自分の愛車であるスイフトスポーツ ZC33Sにパーツを付けると「私のライズにも付けて~」と付けるまで言い続けるウチの嫁。
過去、Androidナビもスイスポから移植して取り付け、今回はダメ元でスイスポに付けてみて結局動かず保管していたエンジンスターター(カーメイト TE-W80PSB)です汗
嫁の要望もありますが、買って放置ももったいないし時間ができたら付けてみたいし、何よりブログのネタにもなるのでこの年末、仕事が休みになった日に極寒の中で取り付けを強行しました!
ちなみにスイスポに取り付けたエンジンスターターの記事にも嫁車に付けようかと予告的に書いてはいます。
今回はスイスポのようにMT車ではないので、取説通りに付けていくだけだし~と簡単に考えていましたが、まぁなかなか手間が掛かりました^^;
カー用品店などで取り付けてもらうと20,000円程度の工賃が掛かるため、多少の配線作業ができるならネットで安く購入して自分で取り付けるのが断然お得になるのは当然です。
ただ、あまり経験がない方やどのくらいの作業内容なのかを知りたい方は、ぜひこの記事を参考にして挑戦してみてください。
TE-W80PSB エンジンスターター取り付け┃メインユニット
今回購入したのは(というか買って保管してたのは)カーメイト製のTE-W80PSBという型式になります。
詳しくは公式サイトを見ていただければと思いますが、この機種なんと言っても凄いのは「とんでもない通信距離」なんです!しかもアンテナ内蔵タイプ。
最大15,000mです!市街地でも1,500mらしく「そこまで離れた場所からエンジン掛けんやろ~」感はありますが、大は小を兼ねる訳でこれくらい通信距離に余裕があると安心感があります。
見た目もスタイリッシュでかっこいいので、スイスポに付けられなかったのは非常に残念で仕方ないです…しかもおこぼれ待ちの嫁車に付けるなんて(泣)
開封です。蓋を開けるとまずリモコンが鎮座しています。
スイスポに取り付けたコムテック WRS-40は、ケーブル類と一緒にまとまってゴソッと詰め込まれていたので、この辺も価格差を感じます。
リモコンが入っている蓋を開けるとメインユニットやケーブル類が入っています。
入っていたのはこちら。
リモコンとメインユニットです。
アンテナユニットです。アンテナユニットは防犯用に駐車中は赤いLEDが点滅してくれます。
ケーブル類です。本体ユニットにはどの車種にも必ず使うものだけ入っています。
次に紹介しますが、他にも車種ごとにオプションアダプターが数種類必要になります。
他付属品です。エレクトロタップやヒューズです。
メインユニットを少しお見せします。
正面から見て両側面には各アダプターからの配線を差し込むコネクタがあり、手前側面には各車種ごとに決められた設定にするスイッチが並んでいます。
ちなみにライズの場合は、「5」だけをONにします。(パーキングブレーキの配線も繋いだときのみ「1」もON)
四隅には結束バンドを通して固定できる穴がありますので、配線後にまとめて固定できます。
裏面には付属の両面テープを使い貼り付ける場所が2箇所あります。
唯一本体から飛び出しているケーブルは車内温度を計測する温度センサーと、オプションでエンジンスターターのリモコンでドアロック/アンロックができるケーブルの接続コネクタです。
リモコンです。アンテナ内蔵タイプなのでシンプルですが、少々厚みがあります。
何気にボタンを押してみたら電源入っていました。電池もそのままの状態で入っていました。
ちなみに1台しかない大切なリモコンを保護したい方は、専用のシリコンカバーもあります。
アンテナユニットです。駐車中は赤いLEDが点滅して防犯にも役立ちます。
見た目もいいですね、しつこいですがスイスポに付けたかった…
電源関係のケーブルと各信号ケーブルです。
あとは、取説関係とおそらく貼ることのないステッカーです。
メインユニットには以上が入っていました。
TE-W80PSB エンジンスターター取り付け┃オプションアダプター
「メインユニットだけあれあれば取り付けできる!」と言いたいところですが、各車種ごとに必要なオプションアダプターが必要です。しかもそれなりの金額がします…。
この辺もしっかり確認して予算を見ておきましょう。
車種ごとに必要なアダプターはカーメイトのホームページから検索できます。参考にライズの場合のページリンクを貼っておきます。
上サイトの「車種別配線情報」のPDFに必要なアダプター型式と配線方法の情報が記載されていますのでプリントアウトしておきましょう。
ちなみに余談ですが、スイスポに取り付けようとしたときに購入していたアダプターは全て型式が違い使えませんでした(泣)
今回はライズに必要なアダプターを紹介します。
ライズに必要なオプションアダプターはこの3点です。
