黄ばみやくすみが目立ったヘッドライトだと、どうしても「古臭い」印象になってしまいますよね。
市販品でも専用のヘッドライトクリーナーがたくさん出ていますが、劣化が激しい場合は完全にきれいにすることができません。
そこで登場するのが、「耐水ペーパー」です。
きれいな下地を作り出すことで、透明感のあるヘッドライトへ変わります。
この記事では、実際に劣化や小キズが激しいヘッドライトを耐水ペーパーとピカールで磨いた手順を説明します。
ヘッドライトの激しい劣化は耐水ペーパー
まずは、この実験台になった私のセカンドカーのヘッドライトの状態を見ていきましょう。
私のセカンドカー情報
- 車種:ダイハツ ムーブ
- 年式:2007年式(約12年落ち)
- 保管状態:常に青空駐車
如何でしょうか?
年式からして仕方ないのですが、ヘッドライトがくすんでいると古臭いですよね?
今回は、こいつを少しでも若返らせてみたいと思います。
黄ばんだヘッドライトを確認
ヘッドライトを見るとこんな感じ。
いい感じに黄ばんでいます(笑)最高の実験台です。
では、早速作業に掛かっていきます。
ヘッドライト磨き 作業準備
まずは、作業準備を行います。
本来なら洗車をしてきれいにしてから磨いた方が良いのですが、時間の兼ね合いでヘッドライトだけホコリなどを拭き取りました。
砂などが付着していると余計な傷が付いてしまう可能性がありますので、きれいに洗うようにしてください。
そしたら、ヘッドライトの周りに傷が付かないようにマスキングテープで養生していきます。
今回使用したのは、50mm幅のマスキングテープです。
マスキングテープは、幅サイズが数種類ありますので15mm程度のものと50mm程度のものを持っておくと細かい箇所と広範囲の養生が可能になるのでおすすめです。
こんな感じ。
50mmのマスキングテープだけだと曲線の部分がきれいに貼れないのでご注意ください。
何度か貼り合わせながらすれば何とかなりました。
ヘッドライト磨き ピカールで代用
ヘッドライト磨きで耐水ペーパーを使うのは、劣化が激しい場合です。
劣化が激しいと言ってもどのくらいか分からないと思いますので、まずは研磨剤で磨いてみます。
今回使用したのは、金属研磨剤で昔から有名な「ピカール」というものです。
大容量ながら低価格の研磨剤で、主な使用目的は金属の研磨に使うものです。
ネットでもピカールを代用している話題もあり、本当に代用できるか試してみたいこともあり今回使ってみます。
研磨した前後の比較ができるように、片方のヘッドライトの左右にマスキングテープで際目を付けて違いが分かるようにしてみます。
比較的劣化が激しくない中央側だけ磨いてみました。
マスキングテープで分かりにくいですが、透明感が出てきているのが分かるかと思います。
分かりにくいので、境目のマスキングテープを剥がしてみたのがこちら。
如何でしょうか?
結構違いが分かります!
磨く作業は、それなりの重労働ですがやる気が出てきました。
残り半分も磨いていきます。
写真を撮るのに映り込みが大変なくらいに、透明感と輝きが出てきました。
磨く前のような状態の劣化具合であれば、研磨剤だけで何とかなるのが分かりました。
・・・ただ、近くで見ると残念な部分があります。
写真では分かりにくいのですが、外はしっかり磨けているのですが内部の劣化があるのです。
さすがにこれは、手の施しようがないので諦めます。(やる人は分解して内部も磨くツワモノもいるようですが)
ヘッドライト磨き 耐水ペーパー登場
全体的に透明感が出たのですが、別の箇所には小キズや激しい劣化がある箇所が・・
これ、ピカールでこれでもかと磨いた後です。どれだけ磨いてもこのくらいの状態では傷は消えませんでした。
そこで、ようやく耐水ペーパーの出番です。
実は、耐水ペーパー買わなくてもいいかな?とか思っていましたが、買ってて良かった(笑)
耐水ペーパーは、研磨面の粗さが数値で分けられており数値が小さい方が粗く、大きい方が細かい並びになっています。
ヘッドライト磨きには#400~#2000(本当は#3000まで欲しい)の粗さが最適です。
この耐水ペーパーは、粗さごとに色分けされており分かりやすいのが特徴です。
色分けされていない物だと、裏面に数値が印刷されていたりします。
耐水ペーパーの特徴は、削っていくと削った粉が付着して目が潰れてしまいますが、その粉を水で洗い流すことで復活させることができます。
っということで、削る前にバケツに水を入れておきましょう。
水の量はそこまで多くなくてOKです。
それでは、早速磨いていきます。
耐水ペーパーでの研磨は、目の粗い順にしっかりと磨いていきます。
水を付けながら滑らすようなイメージで。粉が付着してきたら水で流して磨くを繰り返します。
注意するのは磨く時、ついつい円を描いて磨きがちですが磨き跡が目立ちますので必ず一定方向へ直線的に磨くようにしてください。
粉が付いていると、どのくらい削れたか分かりませんのでウエスなどで拭き取りながら状態を確認しながら行ってください。
ヘッドライト磨き 耐水ペーパーの使い方
- 粗さは細かくなるほど数値が大きくなる
- 粗さは#400~#3000が理想
- 水を付けながら一定方向へ
- ウエスなどで拭き取りながら常に状態確認
結構小キズが入っていくので不安になるかもしれませんが、徐々に目が細かくなっていきますので安心してください。
1番細かいところまで削り終えたら、改めてピカールで磨いていきます。
初めの小キズがあったものとの比較がこちら。
小キズが消えて元の透明感が出ました。
耐水ペーパーを使う時の注意事項
耐水ペーパーは、研磨していきますので養生しているマスキングテープの付近を削っていくと水で濡れていることもあり、マスキングテープも削れていきます。
磨くのに集中していたらマスキングテープが削り取れて、ボディーが見えて傷を付けてしまう可能性がありますので注意してください。
私は「おっ!」と気付き、2重に貼り直しました。
ヘッドライトの激しい劣化は耐水ペーパー まとめ
今回は部分的に耐水ペーパーを使いましたが、それでも結構な労力が掛かります。
全体的に劣化が激しい場合は、それなりに大変な作業になりますので覚悟して挑戦してみてください。
私は夏場で扇風機を全開にしても大汗でした・・・。
ヘッドライトの激しい劣化は耐水ペーパー まとめ
- 劣化がそこまで激しくない箇所は耐水ペーパー不要
- 周りの養生はしっかりとする
- 耐水ペーパーの使い方を理解する
↓ ピカールでヘッドライトを磨いてみた記事はこちら ↓
↓ 市販品のヘッドライトクリーナーの使用レビューはこちら ↓
他にも洗車についての記事をいくつか書いています。
気になる方は、こちらよりご覧ください!
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