今や時代遅れ感は否めない「シリコン洗車」ではありますが、数年前に知って気に入ってから以降はシリコン洗車一筋!って方もいるようで。
そのくらいシリコン洗車にはハマってしまう何かがあるのでしょう。今更ながらその一員となりました(笑)
今までは、シャンプー・水アカ取り・鉄粉取り・ガラスクリーナー・ボディー用コーティング剤・ガラス用コーティング剤・タイヤは~・・・と洗車道具入れがパンクして買い足すくらいの商品を使い分けてきた身としては、このシリコーンオイルだけで済ませようという発想が非常に衝撃的。
なんですが、複数台に何度も施工してると…
「簡単すぎてやる気が出な~い」
っと、パンで出来たヒーローのようにテンションが上がりません。。
簡単にキレイを維持できることはとても良いことなんですが、洗車好きには正直物足らないのも事実。
そんな方たちが次に走っていくのが「調合欲求~♡」
ってことで、本記事では調べると案外皆さんやってるシリコーンオイルにカルナバロウ混合でカルナバシリコンを作って施工してみたいと思います。
そもそもカルナウバロウ(カルナバロウ)って?
洗車好きならご存知のカルナバロウ。ワックスなどに含まれる艶出し保護の自然由来のもの。
「カルナウバロウ」ってのが正式?カルナバロウが馴染みがあります。どっちでも良いみたい。
ブラジルロウヤシっていうヤシの葉を乾燥させて取り出す天然の成分で希少価値があり、カルナバ含有量でワックスの価格が決まるくらいのすごい存在。
と言っても自然由来の油ですから耐久性はあまりありません。
なんですが、あの濡れたような深い艶感が出せるワックス沼から出られない、いや、出たくない方がいるのも良く分かります。
以前よりガラスコーティング剤をいくつも試しては水アカ、雨染みに悩まされてまして。。。
ガラス系のコーティングはガラスで膜を作ったかのようにパキッとした艶感で耐久性もあり良い感じなんですが、そのガラス成分って水アカと超仲良しらしく、ちと油断したらボディーはウォータースポットまみれでなかなか落ちない…(泣)ってことになっちゃいます。
別にガラスコーティングを否定してるわけではなくて「何を求めるか?」ってことで方向性が変わってくるんだなと実感した次第。
で、耐久性とパキッとした艶だけど水アカに気を遣うガラス系ではなく、耐久性はないけどヌメッとした深い艶と容易なメンテナンスができるワックス、シリコーンオイルなどの油脂系へシフトしました。
カルナバシリコンを作ってみた
そんなこんなで、カルナバもシリコーンオイルも油脂系。
「艶+艶=艶々なんじゃね?」
って思う方?は当然自分だけではなく、シリコン洗車をしていく中で気になってくるみたい(笑)
やってみないと分からない性分なので、早速やってみます。
ちなみに「シリコン洗車?」「シリコーンオイル?」って方は先にこちらをどうぞ↓
まず容易するのは、当然「シリコーンオイル」これね↓
今回は混ざりやすそうな粘度の「50CS」でやってみます。
シリコーンオイルには様々な粘度に調整されたものが販売されてますのでご注意。
粘度による違いがどうなるの?って方はこちら参照↓
そして今回の目玉商品。カルナバワックスです。
容量は少ないものもありますが、当然少ないほど割高。
なので単価が安い300gにしましたが・・・
お、多いかもしれない・・・
まぁ、腐るものでもないし…大切に保管して少しずつ使っていきますw
ブラジル産のカルナバワックス。この響きだけでもテンション上がります!そうでもないっすか?