- TE162:プッシュスタート車対応アダプター7
- TE213:始動判断アダプター2
- TE404:ドアロックアダプターTYPE4(※)
※リモコンでドアロック/アンロックがしたいなら必要です。
TE162:プッシュスタート車対応アダプター7
TE162:プッシュスタート車対応アダプター7 です。
TE162にはこれだけ入っています。
このエンジンスターターはスペアのスマートキーが必要になります。
説明が難しいですが、スマートキーの信号をキースイッチに伝えあたかもスマートキーが車内にあるようにしてエンジンを始動させます。
中身はこんな感じ。この丸いコイルがある部分にスペアのスマートキーを固定します。
上右の画像の輪っかは、キースイッチの裏に取り付け、スマートキーの情報を出すやつのようです。
上左のケーブルはプッシュスイッチの配線に接続するケーブルです。
TE213:始動判断アダプター2
よく分かりませんが、ライズは車両特性によって始動判断ができないようでこのTE213アダプターも必要とのことです。
中にはこれだけ入っています。
アダプター本体とケーブル類、エレクトロタップなどの付属品です。
側面にはケーブルの接続口と反対には設定のスイッチがあります。ライズの場合、設定のスイッチは全てOFFのままでOKのようです。
で、またもケーブル類です。
見てきただけでも繋いでいくのが面倒でやる気を失いかけます(汗)
TE404:ドアロックアダプターTYPE4
リモコンでドアロック/アンロックをしたい場合には必要なドアロックアダプターです。
リモコンでのドアロックなどが不要あれば購入は不要ですが、「せっかくなら付けておきたい」と思うのは当然なもので…メーカーの戦略にまんまと乗せられている感がありますが仕方ありません。。。
こちらが中身です。
アダプター本体です。
おそらく中身はただのリレーじゃないかな。接続などが専用なので仕方ないですが。
両側面には接続口があります。
あとはまたもケーブル類。
取説通りに繋いでいくだけとはいえ、結構な本数があります。
TE-W80PSB エンジンスターター取り付け┃配線手順
さて配線に入っていきます。
先程も触れましたが、カーメイトのホームページから車種別の配線ガイドがダウンロードできますので事前にプリントアウトしておきましょう。
↓ライズの場合はこちらからどうぞ↓
配線する場所やケーブル類は上サイトの説明に記載があるので、配線についてはざっくりと説明させてもらいます。
エンジンスイッチ裏
エンジンスイッチ部を内張り剥がしで外します。少し固いですが、グッと突っ込みましょう。
外れると裏に2本のコネクタが刺さっているので外します。
左にある白いホースのようなものは外し方が不明でしたのでそのまま進めました。
作業してたら分かりますが、外す際にシフトレバーが邪魔になりますのでDレンジまでずらします。エンジンを掛けてないのでブレーキを踏んでもシフトレバーは動きません。
なので、強制的にシフトレバーのロックを解除します。
シフトブーツ右上に三角のカバーがあるので外します。すると中に白い丸ボタンが現れます。
この白い丸ボタンを押しながらだとシフトレバーを動かすことができます。
こんな感じ。随分と作業がしやすくなりました。
エアコンの操作パネルを外します。上画像の白い四角のユニットを外すため、四隅のネジを外します。
するとボロっと取れます。
これでエンジンスイッチ裏の配線ができます。
TE162に付属されている輪っか(ループアンテナと言うそうです)をエンジンスイッチ裏に取り付けます。
こんな感じで仮付けしてみます。極力パネル面側(画像で見ると奥まで)に付ける必要があるそうです。
位置決めができたら付属の海苔みたいなテープで固定していきます。
お手本になるか分かりませんが、こんな感じで取り付けて反応したので大丈夫と思います(汗)
プッシュスタートスイッチに接続されているコネクタに配線を割り込ませます。
ケーブルにはモフモフが付いたコルゲートチューブが巻かれているので中身の配線を傷つけないようにめくります。
TE162に付属のケーブルを上画像の線に割り込ませます。
フットブレーキコネクタ
フットブレーキのコネクタに配線を割り込ませます。
まず上画像のパネルを外します。引っ張れば外れますのでおりゃ~といっちゃってください。
フットブレーキの上に異色を放ったコネクタがありますのでこれを外します。
被覆が邪魔なのでエレクトロタップが接続できる程度まで剥がし、本体付属のケーブルを割り込ませます。
運転席右側のコネクタ
運転席右側下のコネクタに配線します。上画像のパネルを外します。
足元のパネルから外していきます。
左奥にある樹脂ナットを外します。これでパネルは外せます。
外せました。正面に見えるコネクタの上の黒いコネクタを外します。
割り込ませるのはこの2本。
