洗車をしっかりと終わらせたものの、ついつい後回しになってしまうのが車内清掃です。外観をきれいにするのも当然ですが運転中、常に見て触れているのは車内ですので快適なドライブのためにもしっかりと掃除しましょう。
この記事では、車内清掃の手順から見落としがちな汚れた場所の説明、掃除に必要なアイテムを紹介します。
代表的な車内の汚れ
車内の汚れで代表的なものは、以下となります。
- 砂、泥汚れ
- 手アカ
- 食べこぼし、飲み物のシミ
- ホコリ、髪の毛
砂・泥汚れは、やはり土足で乗り込むので当然マットには積もってしまいます。その上に雨の日などの水分が付着するとマットに染み込み、落ちにくい汚れになってしまいます。
手アカは、主に触る箇所(ハンドル・シフトレバー・ドア・ナビなど)にはしっかりと付いているでしょう。
お子様がおられる場合などは、特に食べこぼしや飲み物のシミなどは気になるところだと思います。
車内清掃のやり方
車内清掃のやり方としては、以下の手順で行います。
- フロアマットの掃除
- シートのホコリ取り
- フロア・シートの掃除
- 壁・天井の拭き上げ
- インパネ周りの拭き上げ
- 内窓の拭き上げ
それでは順を追って説明していきます。
フロアマットの掃除
フロアマットの掃除は、まずフロアマットを取外します。マットを軽く叩きながら砂などの落とせる汚れは事前に取っておきます。
このとき、あまり強く叩きすぎるとマットの裏のゴムシート部分が破れてしまう可能性がありますので注意してください。細い棒などではなく布団叩きのような広い面積で優しく叩くようにしてください。
ある程度落とせたら、水洗いをしていきます。ホースで水圧を掛けて落ちない汚れを掻き出します。洗車用のブラシなどを使って擦りながら落とすと良いでしょう。
どうしても落ちない汚れは、洗剤を使ってブラシで擦るとしっかり落ちると思います。ブラシはフロアマットやフロアの掃除などにも使用できますので、持っておけば大変便利です。
洗剤は、しっかりと洗い流したら日の当たる場所に並べて乾燥させます。先にフロアマットの掃除をするかというと、作業性もありますがフロアマットは水洗いして乾燥が必要ですので1番最初に行っておくと全体的な効率が良くなります。
シートのホコリ取り
布製のシートの場合は、ホコリが付着していますので布団叩きなどで叩き出します。ホコリが舞いますので、ドアは全開にして行いましょう。
車内ですので、ハンドルなどが邪魔をして叩きにくいが場合があったりナビなどにぶつける危険もありますので十分注意してください。
ホコリを叩き出したら、インパネ周りやダッシュボードにホコリが積もってしまいます。積もったホコリは、吹き飛ばしておくと後々の掃除が楽になりますのでおすすめです。
ホコリを吹き飛ばすのにおすすめなのは、「ブロワ」と呼ばれる道具です。ブロワは、強力な風を起こすことができるのでホコリ飛ばしには最適です。
ブロワについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
フロア・シートの掃除
シートのホコリを落としたら、フロア・シートの掃除に入ります。
フロアマットを外した周りには、まだまだ砂などが落ちていると思います。また、髪の毛は意外と落ちているのに気付かないでしょうか?
砂などは、ブラシなどで集めながら掃除機で吸わせていきます。掃除機は、家庭用のコード式を持ち出せば良いですが、駐車場までコードが届かない場合は延長コードが必要になりますので事前に準備しておきましょう。
最近は、バッテリーの性能も良くなってきていますので充電式の掃除機を持っておいても良いと思います。小型で吸引力もありますので掃除機のサブ機として家中で活躍するのでおすすめです。
最近購入したスティック型の掃除機をレビューしていますので参考にしてみてください。
フロアなどに付着した髪の毛は、掃除機ではなかなか取れません。そこで活躍するのは粘着ローラー(通称:コロコロ)です。ご家庭に1つはあるのではないでしょうか?
