみては如何でしょうか?
ちなみに、この作業しながらウイングのウレタン塗装の補修も同時進行で進めてました(笑)↓
↓今回の作業もこちらに追加します↓
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