購入したのは粉末タイプ。他にはフレーク状なんかもありますが、溶かすならこっちが良いかと。
当たり前ですが、粉末なので超~粉です。若干黄色味しててホットケーキミックスみたい。
ワックスを入れてみる
分量としては
シリコーンオイル 200ml に対し、カルナバ 大さじ1
が基本?みたい。あとは好みと経験かと。
ホントに粉。小麦粉レベル。
ちょっとした料理みたい。違うか…
ボトルは100均のドレッシングボトルが余ってたのでとりあえず。目盛りは水で計測してマジックで書き足しておきました。
今回は試しで200ml作りますが、もしかしたらめっちゃ良くて大量生産が必要になるかもなのでフルで目盛り書いときました。
どうやらサラ~っと溶け合ってくれそうにはないですね・・・
とりあえずしっかり振ってみます。
おっ!溶けた?? 練乳みたい。
案外、簡単に混ざるものですね~
っと、翌日・・・
分離…。というか、あまり溶けてないですね。
粘度があるシリコーンオイルの中に細かいカルナバがゆっくり舞ってただけみたい。
振ったらしばらくは拡散されるのでこのまま使っても良いかもしれませんが、この状態見るともうちょい溶け込まないかな~って思っちゃう。
なんか、このままでも全然使っちゃってる方もいるのでOKなんでしょうけど・・・なんかねぇ。。
ワックスを湯煎して溶かしてみる
もうちょい溶け込まないかなってことで、ちょっと温めてみようと。
ちなみに、カルナバロウの融点は80~87℃みたいなので、湯煎してみます。
入れていたボトルは耐熱温度70℃だったので、その辺の空き缶へ移して湯煎。
お椀にワックスシリコンを入れた缶を置き、熱湯をたっぷり注ぐ。
あとは割り箸でひたすら混ぜ混ぜ。5分くらいかな。
お湯が冷めてきたら再度熱湯と入れ替えて更に5分混ぜ混ぜ。
ここまですればしっかりと溶け込むでしょ!!
ってことで翌日。
またしても分離してます。。
けど、画像では分かりにくいですが今回は湯煎したおかげか、ワックスの粉末がモワモワ状態に。そもそも完全には溶け込まないのかもしれません。
ワックスシリコンを使ってみた
ってことで、これ以上の溶かし込みは諦めてこの状態で施工することに。
今回はワックスっぽく、ショップタオルでなく洗車スポンジをカットしたもので塗り込みました。
ショップタオルよりも均一に塗布できてる感があり使用感は上々。市販のワックス用のスポンジなんかでも良いかも。
ただ、どちらも塗布する手はギトギトになりますが数回したら慣れました(笑)
肝心の艶感は?ってことなんですが、相変わらず白いボディーしかなくぶっちゃけワックスの有無での違いは肉眼でも分かりません(汗)
撥水もご覧の通り、まん丸水滴とまではなってないですね。
まぁ、シリコン洗車には防汚性を最優先で施工しているのでしばらく施工を続けて変化を見ていきます。
ちなみに、このワックス&シリコーンオイルの組み合わせ。
市販品にも案外あります。
例えばコレ↓
ウイルソンから販売されてる「艶出しポリマー」
成分は「シリコーン」「カルナバロウ」「アニオン系界面活性剤」
商品化されてるってことはそれなりに効果はあるってこと…かな。
最近、シリコーンオイルの艶感に慣れてきてしまって違いが分からなくなってきてるのは否めません。。
カルナバシリコン まとめ
ってことで、今回はシリコーンオイルに粉末のワックスを混ぜて特製シリコン洗車をやってみました。
シリコーンオイル単体でも艶感や防汚性ってのはあるので洗車のたびに塗布して完了!ってのもアリだし、今回みたいに何かをブレンドしてどんな撥水や艶が出るかを楽しむのも面白いかと思います。
個人的にはシリコーンオイルを塗布する前に下地に「何か」を施工して撥水性能を見てみるのも楽しい!
やはりシリコン系やワックス系なんかは相性が良さそう↓
記事にはしてませんが、下地処理とポリマーコートが同時にできる「ブードゥーライドのシルク」を使ってみても良い感じに仕上がります。
シルクも成分に変性シリコーンが入ってます。
下地処理でクスミや汚れを落としつつシリコンコーティングからのシリコーンオイル塗布。良い感じです。
正直、シリコン洗車は長期間の耐久性はありません。が、自分のようにこまめ洗車をする方はこれがデメリットではなく色んなことを試せるメリットに感じるのでは?
ってことで、また面白い組み合わせを見つけたら試して紹介します。
では。
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