一般的な幅のタイプでも良いのですが、車内の細かい部分にまで届かせるためには幅の狭いタイプを使うと便利です。
また、シートのシミなどは軽い汚れの場合は洗剤を使うと簡単に落とすことができます。
洗剤を熱めのお湯で薄めてスプレーボトルに入れて吹き付けます。数分置いてきれいな布で拭き上げるときれいになります。
洗剤は、洗濯用洗剤を代用しても良いです。シミの原因は、食べこぼしなどの油汚れがほとんどです。熱めのお湯を使うことで汚れを落としやすくし布汚れに強い洗濯用洗剤が効率よく汚れを落としてくれます。
どうしても落ちない頑固な汚れは、専用のクリーナーを使いましょう。参考に評価の高いクリーナーをご紹介しておきます。
壁・天井の拭き上げ
壁・天井の拭き上げには、しっかり絞った布で優しく拭き上げます。こちらも先ほどご紹介した洗濯用洗剤を薄めたものを使って拭き上げれば良いです。
壁や天井は、車種によっては汚れが目立たないようなグレーなどの色ですが、洗剤を使って拭き上げると意外と汚れています。
特に、換気のために窓を少し開ける方は、窓の上部が汚れているはずです。忘れがちな箇所ですのでお気をつけください。
インパネ周りの拭き上げ
インパネ周りの拭き上げですが、先ほどと同様に薄めた洗剤を使って拭いていって良いでしょう。特に手アカが付着していそうなハンドルやシフトレバー、ナビなどはしっかりと拭きましょう。
細かい箇所には、綿棒や割り箸に布を巻いたもの、ボタン類の周りには爪楊枝などを使うときれいに落とせます。
インパネ周りは、樹脂製で傷が付きやすいので気をつけて作業しましょう。
忘れがちな箇所として、ドリンクホルダー内は飲み物がこぼれたりホコリが溜まっていたりしますので、特に汚れが付きやすいです。ホコリなどを掃除機で吸って、ベタついた汚れはお湯で絞った布で拭くときれいに落とせます。
内窓の拭き上げ
最後に内窓の拭き上げをします。内窓には、ホコリなどはもちろんタバコを吸われる場合はヤニなども付着しています。
内窓の拭き上げで注意するのは、拭きムラができないようにすることです。せっかく拭いても拭きムラができると夜間の運転などで非常に見にくい状態になってしまいます。
明るいときに拭き上げると分かりにくいですが、見る角度変えるなどして拭きムラができないように注意してください。
窓用クリーナーを使うと、このような拭きスジや拭きムラができにくいように工夫されていますのでおすすめです。
内面・外面の窓ガラスの掃除に関しては、こちらにまとめていますので参考にしてください。
車内の除菌について
一昔前は、気にもしなかったのが「ウイルス」です。コロナウイルスにて多くの被害と犠牲者が出ています。
車内は、どうしても密集してしまうのは仕方ありません。だからこそウイルス感染について気になる方は多いと思います。
車内清掃のときは、すでに付着しているという意識で作業の前後でアルコール系の除菌スプレーなどを使い、しっかりと除菌しておきましょう。
特に車内は、手で触れる場所が多いのでハンドルやシフトレバーはもちろん、ワイパー・ウインカーレバーやグローブボックス、ドアレバーなどもお忘れないようにしましょう。
最近では、アルコール以外にも医療機関などでも使用されている微酸性電解水を超微粒子化して噴霧できるものも登場しています。
車内だけでなく家中どこでも使えるので、気になる方はチェックしてみてください。
車内清掃のやり方 まとめ
如何でしたでしょうか?車内清掃にも手順があり、順番を間違うと再度拭き取ったりと無駄が出てしまいます。
車内も結構汚れてしまいますので、定期的な掃除をおすすめします。
やはりきれいな車内空間は、良いものです。快適なドライブのためにもこの機会に車内清掃に取り組んでみましょう。
車をきれいにする全ての方法については、こちらをご覧ください!
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