「マザーボード」は自作PC初心者でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
どのPCでも土台となる大きな基板が入っています。これがマザーボード。
マザーボードはCPUをはじめ各パーツを接続し電源供給や相互に通信させてひとつのPCとして動作させる橋渡し的な役割を持っています。
「メインボード」「システムボード」とかも言われたりします。
当然、自作PCにもマザーボードは必須で自分で選定する必要があり、これまた少々注意しておくことがあります。
まずは選定時のポイントや注意事項、そして購入したマザーボードを紹介したいと思います。
【自作PC】マザーボードについて│選定のポイント
マザーボードの選定ポイントとしては主に3つ。
- サイズ
- チップセット
- 端子類
サイズ
マザーボードのサイズには規格があり、大きいサイズから「ATX」「microATX」「Mini-ITX」の3種類がメインで使われます。
- ATX：305mm × 244mm
- microATX：244mm × 244mm
- Mini-ITX：170mm × 170mm
サイズが大きいほど搭載できる端子や拡張スロットが多くなるので良いのですが、大きいだけに搭載できるPCケースも大きくなります。
大きさにこだわりなく（大きくなってもOK！）、今後の拡張性も考慮しておきたいならATXを選択したほうが無難かと。
逆に「コンパクトこそ正義！」って方はMini-ITXなんかを選定しますが、上記記載のサイズでも分かるように搭載できる面積が極端に狭いので必要な端子やスロットが足りるかしっかりと検討しておく必要があります。
チップセット
チップセットはCPUで処理されたデータをマザーボードに接続された機器（SSDやグラフィックボードなど）に送ったり管理したりしているもので、マザーボードに組み込まれてます。
そしてこのチップセットは、マザーボードのメーカーが製造しているのではなくCPUのメーカーが製造しています。
これでお気付きかと思いますが、重要なのは選定したCPUに対応したチップセットが搭載されたマザーボードを選ぶ必要があるってこと。
例えば、今回購入したCPUはAMD製のRyzen7 5800X（Ryzen5000シリーズ）なのでAMD公式サイトを確認したら
基本OKなチップセットは、X570・B550・A520・X470・B450なのが分かる。
ちなみにAMDの場合、最上位のチップセットは「X570」なので予算に余裕があればこちらを選択してきたいもの。
端子類
端子の種類や数はチップセットの仕様でほぼ決まります。
自作PCを組み上げるにあたってどのような仕様に仕上げたいかを事前に考えて必要な端子が備わっているかを確認しましょう。
ちなみに今回考慮したのは、メモリスロットの数、SSD M.2搭載、グラフィックボード用拡張スロットなどの部分に今後の追加も含めて余裕があるかを確認しました。
ATXサイズを選定していればあまり困ることはないと思いますが、Mini-ITXなどの小さい基板は注意しておきましょう。
【自作PC】マザーボードについて│MAG X570S TOMAHAWK MAX WIFI 開封
っということで、今回選定したマザーボード。
MSI製の「MAG X570S TOMAHAWK MAX WIFI」です。
- AMD Ryzen 5000 シリーズプロセッサー (Socket AM4)対応
- 2 x M.2 Gen4 x4スロット (64GB/s)搭載
- 2 x PCI-e 4.0 x16スロット(AMD CrossFire テクノロジー対応)搭載
- 4 x デュアルチャンネル対応DIMMスロット (5100 MHz / OC)搭載/DDR4 Boost採用
- Audio Boost 5準拠の7.1 HD Audio搭載
- 2.5G LAN イーサーネット搭載
- HDMI 2.1、USB 3.2 Gen 2 A & Cポート(10Gb/s)搭載
- Intel Wi-Fi 6E AX210、Bluetooth 5.2搭載
選定したCPUにも対応、SSDもM.2 Gen4 x4スロット搭載で高速動作、メモリスロットもデュアルチャンネル対応が4ポート、グラフィックボードの接続も問題なし。
チップセットは最上位のX570を搭載。
CPUは、Ryzen7 5800XもOK。
外箱裏面。
開封。
本体は置いといて付属品関係はこのくらい。
SATAケーブルは片方Ｌ型とストレートの2本しか付属されてませんので必要あれば別途購入しておきましょう。
使いませんでしたが中央のネジはM.2の固定用、右側に見えるのはドライバーが入ったUSBメモリのようです。
Wi-Fi搭載モデルなので専用のアンテナも付属。薄っぺらい箱にはこれだけ入ってました。
ステッカーや説明書などなど。
ちなみにステッカーは貼らないけど捨てきれない派です（笑）
取説はしっかり日本語付きで詳しく書いてますのでそこまで困らないかと。
そしてマザーボード本体！
有名メーカーだけあってかっこいいですね。
マザーボードの端子配列はこんな感じ。
背面のI/Oパネル。
端子構成はこんな感じ。
I/OパネルはこのままPCケースにピタッとハマります。
以上、開封と簡単な外観紹介でした。
【自作PC】マザーボードについて│まとめ
自作PCのパーツ選定はCPUから選び、マザーボードはそのCPUの仕様に合うものの選定が必要。
サイズも接続したい拡張スロットなどとPCケースに合わせて選定する必要がありますのでご注意を。
PCは数年は使用するものですし、使っていて機能や性能を上げたい場合に備えてできれば最新で余力のあるのものを選んでおくことをおすすめします。
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