TE162に付属のケーブルを割り込ませます。
運転席左側コネクタ(OBD2)
メインユニット付属の始動判断ケーブルを接続します。
運転席左側、上画像の赤丸部になります。
拡大がこちら。
コネクタ両端の爪で固定されていますので外します。
割り込ませるのはこれ。
助手席グローブボックス裏
次は助手席グローブボックス裏のコネクタに割り込ませます。
配線は1本だけですが、少々これが厄介です…
まずはグローブボックスを外します。
グローブボックスを開けると両側にストッパーで引っかかるのでそこを外します。少々力が必要ですので頑張って。
左側にはグローブボックスを開けたときに勢いを抑えるためのダンパーが付いていますので、ラジオペンチなどでつまんで外します。
はい、グローブボックスが外れました。
左側にヒューズボックスが見えますが、目的の配線は手前のコネクタではなくこの裏側になります…
上画像の赤丸部のボルト(右下)とストッパー(上)を外すとヒューズボックスが手前に引っ張り出せます。
特に上のストッパーは樹脂が薄いのか、あまり力入れてしまうと折れますのでご注意を。実際に折ってしまいましたので(泣)
このくらいまでは引き出せます。
赤矢印のコネクタを外します。引き出してますが、ほぼ手探りです。「ふが~!」「うお~!」とお好きなように叫びながら外してください。ここが一番しんどかったです(汗)
ドアロックアダプター接続
オプションではありますが、ドアロックアダプターTE404の接続です。
またも運転席右側のコネクタへ割り込ませます。ドアロックアダプターは上画像両方のコネクタへ接続します。
まずはTE404付属のケーブルの黄・黒のギボシを外して付属のケーブルを接続します。
外して使わないケーブルはビニテなどで絶縁処理しておきます。
接続内容はこのようになります。
電源は上画像左上のピンク線。付属の青のエレクトロタップで接続します。
アース線は近くのボディーへ接続してください。
アース線はあまり長くないので、最終的な各アダプターの固定場所によって決めてください。
2本のケーブルをカットしてTE404のケーブルを接続し、アダプターを中継するように接続します。
スマートキー設置
スマートキーをアダプターに取り付けます。
内蔵されている鍵とボタン電池は不要なので外します。
鍵は、スマートキー裏にあるレバーをずらしながら引き抜けば取れます。
取り外した鍵を使って側面にある溝に鍵を刺してクルッと回せば蓋が外れます。
外れたらボタン電池を取外してください。
ライズの場合、スマートキーは一番下(上画像では左端)に合わせて固定します。
ズレないように付属の結束バンドでしっかり固定します。
メインユニットと各アダプターを接続
メインユニットとそれぞれのアダプターを接続していきます。
接続ミスなどがあると後々面倒なので、この時点ではケーブル類はそのままのほうが良いと思います。
全部接続したらこんな感じです(汗)
動作確認が終わればこのくもの巣状態のケーブルを綺麗にまとめて本体と各アダプターをどこかにまとめないといけません。
TE-W80PSB エンジンスターター取り付け┃動作確認
初期設定はメインのスマートキーを車内に持ち込み、フットブレーキを踏まずにエンジンスイッチを2回押し。
メインユニットの表示灯が消灯したら設定完了です。
始動方法は、エンジンマークを1回押して真ん中の丸ボタンを押すと始動準備にかかります。
「WAIT」の表示が出ます。始動できるか色々と確認してるのでしょう。
ブレーキランプが点灯してエンジン始動しました!OKです。
始動ボタンを押してから約7~8秒程度でエンジンが掛かりました。思っていたよりゆっくりです。
もちろんエンジン始動以外に、エンジン停止、チェックモードでは車内温度やバッテリー電圧、ドアロック状態なども確認可能です。
このエンジンスターター、少し難点がありましてエンジンスターターで始動してリモコンでドアロック解除して乗り込みますが、フットブレーキを踏むとエンジンが停止します。なので、再度エンジンを始動して出発する必要があります。
これはこの機種の仕様なので面倒ですが仕方ないですね…
以上で作業完了になります!お疲れ様でした。
これで嫁からも「自分ばっかり家から暖機運転できていいよね~」ってひがまれなくてすみますwww
それなりに配線経験がある自分でも丸一日掛かりました(汗)約2万円の工賃を浮かせたい、または興味がある方は是非挑戦してみたてください!!
↓今回購入したパーツたち↓
↓結局スイスポにはこちらのエンジンスターターを取り付けました↓
↓こちらも嫁からせがまれライズに移植したAndroidナビです↓
↓ライズ(ロッキー)に社外ホーン付けたいならこちらを参考に↓
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